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★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
4/29秋田行き
 今日は秋田の角館行きである。角館の桜を見に、と言いたいところだが、実はわらび座からの招待があって行くのである。
 そこで、朝から一生懸命、ネットで新幹線を押さえようとした。早朝から、である。わらび座の是永さんには朝8時28分の東京発で出て、11時51分、角館と伝えている。しかし、まったく押さえられず。そういえば、ゴールデンウィークに突入しているではないか!私はまるでそういうのに縁がないので、さっぱりなんである。
 次々と調べるが、夕方まで満杯。仕方なく、是永さんに電話し、さてどうしたものか?と伝える。では、盛岡まで来てください。盛岡まで迎えに行きますよ、と。そこで再び盛岡行きを調べるが、こちらも全然チケットが取れない。やっとひとつぽっかりと空席が出たのが13時30分発の盛岡行きのグリーン車で、もうこの際、グリーン車?ぎょぎょ!!なんて言ってられず、ともかく、乗るしかなくなった。

4/29秋田行き_c0036263_17464850.jpg 盛岡、16時40分。
 そこから秋田、角館近辺のわらび座まで、車で約1時間強。途中、ミズバショウ群生地に寄ったが、実に美しい。空気が澄んでいて、腹の奥の隅々まで、染み渡るような清涼さに包まれた。みずみずしさでいっぱいであった。ほんわり、ほんのりと水に揺れる様を見ていると、こちらまでがうっとり、ふんわりとしてくる。

 わらび座に着く。すごい。劇団からはじまった産業コングロマリットである。株式会社わらび座は、ふたつの部門を持つ。劇団わらび座と田沢湖芸術村。田沢湖芸術村の方では、実は、3つのホテル経営、地ビール醸造、民芸品、温泉、モーションキャプチャーを核とした舞踊符作成・・などをやっていて、それはどれも黒字であるそう。一方、劇団わらび座だけが赤字部門ではあるが、こちらにしても、ここで年間280ステージ。全部で5班に分かれ、他の四班は地方周り。ここの劇場、すなわち、この田舎にポツンとある劇場だけで、年間の動員数が7万人にも上ると言う。それ以外に、財団法人民族芸能研究所というのがあって、ここは日本の民族芸能を研究する機関で、日本中の民謡やら舞踊ビデオやら揃っていると言う。そしてそれはここにしかないものも数多いそうである。

 こういう話を含め、わらび座の方法を聞きつつ、是永さんと食事。
 と、途中で、首藤さんという方と、上記モーションキャプチャーをやっている長瀬さんを紹介される。首藤さんという方は、何でもわらび座と組んで映像事業を行なっている方と紹介されたが、話は面白かった。短時間のつもりで話をしていたが、結局23時過ぎてまで話をしていて、延々何時間になってしまったのだろう。
 
 酒が旨かった。きりたんぽが美味かった。豆腐が、天ぷらが美味かった。もう美味いものづくしの夕食であった。
by kikh | 2005-04-30 17:45 | 日々の記録
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