★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
音が・・
 稽古は順調と言いたいところだが、音楽が遅れていて、待っている状態が毎日続いている。
 だから練り込みにかかっている。最初から練り込まないと前に進めないというか、音がないので、進んでも引き返すという作業をせざるを得ないのであるが、まあ、しょうがない。こんなこともあるさ、だ。
 毎日、どうにも休みなく仕事ばかりしている。余裕もくそもへったくれもない。何にもないが、何にもないところにも楽しみがあって、それはやっぱり知的な楽しみである。ほんの少しだけ本を読むだけでも楽しい。いくらテレビを見ても時間の無駄としか感じられないが、好きな著者の本なら1ページ読むだけでも良い。どうせ読むような元気もないけれど、でも1ページだけ読む。そういう読み方が少し面白くなってきている。時間がないのだから、活性剤であり、心の平和のために読むのである。

 稽古をし、トルコからもいろいろな反応が返ってきている。来年、ドイツのオペラハウスから招待したいという話も入ってきた。海外では、パパ・タラフマラはかなり知られたカンパニーであり、非常に高い評価を得ていると実感するが、日本では何とも心許ない。こんなことだけではない。まったく不愉快になるような問題が多々あるので、それらを自分自身の文章として、いつか本にして出したいと思っている。文句ではなく、何が今、私たちに必要なのか、という視点である。
 日本はどうにもダメだ。出版文化こそが一番の国であるのだから、そこに乗らないとダメなんである。演出家として優れている?なんて言っても評価できる人間はほとんどいないのである。そんな優れ方など何の価値もない。そして見る目もないのだからしょうがない。本に出して、考え方を示して初めて、それは思考するサムシングになる。それまでは、ただの変な演出家でしかない。なんたることだ!なんだが、それは視覚言語の国、日本のあり方だからしょうがない。
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by kikh | 2010-05-14 00:09 | 日々の記録
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