佐世保には10年ぶりに来た。これから公演を行うことになるアルカス佐世保のオープニングに合わせてのプロモーションビデオに出るためにイメージ作りもあって佐世保に来たのだった。佐世保か。今は佐世保の感触を味わっているような感じである。思えば、そうオープニングの時も思ったのは、なんでこんなに大きな劇場にしてしまうのだろうねえ、ということだった。劇場というのは、本来は場所の事情を酌んで作らなければ、結局、後々運営する側が大変になる。
佐世保に着いて、真っ先に目に飛び込んできたのは船だ。佐世保の基幹産業は造船業だそうだが、この造船、実に美しい。ある時代を代表する産業としての巨大さがあり、熱さがあるが、それが今は非常に寂しい雰囲気さえ漂わせる。それでも日立よりマシだと思った。まだ町に活気がある。
明日からワークショップが始まる。