稽古の日々が続いている。
パフォーマーひとりひとりの顔がどんどん見えだしているので、面白くなりつつある。
しかし、問題はやっぱり身体の持つ技術だ。
カラダは面白い。メンタルで動ける身体があるのも事実である。が、どうしてもカラダの培ってきた切磋琢磨が如実に表に出てしまう。けれど、結局は人は心である。その心の持って行き方の強さが、全体を押し上げる。ひとりだけの面白さを超えて、総体に影響を与えていく。そういうことが分かるかなのだが、これまた苦労するようだ。
だが、心が強くなれば、誰でもある程度のところまでは行くだろう。これが簡単なようで、難しい。しかし、難しくも簡単と言える。要はシンプルさの問題だろうと思う。みんな複雑すぎで、苦心する。余計なことばかり考える。シンプルにシンプルにやれればいいが、人は欲望の産物であって、欲望に振り回されては、自己を貶める。悩む。駄目だと思う。混沌としてくる。こんなことをしていて良いのか?などと思っていたりする。
シンプルに考えるというのは、実は簡単である。シンプルに考えればいいだけだから。
終わってから深夜までミーティング。