人気ブログランキング | 話題のタグを見る
★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
5/25 チラシ、ポスター&パンフまみれ
 昼過ぎから、延々と終電まで、ほとんど昔のチラシとパンフレットにまみれる。
 こういう整理作業は、実はなんとなくやろうとすればバタバタとできてしまうが、丁寧にやろうとすると大変だ。ひとつひとつの作品のチラシパンフレットを整理していくのだが、作品数で45作品、それが公演単位となると、もうものすごい数になっていく。海外も加わるとなにがなにやらわからぬほどだ。
 僕は全然、感慨深くなったりはしない方で、完全に次から次へと昔のことは忘れてしまう。良いことも悪いことも忘れる。まあ、いいじゃないか、と思うような質だ。本来は、これではまずいこともあるだろうが、しかし、まあしょうがない、済んでしまったことは、であるし、良かったことは記憶の片隅に留めて、次々ともっと良いことはないか、と探しているウチに忘れていってしまうのである。
 思えば、昔は、いつ何時にどういう公演をやったか、逐一、覚えていたものである。何年何月にはどんな公演があって、その前後もよく覚えていたものだ。最近は、もうすぐに忘れる。そういうことを木野に言うと、へらへら笑いをした後で、横目でジロリと見て、年ですねえ、とせせら笑い、口元を歪める。年?いや、違うのではないかな、情報量の問題だろうねえ、などと言う。昔に比べると、考えなければいけないことが数倍、数十倍もあるのではないか、というような状況になってしまっているのだから仕方ないだろうと思っている。
 ただ、もちろんそれだけではない。たぶん、過ぎ去ったことはもうどうでもいい質なのだ。過ぎ去ったことを追い求めても仕方がなくて、やっぱり新しい、違った世界、異なった環境、異なった作品、異なった文化、そんなものを常に求めているような気がする。
 やれること、やれるだろうと思っていることも限りなくあるのだから、忘れるのも致し方ないし、忘れることは大歓迎だ、と思わぬ節がないでもない。

 昔のチラシやポスターやパンフレットを見ていると、ああ、しちめんどくせえ、全部投げ捨ててしまえ、と思いたくなるが、それではやっぱり痕跡は残せないから、いちおうは痕跡を残しておくことも大切だと思い直して、じっくりとそれら資料を整理していくことをやるのだが、とても虚しい気分になったりするのだ。
 でも、資料を見ていると、本当によくこんな大変な思いをここまでやり続けているものだ、と我ながら感心したりする

 
 最近、とても困るのは、メールが届いたり届かなかったりすることで、いちいち確認していられないし、そこでプロバイダーに問い合わせてみると、ノートンだの、マカフィーだのといったウィルスソフトの問題だと言われる。それでいろいろいじってみるが変わらない。
 ううむ、困ったぞ。
by kikh | 2007-05-26 00:44 | 日々の記録
<< 大相撲 5/24 予定がまるで狂った >>


S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリ
以前の記事
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
関連リンク