★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
来年は
 終わって一週間以上経過し、すると次から次へと頭を使わざるを得ない。今から来年にかけて、やろうとしている作品群だが、頭が痛くなるほど多い。さてどうやって手を付け、どうやって遂行させようか?と、少々途方に暮れる。実際的に可能なのだろうか?と思案に暮れては、来年のスケジュールをいじり回す。今の予定だと、来年、研究生やワークショップでの作品制作で一本ずつ。インドネシアとロシアで一本ずつ。それにドンキホーテを元にした作品。計5作品を新しく作り、加えて、海外ツアーが3回。2009年を終え、2010年1月になるとすぐ、国内ツアー、新作公演・・・と続くとすると、やっぱり不可能感がヒシヒシと押し寄せる。再考しないと潰れるかもである。やはり良い作品にするには、じっくりと腰を据える必要がある。しかし、面白いのは腰を据えたからと言って、良くなるとは限らないということだ。一気に作っていった方が良い場合だってあるからなあ、とは思うが、ちょっとやり過ぎの感があるのは否めない。

 動き出してしまえば、後は一気に行けばいいだけだが、動き出すまでが大変なのだ。その前提作りに時間と労力がかかる。人間は面倒くさいものだし、金があるとは限らない。いや、たいていは思った程、金がないから、ああでもないこうでもないと悩みに悩む羽目に陥る。作品制作に入ってからも、戦うべきは金である。「人生の幸福の9割までは金である」と言ったジョナサンスウィフトではないが、金があったらどれほど楽だろうといつもいつも思っているという情けない事態。パパ・タラフマラは相当、金があると思われている節もあって、オレ自身も金持ちと思われているようだから、笑ってしまうし、それはそれで良いことかな、と思うけど、なかなかねえ、ハハハ・・・である。

 来年のことがまだ見えてこない。もちろん決定事項も多々あるけれど、未決定事項が鍵を握るところもあって、現時点ではヒヤヒヤもので動かしている。「ガリバー&スウィフト」とはまた、ずいぶん違った作品にしていきたい。けれど、だんだんだんだんブラックなユーモアを押し出した作品になってきていることだけは間違いなく、この傾向は続いていくだろう。ある人が「パパ・タラフマラはアートだと思ってずっと見てきたけれど、まったく新しい型のエンターテインメントだと思った途端に腑に落ちましたよ」と言っていたが、アートであり喜劇であり、エンターテインメントにはしたいという気持ちは確かに持っている。次の「ドンキホーテ」は、これまたオカシナ時間を作り出したいと思う。さて、どうしようか。あ、その前に「アジアンスウィフト」だ。ロシアはどうするんだ、と突然キュウとなる。
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by kikh | 2008-10-22 09:23 | 日々の記録
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