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★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
11/20 もう二十日
 ふううううう。
 毎日、どうしようもないほど時間がない。飯を食っている時間も限りなくなしに近い。寝る時間は必要なので、取っているが、寝る直前までガンガン作業し、起きるやいなや、やべええってんで、作業。こういうことが続いているため、どうしようもないほど時間がない。
 私は楽屋なんぞあっても楽屋に戻る暇さえない。
 だから、朝10時から夜10時までは、ほとんど演出席に座り続けているような状態で、それ以外の作業を残りの時間でなんとかしようとするのだから、当然時間はなくなる。
 
 17日に下町兄弟の工藤さんが入り、全員揃う。全員が揃っての稽古は、実に快適である。
 が、しかし、大問題は、やっぱりポールとのやり取りである。だが、ポールの音はいい。とってもいい。素晴らしい。が、やはり、そのやり取りはすべてメールと電話である。
 どうしようもないから、やっぱり来てくれ、と言い、なんとか来る手はずが整ったと思ったら、ポールから、やっぱり今の時期に行くのは現実的ではない、これで二日、三日潰れてしまうのは致命的になる可能性もある、というメールをもらう。

 昨夜は舞監の菊地さんと電話でジンジンとやりあってしまった。
 いかん。
 資金的に不足しているのは分かっているし、いろいろと問題があるのも認識している。しかし、結局、僕たちがやっていることは、やはり世界を変えることである。というと、何が世界を変えるだ、金がなければ世界なんて変えられないぜ、という声が聞こえてきそうである。だが、やっぱり「HOG」は俺の24年の思いが詰まっている作品で、そう簡単には金だけで云々という話はしたくはないのである。
 まあ、要はアーティストでありつつ、資金面での責任者であるという問題。さて、金がない場合は、ではどちらを選択するのか?みたいな話なのである。
 それは資金のなさを選択するしかないだろう、と言われてしまうと一言もない。だが、思いを実現させるためにやってきて、金がないなら、と言われても、そう簡単には思いを、旗を降ろすわけにはいかないだろう。

 立場の違いによって、当然、視点は変わってくる。だからこそ成り立っているとも言える。
 けれど、やっぱり俺は思いによってしか動かないのである。

 今、シーン9の途中まで来ている。残りは台本で言うと4%程度である。完全にラストシーンだ。とは言え、問題もまだまだあるため、なんとかせねばならんだろう。

 今日は終わってからのミーティングでレイチェルから面白いアイデアを聞いた。これはいいと思えるアイデアだ。まあ、映像に関するアイデアなんだが。
 
by kikh | 2005-11-21 02:47 | 日々の記録
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