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★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
7/10 ジダンは何処へ
 ぐったりと暑い中での稽古。
 なかなか条件が良くなってこない。まあ、仕方がないが、それにしてもシンドイもんだ。
 それも朝早くから。前日はブラジルのジャメスの友人という日本人のダンサーの方が遊びに、いや、ジャメスに彼のビデオを持って行けと言われて持参してくれたので、面会していた。結局、最終になってしまったのだが。すると、睡眠時間が短くなる。暑い。朝は早い。クラリクラリ来る。
 どうもあまり快適ではなかったが、それでも集中はそれなりにはしていた。問題は、特に私だ。なぜか。やっぱり難しいのである。見たり、舞台に乗ったりを繰り返すのは。集中がしにくいのである。演出をしているときはいい。が、いざ、自分が舞台に乗ると、周りばかりまだ、気になってしまっている。すると言葉を忘れ、動きを忘れてしまう。

 夕方からはミーティング。いくつか。
 
 と、イタリア優勝の文字。ああ、イタリアか。と感慨にふける。
 が、それよりも気になったのはジダン一発退場である。ジダンの頭突きシーンを見たが凄い。それも一度離れてから舞い戻って頭突きを食らわした。何があったか知らぬが、これではジダン自身が浮かばれまい。ジダンにとってワールドカップとサッカーの最後の記憶が頭突き、いっぱつ退場では、あまりに酷である。しかし、それを選択したのは当人自身ということになり、自業自得とは言え、ううん、辛い結末だなあ、と思うのである。
 人生は試練の連続であろう。中田はまだいい。少なくとも芝生に寝ころんで、感慨にふけり、とめどなく出てきてしまった感情と語り合うことができたのだから。しかし、ジダンはどうだ。一発退場である。頭突きである。一生、その痕跡と戦わなくてはならない。
 20年後のジダンの顔がどうなっているか、見てみたいものだと思った。
by kikh | 2006-07-11 00:58 | 日々の記録
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