★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
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 「Nobody」稽古が昨日から始まっている。ずいぶん先の公演の稽古をするのは、今からやらないと間に合わないからである。大きな作品になる予定の「パンク・ドンキホーテ」よりも先の公演で、「パンク」は台本すら書いていないにもかかわらず「Nobody」を先にやるのは、これは若手中堅どころへの期待値が高いからである。文句ばっかり言っているけれど、その文句を超えて欲しいという意図はもちろんある。だが、どうにもなにか足りない。それは間違いなくリアリティである。
 
 イメージという言葉は非常に都合が良い。稽古をしていると、みんなすぐにイメージという言葉を使う。じゃあ、それがいかなるものか、突っ込んでいくと言葉が出てこない。支離滅裂になっていく。具体的な形を描かないからイメージに逃げる。イメージを本来、作るためには実は強烈なリアル感が大切であろう。特に抽象的なものを行なうときほど、全部が抽象ではつまらないものになる。抽象性が高ければ高いほど、それを身体で実際に形にしなければならない人は具象化しなければ、なにがなんだかさっぱりわからないものになる。

 今日の朝は、レクラム舎の鈴木一巧さんに会う。作品の振付依頼があったが、いかんせん、時間がない。なので、基本構造は作るとして、白井に任せることにした。あくまでも監修としては入るが、それ以上は難しい。鈴木さんは役者はすぐに演ずる上で、心に逃げる、と言っていたが、まさにそれもきわめてイビツだろう。
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by kikh | 2009-01-06 08:08 | 日々の記録
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