★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
7/16 山奥へ
 すぐに書き出せるかと思いきや、途中まで書いて放っておいたというのは、実に厄介であることを実感する。この間にいろいろと思いが変わっているので、それを利用するのか、それとも全部新しく書きなおした方がベターか、悩んだ末、折衷案で行くことにする。
 思いをどう形にしたものか、だ。今回は実は思い溢れている。それをあまり具象化したくなく、抽象の具象化のようなことをやってみたいと考えている。思いが溢れているから良いとは限らない。思いが先走ることだってあるのだ。たいして何も考えていない方が、人からは受けたりする。以前「ストリートオブクロコダイル」をやっているが、それもVol.1&2とやっているくらいボクは気に入っているのだけれど、特にVol.2は一般受けしなかった。作品としては絶対に悪くはないと思っている。しかし、受ける受けないは分からない。あの作品も思い入れが強かった。今回とは全然違う意味での思いではあるが。
 ボクが昔、よく言い、最近はあまり語らなくなったけれど、映画監督では特にブニュエルが好きなのである。ボクの昔の作品は全然、ブニュエルっぽくはなかったのだが、だんだん、ブニュエル臭さが出てきているような感触がある。別に意識しているわけではない。ときどき、この感じはブニュエルかな、と思うのだ。奥底に眠っていたブニュエル的エッセンスが出だしてきていると言う感じか。

 朝、バンコクを出て、飛行機でチェンライに来る。そしてそこからさらに山奥のミャンマーにずいぶん近いホテルへ移動。もうここで籠もって書くことにしたのだ。いろいろなところへ行っているとよく分かるのだが、書くという作業には海よりも山の方が良い。なぜかオレにとってはそうだ。海では開放されてしまって、書く気が起きてこない。

 タイに来るといつも思うが、ゲイの市民権は完全に得られているのがよく分かる。普通に普通の仕事をゲイであることを隠すことなくやっているのを見ると、なんのかんの言っても日本はまだまだゲイ市民権はないなあと思うのである。それは仕方がないとも言える。タイは、現世主義だ。

 とにかくあと一週間近くはこのホテルにいる。ホテルとは言え、竹でできている。竹、竹、竹だ。見晴らしもいい。ただ、暑い。山だから涼しいかと思ったら暑い。全くバンコクと変わらない。
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by kikh | 2009-07-16 22:19 | 日々の記録
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