★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
東京公演終了
 東京での公演が終了した。
 ときどき、作り込み過ぎではないか?と言われることがある。作りすぎはいけない、ということをしたり顔で言う方もいる。はて、そうだろうか?僕は最近、作り込み過ぎているような舞台など見たことがない。いつもいつも作り足りないというか、中途半端な感覚がする。中途半端がみんな、好きになったのだろうか?だが、たとえば、ゴダールではないが、「ゴダールのソシアリスム」、やっぱりこれ、凄いのだ。何がってさ、珍しく、作り込みどころではないくらい、緻密に緻密に作っているのが分かる作品だからだ。でも、こういうのは息苦しくて、という人もいるかもしれない。だが、やっぱりその緻密さこそが、映像でも舞台でも命だと僕は思うのである。もちろん、即興は除く。僕だって、つくばでダンサーや音楽家たちと一緒に作品を作っていたときは、枠組みを決め、美術を決めて、かなり多くの部分を彼らに任せた形で作品はできあがっていったからだ。で、それはそれで開放感もあって面白い。だけど、これではプロダクションはできないのである。

 劇場入りしてから、研究生たちとなにかと若者たちの演劇の話になった。研究生たちの多くは若者演劇(こんな括りはちょっと乱暴だけれど)を好まない。だが、それを良いという研究生もいて、すると彼はやり玉にあがってしまう。あがるけれど、僕としてはやっぱりいまいち分からない。なにがわからないかと言うと、どうしても「了解事項を元に作成されたモノ」は所詮、その域をそうそう大きく脱するモノではないと思うからである。

 ともかく、東京公演も終わり、次は愛知県武豊町での公演で仕舞いとなる。その後、兵庫と佐世保で「三人姉妹」の公演はあるけれど、でも、「白雪姫」は仕舞いである。愛知近辺の方、ぜひとも武豊町へ。28日公演です。
 
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by kikh | 2011-01-25 22:33 | 日々の記録
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