★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
トラブゾン
 今朝、テレビインタビューがあり、劇場まで出向いた。
 そこでのインタビューは私とグルジアのダンスカンパニーの振付家に対してであったのだが、驚いたのは、朝8時半から、昨夜公演したばかりのグルジアのきわめて激しいダンスのプレゼンテーションをテレビ局側が行わせたことである。
 非常に心配になった。まだ若いから何とかなっているのだろうけど、朝8時半に昨夜10時近くまで公演をやっていた連中が全力疾走をするようなものである。通常、あり得ない。僕らも朝10時半から公演を行ったことは二度、ある。どちらも海外だ。国内では絶対にやらない。けれど、ハラハラドキドキである。怪我はなんとしても避けなければならない。けれど、海外に出ると、たまに中学生、高校生向けにプレゼンテーションを行うことを要求される。だから、朝10時半くらいから始めるときは、みんな5時くらいには起きて準備するのである。それが8時半。もう頭がクラクラとしてくる。見ているこちら側が苦しくなってくる感じだった。もちろん素晴らしい踊りを踊っているのだけれど。
 グルジアの舞踊は本当に面白い。パラジャーノフの、強烈な色彩と強烈な構図が目に焼き付いている。その瞬間瞬間がグルジア舞踊からあふれ出る。伝統に対峙し、伝統に甘んじず、その先を目指していく中からしか、強烈なおもしろさは出てくるものではない。グルジア舞踊もまた、この強さは格闘技の中から生まれ出たように思う。グルジア人の身体もまた、強い。
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by kikh | 2010-05-03 21:25 | 日々の記録
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