★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
新年にあたって
 新年、あけましておめでとうございます。本年もご贔屓の程、よろしくお願い致します。

 だんだん、世界全体が追い詰められて、どうやって相互関係の中で生き延びていくかを考える必要性が強くなってきました。それは当の昔に分かっていたはずが、限界値まで達しないと分からない、いや分かろうとしないというのが人間という生物の本質で、なんとも情けない生き物であると、正月からしみじみと思っています。

 みんな、目先のことしか追いかけようとしない。民主党政権に昨年は変わり、数ヶ月経て、それでももう少し見てください、と民主党の政治家たちは言ってはいます。しかし、3ヶ月、4ヶ月経てダメなら、やっぱりダメなのであります。これは目先ではなく、人格の問題が絡むからです。意思を表現し、実行に移す段階で、その人の中身が見えてくるわけですから、できもしない事を言ってはいけないとしみじみと思うのでありますね。もし、できないことが分かったならば、懇切丁寧になぜできなかったのか、次はどうすれば良いかを説明する必要があります。ですが、こういう段になるとついそっぽを向く。いつの間にか、日本人は「責任」という言葉を投げかけられるのが辛くなったとしか言いようがない時代に突入してしまっているのです。

 理由はいろいろあります。ですが、最も大きな理由は、相互の人間関係の希薄さを良しとした社会にあるのだろうと思います。希薄な関係を幼少の頃から欲し、人との強烈な関係性の中で生きてこなければ、当然、責任と言われても理解できないでしょう。それは血の薄さとも関係します。肉体の弱さとも関係します。身体の弱さが人間関係の希薄さを生んでいくと言ったらどう思いますか。疑問に思いますか?しかし、そこが分からない限り、日本の再生はあり得ません。絶対にない。なぜか。物事にぶつかっていくのには、肉体的、精神的強さが要求されるからです。身体とは肉体であり精神、すべてです。その強さがない限りは社会を変えることは不可能なのです。人間同士の相互関係が強烈になるためには、強くぶつかり合え、強く認識しあえ、強く当たって強く吸収する人格、身体が必要になってくるのです。人間関係の希薄さを良しとしてしまったら、流される社会しか生み出せません。長いものには巻かれろ、では何も変えられないのです。

 だから、今、行なわなければならないのは、血の濃さを取り戻すこと。血の濃さが分からない連中は、薄っぺらなモノを見て喜び、薄っぺらな中で満足し、薄っぺらい連中とくっついて薄っぺらな社会を作っていくのです。

 僕はやはり、「身体的社会の創設」を最大限の目標に掲げるべきと考えます。

 さて、やれるだけの事は最大限、やっていきます。パパ・タラフマラは血が吹き出るような存在でなければなりません。それが今、私ができる最大限のことであります。 

 
 私の本年の予定は以下の通り。

 1月     韓国にて「スウィフト・スウィーツ」オーディション
 1月~2月 「ガリバー&スウィフト」、「三人姉妹」国内ツアー(京都、東京、札幌、仙台、名古屋、沖縄)
 3月     新作「Nobody, NO BODY」公演
 4月 P.A.I.「Snow Pigmy」新作公演 
 4月~5月 「Ship in a View」トルコツアー
 5月~6月 新作「パパ・タラフマラの白雪姫」稽古
 7月~9月 新作「スウィフト・スウィーツ」稽古&公演(日本・韓国)
 10月    「ガリバー&スウィフト」「三人姉妹」メキシコツアー
 11~翌年1月 「パパ・タラフマラの白雪姫」国内ツアー8箇所

本年もよろしくお願いします。楽しい時代に変えていきたいですね。
 
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by kikh | 2010-01-02 10:43 | 日々の記録
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