早朝から夜遅くまで、毎日、稽古と打ち合わせに追われる。とにかく追われ追われている。
稽古は順調だ。休憩時間を除き、7時間稽古が続くが、インドネシアンダンサーはやらないことを次々とやらされるためか、みんなからだはボロボロである。だが、やっぱり慣れてきたら面白くなるだろうことは間違いない。
打ち合わせも次々と続いている。ほぼステージセットとオブジェ、道具などは固まった。衣装がまだ危ない。どうもハッキリしない。音楽もまた次々と送られてきたり、ミーティングがあったり。スラマットグンドノも今日、稽古にやってきたが、なかなかスゴイ。体重200キロの巨体から振り絞られる声は並大抵の声ではない。
インドネシアの若手の美術家と音楽家だが、本当に面白い。そしてまだまだ、若い活気に満ちたエネルギーに満ちているから、こちらも刺激を受ける。やはり難しいのは年齢的に高い人たちだ。年齢が高くなるとプライドも出るせいか、どうも偉くなって困る。つくづく人間が偉くなって良いことは何もねえナアと思わざるを得ない。くだらないプライドだけは出てくるものなのだ。