今日は公演初日。
相変わらず受けは非常に良い。観客はたむろして帰ろうともしない。出来は少し疑問符が付いたけれど。
さてさて、この劇場であるサリハラ。サリハラは、ある左翼系の人物が、雑誌を作り、すると大当たりして、大金持ちとなり、その結果、昨年秋に出来た劇場というか、アートコンプレックスである。なので、一通りのアートは揃っている。これを個人で、ジャカルタ南部の、どちらかと言えば、あまり文化的ではない地域に作ってしまった。個人で動かす規模がまったく違う。
サリハラは運営の問題などさまざまな問題が今後出てくるだろう。とは言え、インドネシアのアーティストたちはやっぱり元気だし、その元気を発散する場所ができるというのはとても好ましいことだろう。やはりオーガナイズと作家が一体になると強くなる。本来ならばそのオーガナイズをする人たちは運営しか知らないのは片手落ちで、やっぱりアートを知らねばならない。とは言え、ビジネスセンスもあって、アートも理解する人というのはどこでもきわめて稀だから難しい。