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★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
9/2 痛み
 数日前から捻挫した、けれど何の原因かもまったく分からず、すると菊地理恵は、寝ているときでも捻挫はするんです、とか言いだし、じゃあ、寝ているときかなあ、なんて不安に思っていた。
 毎日、少しずつ痛くなって、一昨日、31日にはもう激痛になり、9月1日はそれでも移動しなければならなくなって、まずは気功の先生のところへ行く。が、そこまでたどり着けない。電車内では崩れ落ちるほど痛みが脳天まで付き上がり、痛みのためほとんど寝てないゆえに、グラリグラリ。飯田橋駅での乗り換えの大変だったこと。
 で、駒込駅に着き、そこから約200メートルくらいのところまでたどり着くことができず、タクシーに乗る。で、気功の先生のところで見てもらうが、全然良くならず。FMの取材が入っていたが、それを遅らせてもらってまで、先生に長く見てもらうが、ダメ。ラジオインタビューのために用賀まで行くのに、再び何と階段とは苦痛に満ちた上がり降りなのだろうと、まったく身障者の気持ちになり、やたらと時間を掛けて移動する。
 終わってから、飯を仲島と食うが、そのときももう足のズキズキに苛まれ、ついに中野まで辿り着くが、階段を降りることができない。エスカレーターは点検中。その点検を待ってまで、エスカレーターを使って這々の体で降り、稽古場へ行き、ともう意識不明に近い。これだけ腫れていたらともかくアイシングをすることだ、と皆に氷水に足全体を突っ込まれる。
 病院行き。
 もう、稽古どころではない。激烈な痛み。
 レントゲンを撮る。異常ありません。まず間違いなく、痛風でしょう、と言われる。愕然!そうか、痛風になるような年になってしまったか、と思ったが、そう言えば、ジャパンソサエティの宮井さんはまだ30代半ばで痛風と言っていたではないか、と思いだし、まあ、しょうがねえや、で、痛み止めと尿酸値下げる薬を出してもらい、松葉杖を使いつつ、稽古場へ。
 と、急に足が動くようになる。
 稽古にも少しだが参加する。
 いい加減にしかやっていなかったのだが、研究生でひとり見に来ていたのが、2週間前に比べ、同じ作品とは思えませんねえ、と言っている。良くはなっているだろう。どんどん。しかし、足が心配。
 で、再び気功の金先生のところに行く。0時半までやっていただいた。感謝!である。もうグラグラと回される。気が体中を駆けめぐっていくのがよく分かるのだ。これは不思議なものである。そしてこれをやってもらうととにかくよく寝られる。信じられないくらい睡眠が深くなるのである。
 
 そして本日。
 今日は昨日までの痛みが嘘のように、きれいさっぱりという訳にはいかないが、松葉杖なしでも歩けるようになっている。稽古もそこそこ出来た。演助の横手は、かなり、良くなってきた出来に満足気である。

 自宅戻って、原稿を一本書き、それから多摩美の採点。山のようにあるレポートを採点しなくちゃならないのだ。読むだけでも大変。受講者数が220人もいるなんて異常だが、レポートを読むと、舞台芸術に対しての新たな意識が生まれたとか、感激したとか、そういうレポートが多い。そうか、皆、本当に表現は下手だが、実は積極的参加だったのだと知って、少しは嬉しくなった。でも、もっと喋らなきゃ、もっと出張ってこないと、もっともっと己を・・・・と言いたくなってくる。

 まだ足は痛い。が、一気に痛みは引くというので、少し安心だ。
by kikh | 2006-09-03 01:43 | 日々の記録
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