★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
青山円形劇場公演
 今日は青山円形劇場での公演。
 作品自体は、まあ、もう充分に熟成されているので、こんなものだろう、という感じ。けれど、やっぱり再演し、熟成していくのは、改めていいなあと思った次第である。もう相当数のステージ数をこなしてきている。来年も「三人姉妹」は世界中を動き回る。
 僕たちのあとにやった韓国の二組は、いかにも韓国という感じだ。文句を言うつもりはないが、もっと韓国定番みたいなものを破ってもいいのではないかな、というのが感想。
 それにしても、今回出演しているのはダンスフェスである。だが、ダンスフェスなんて意味があるのだろうか?ダンスなんてカテゴライズももう止めて欲しいと思うし、舞踊評論家なんて肩書きも止めて欲しいと思えてならない。そもそも表現の幅を狭くすることになんの意味もない。頭が固い人たちにはとてもいいのかも知れないが、バカバカしい限りだ。無限大をどう目指すか、しか僕には興味はない。だが、世間で言えば、無限大ではなく、限定こそが理解の源だとばかりに、相も変わらぬ連中がウヨウヨしている。しかし、本当にバカバカしい。

 今回のパンフレットにも、ある評論家が書いていた文があって、それを細かくは書かない。今の舞踊状況について語っているのである。しかし、今の状況を作ってきたのは誰か?まったく無自覚この上ないなあ、と思ってしまうのである。自分自身に責任の一端はないのか?あるだろう。いつでも自分は責任を取らない、そして状況を舞踊家に押しつける、そういう態度はひどくはないか。他人事みたいに語る人間の底の薄さ、プリンシプルのなさばかりが見えてしまう。人間は自覚し、責任を取るからこそ、その認識の上ではじめて先に進んでいけるのだ。違うか。

 新聞を見ると、総人口減少とある。ウワッ!分かっていたこととは言え、ついに来てしまった。人口減少の始まりが。これが加速級数的に減っていく。では、人口を増やせばいいかと言えば、世界的に考えるならば、人口は減少させねばならない。だが、ますますインドも中国もアメリカも増え続ける。パンクするのは目に見えていても、パンクに向かってまっしぐらである。人間は実にままならないものである。中途半端な知能がこういう状況を作ってしまっている。しかし、中途半端な知能こそが今は求められている。だから、まあ、滅びも仕方ないなあと思ってしまう。だが、それでもまっしぐらに進んでいくだけだ、俺は。

 公演後にNHKのディレクターの方と話をする。なかなか楽しかった。彼もインドは好きだという。僕は嫌いなのがすきなのだが、まったくもって面白い。インド人とは、これからガンガンに付き合っていかねばならなくなる。さすれば、なんとしても日本人は強くならねばならない。アキエックスで飯を食う。しばらくぶりに食い、やっぱりうまい。堪能。
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by kikh | 2006-11-01 01:31 | 舞台
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