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★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
11/15 WSがはじまる
 ワークショップが始まった。
 同時に三作品を考えている。特にコンヒューズすることはないが、しかし、なにかとじっくりした考えで事に当たれないのが少々辛い。
 
 今、改めて考えてみると「ガリバー&スウィフト」のヤノベさんとの制作や海外パフォーマーたちとの制作期間がなんとも楽しかったなあ、と改めて思う。これからどれだけ、あれだけ濃密な時間が可能か、分からない。
 次回作品は、これを追い求めてしまうとシンドイかもしれないが、また新たな方法で新たな局面を打開せねばならない。

 昨日は国際交流基金デーで、朝から審議員としての審議を行ない、午後からは公演課で、金の話で頭を悩ます。本当に基金はどんどん金がなくなり、昔の面影はどこにもなくなっている。まったくどこもかしこも戦略なき方法論だけで進んで行っているような気がする。

 私たちも同じで、どうやってやり繰りするか、それが一番苦しい。苦しいが、これはこれで非常にクリエイティビティに溢れることだと思うが、いかんせん、そういうことを分かってくれる人間はとても少ないのが残念。
 頭を使うと見えるモノが見えなくなってくる。しかし、頭は使わなければ見ることさえできない。が、頭を使うと人はバカになる。使わなくてもバカになる。要は感性を養い、モノを見るときは感性で見て、それをじっくりと後々で頭を使って考える。あるいは、頭をじっくり使って考えて、モノを見るときは感性に身を委ねる。そして再び考える。これができる人は、実はとっても少ないのだ。しかし、多くは自分はできていると勘違いしている。ああ、なんと救いようがないのだ、と唖然。演劇界の進歩の鈍さはここに起因する。みんな、頭の使いどころが違うのだ。オレから見ると間違っているのだけれど、ね。
 
by kikh | 2008-11-16 00:36 | 日々の記録
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