★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
年が明ける
 2011年が始まった。
 いろいろな意味で、非常に厳しい年の幕開けになっていくのではないか、という気がしている。かと思うとメディアでは、いかに日本には底力があるか、という話題もかなり出ている。これは実際にイメージの弱々しさが逆に、こう言わせているから、どっちにしても本当だろうが、やはり全体としては地盤沈下しているということの証でもあろう。
 では、なにが、どうして地盤沈下しているのか?
 まず果敢に挑戦していこう、新たに何かを作り上げていこうとする気概が薄れている点。目がぎらついている人間なんぞには、ほとんど会うことがない。みんなどこかノンビリと文句を言うだけでたるんでいる。あとは方法ばかりを気にする。方法はあとから付いてくるから、まずガンガン行こう、なんていう人も実に減った。グチャグチャ言う暇があったら、まずは行動することだ。行動しない限り何にも変わらない。
 あまりに状態が悪いから更に保守化する。守ろうとする。しかし、守ろうとすればするほど競争力は落ちていく。挑戦を避けようとすれば当然、動きは出ない。これがスタンダードになっていく。
 美大生などを見ても、みんな不安におののいているかのようである。僕が20代、30代の頃など、まったく先の事を考えずに滅茶苦茶なことばっかりしていたが、みんな小器用である。
 それでいて結果を出すことに対して性急である。性急だから分かりやすい仕組み作りにばかり目がいく。作品だって同じだ。「分かりやすさ」が一義なんである。
 落ち着いてやれ、と言っても無理があろう。なぜなら、みんなで内向きになって、小さな社会しか見ようとしないのだから、当然汲々としてくるだろう。だから坂本龍馬にみんなが憧れるのだろう。けれど、自分が坂本龍馬になろうというのではない。これだな。
 龍馬を格好良いと思うなら、何でも良いから真似してみることだと思う。生き方が格好良いなら、それを少しでも自分の生活に取り入れていく。自分は関係ないと思わないことだ。
 僕らには社会を少しでも良くする責任があると思うことだ。
 それが子供達を育てる。
 子供達が活き活きと生きられない社会を作り上げてきた僕らの責任は大きいのである。

 今年はまずは「白雪姫」で明ける。パパ・タラフマラは30年目を迎えたのである。
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by kikh | 2011-01-02 16:34 | 日々の記録
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