★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
2/4 シアトル5日目
 午前中から仲島と打ち合せ。
 途中、腹が減ったので、チャイナタウンに行き、飲茶を食う。うめえ!最高にうまい。うまい中華を食うと、身体中がほっとするのだ。店は外観はボロだったけれど、なんとなく、うまそうな雰囲気で、中を覗くと地元のチャイニーズでいっぱいだったから、美味い店と判断したが、涙が出そうなくらい美味。
 ここにあったアジア美術店があったけれど、国と内容がまったく合致していなくておもしろい。知らない人からみたら、コリアだろうがジャパンだろうが、チャイナもベトナムも何が違うかなんて分からないだろう。それらがゴチャゴチャで笑ってしまった。
 僕たちはアジアという括りで、あるいはヨーロッパ、南米みたいな括りで一緒にして見てしまうが、特にアジアは多様である。明瞭なのは宗教だ。ヨーロッパも南米もキリスト教で括られるが、アジアほど宗教と人種が入り乱れ、混沌としている場所もそうそうあるわけではない。こうやってシアトルの街を見ていると、絶対にこの秩序だった街はアジアのものではないと知る。
 仲島は煉瓦造りが素敵、みたいな言い方で、喜んでいたが、僕はやっぱり煉瓦造りよりは、木材の建築の方が好きだ。崩れるがゆえの強さみたいなもの、そちらにとっても惹かれてしまう。

 穴蔵みたいなジャズレコード屋があり、そう、ここはCD屋というより、レコード屋で、30センチLPレコードの方が遙かに多く売られていた。「シアトルジャズ」というコーナーまであって、シアトルがそれなりにジャズが盛んであることを知らせていた。ここのオッサンは、太った親父だったが、穴蔵の片隅にじっと座り、ジャズを聴き、少し客と話して、一生を終えていくのだろう。新品ではないLPレコードが所狭しと置かれ、少しかび臭い匂いが漂い、オッサンはこの古い長い時間にとけ込んでいくようであった。

 最終公演日。みなは疲れを滲ませてはいたけれど、でもなんとなく元気だった。公演は、昨日に引き続き、細部に命が宿って、良かった。アーティスティックディレクターもマネージメントディレクターも、繰り返し繰り返し見てくれた。こんなに見ないで、席を、待っていて入れなくなっている観客に売り、入れてあげればいいのに、と思いはする。が、それでも、繰り返し見てくれるのは嬉しいものだ。サラというマネジメントのディレクターはゲネ含めて4回見た。一回はどうしても座席を確保できなかったので、見れなかったと残念がった。ううむ。とすると5回も見ようとしていたわけだ。これじゃジョシュフォックス君のようである。あいつも東京で3回も見て、見たりないと言っていたっけ。

 終わってから軽くホテルでテクニカルディレクターのジェイを入れての打ち上げ。
 みなは明朝5時出発である。おれは夜出発なので、全然時間が違う。ゆっくり寝れるのである。
 とあれ、公演ツアーは終了!

 あとは私ひとりのグアテマラへの旅である。
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by kikh | 2007-02-06 02:59 | 舞台
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