★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
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11/29 明かり合わせ
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 昼過ぎまで、ポールとの最終打ち合わせをメールで。
 ポールの音楽は、結局、すべてメールでのやり取りによって、完成形を迎えた。
 だが、素晴らしい音楽に仕上がっている。音楽は情景とまったく一致し、時に反し、それがとても心地よく、音が鳴っている。
 ほんとうにいい音楽である。
 つくづく2部をポールにして良かったと思っている。1部を菅谷音楽で、2部をポールにしたことによって、2部では揺らぎが出てき、そしてロック魂みたいなものもあって、強くて厳しく、そして楽しいのである。

 昼過ぎから稽古。
 まずいところを順次直していく。もちろん狭いスタジオゆえ、通しなどはできない。

 そして夕方から明かり合わせ。
 途中、中断し、読売新聞のスケナリさんが東京からやって来ての取材となる。写真撮影のためのシーンを抜き出し、実際にやってみせる。
 これはかなり大きな記事になるそうだ。
 東京では12月2日の夕刊。こちらでは夕刊がないので朝刊になるだろうとの話。
 同時に私はビデオ撮影。このビデオがNHKBSで流れるそうだ。
 
 21時から再び明かり合わせ開始。21時45分まで。

 それからスケナリさんの取材を飲み屋にて0時まで。
 
 戻ってきて、タマちゃんと打ち合わせ。
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by kikh | 2005-11-30 02:09 | 日々の記録
 
11/27 off
今日はオフの日。
ではあるが、もちろんオフになどなるはずもない。
みなは温泉に、なんて言っているけれど、というのは、ここはすぐ側が湯田温泉なんである。だから温泉を楽しもうと思えばすぐにでも温泉に入ることができる。
しかし、未だに入れず。
でも、打ち合わせをしつつ、すると側に足湯があって、なんてこともあって、あるいは店の中に足湯があったりするのだから、なかなか気持ちがいい。

さて、次第に形が整ってきた。
衣装も凄まじいばかりの久保薗美鈴のがんばりで素敵になってきたし、レイチェルの映像もなかなか素晴らしくなりつつある。映像では網代パートがイマイチなんで、もう少し奮起して欲しいものである、網代君。

時間はない。が、たぶん初日には充分間に合って、良くなるだろう。
が、問題はまだいろいろと残ってはいるのだ。

それにしてもこのような作品を作るにはYCAMは素晴らしい施設であることを強く実感している。
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by kikh | 2005-11-27 23:26 | 日々の記録
 
山口
昼飯を食おうと、山口市内をぶらぶらりと歩いてみる。休みが多い。
休日は休みで、昼飯を食えるところがあまりない。
せっかくだからと街並みを見てみると、とにかく瓦屋根の家が多いのに驚く。
そしてその瓦屋根の美しさに惚れ惚れし、家の軒が低いのにも、唸る。
昔の人たちの身長がこれだけ低かった、ということだろう。低いところなどは、低すぎるくらい低く、150センチくらいしかないのではないか?裏木戸にしても低すぎる。
こういう街並みを歩くと、とても穏やかな気持ちになってくる。東京の慌ただしい時間の中にいるのと違って、ほっと出来る時間がそこに横たわっているようだ。

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食事をしつつ、新聞を読もうとする。頭が疲れていて、読む気が起きてこない。どうにも活字を追うのがしんどい。しかし、そこに朝青龍、年6場所完全制覇、7連覇達成の文字。男泣きに泣く朝青龍の写真。
面白いのは、先日まで稽古不足だの礼儀がなっていないだの、いろいろ言われ続けていた、その人こそがモンゴル人力士、朝青龍だということである。
横綱は勝てばいいというものではない、という苦言を呈した識者たちも多かった。
しかし、こういう大偉業を達成した力士。この力士に対し、稽古不足を言うならば、他の日本人力士たちは、その百倍は稽古せねばならぬ、ということだろう。礼儀を言うなら、少なくとも、もう少し対等に戦える相手がいなければ、すべての言説は空しくしか響かない。
横綱は勝てばいというものではないならば、最初から、文化背景の違う外国人力士たちを入れるべきではない。文化背景が違う、力士というか選手たちを、自国の文化にすべて染めさせるという力業が、いいはずはない。今後、相撲は日本文化の象徴である、というのならば、日本文化を完全に受け入れるという誓いの元でしか、外国人力士、いや日本人力士も含めて入れるべきではない。しかし、それは一種の洗脳である。
そもそも髷を結う意味ひとつとったって、今、文化の形として残っているに過ぎず、何らのリアリティもないだろう。
相撲の難しさは、単なる文化継承ではなく、それが興行だという点である。興行であるから強い力士が必要になる。人は強い力士を見たいのである。しかし、ここまで相撲のリアリティがなくなっている現在、それが果たして日本文化の象徴であると言い切れるのか、一方では疑ってかからねばなるまい。
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by kikh | 2005-11-27 17:18 | 日々の記録
 
11/26 最後の通し
 朝から打ち合わせが続く。そして稽古。通し。ミーティング。
 と、全然、世間で何が起きているかさえ、把握する時間がない。

 結局、今現在、最後まで行って前半69分。後半59分。休憩を入れて2時間23分。
 
 これをあと3分くらい削りたいが、果たして可能だろうか?
 
 明日は一生懸命、それを探りたい。
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by kikh | 2005-11-27 03:07 | 日々の記録
 
11/23 瞬く間に時間は過ぎ去って
気付けば、もう11月23日。

昨日は福岡まで記者会見に行く。
とんぼ返り。

本日朝、コスチューム合わせ。衣装が200点くらいあるため、衣装チェックだけでも大変きわまりない。一昨日も行なったが終わらない。いったい何回衣装チェックをすればいいのか?ってくらい大変なコスチュームチェックである。

映像もなかなか大変。網代のパートはまあ、なんとか、行けそうだけれど、レイチェルパートが大変そう。全然、クリアに出てこない。
レイチェルは、どうもこういう大きな舞台でのビデオをやったことがないのではないか?大きな舞台での映像はほんとうに大変になってくるのである。小さな舞台では簡単なことも大きな舞台になると極端なほど大変になってしまう。

ポールとのやりとりも佳境に入っている。
最後の方までは来ているが、ラストの音楽がないため、最後をシメルことができないでいる。
とは言え、仮の音をはめて、明日には最後まで制作してしまいたいと考えている。

ふううう。である。
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by kikh | 2005-11-24 02:40 | 日々の記録
 
11/20 もう二十日
 ふううううう。
 毎日、どうしようもないほど時間がない。飯を食っている時間も限りなくなしに近い。寝る時間は必要なので、取っているが、寝る直前までガンガン作業し、起きるやいなや、やべええってんで、作業。こういうことが続いているため、どうしようもないほど時間がない。
 私は楽屋なんぞあっても楽屋に戻る暇さえない。
 だから、朝10時から夜10時までは、ほとんど演出席に座り続けているような状態で、それ以外の作業を残りの時間でなんとかしようとするのだから、当然時間はなくなる。
 
 17日に下町兄弟の工藤さんが入り、全員揃う。全員が揃っての稽古は、実に快適である。
 が、しかし、大問題は、やっぱりポールとのやり取りである。だが、ポールの音はいい。とってもいい。素晴らしい。が、やはり、そのやり取りはすべてメールと電話である。
 どうしようもないから、やっぱり来てくれ、と言い、なんとか来る手はずが整ったと思ったら、ポールから、やっぱり今の時期に行くのは現実的ではない、これで二日、三日潰れてしまうのは致命的になる可能性もある、というメールをもらう。

 昨夜は舞監の菊地さんと電話でジンジンとやりあってしまった。
 いかん。
 資金的に不足しているのは分かっているし、いろいろと問題があるのも認識している。しかし、結局、僕たちがやっていることは、やはり世界を変えることである。というと、何が世界を変えるだ、金がなければ世界なんて変えられないぜ、という声が聞こえてきそうである。だが、やっぱり「HOG」は俺の24年の思いが詰まっている作品で、そう簡単には金だけで云々という話はしたくはないのである。
 まあ、要はアーティストでありつつ、資金面での責任者であるという問題。さて、金がない場合は、ではどちらを選択するのか?みたいな話なのである。
 それは資金のなさを選択するしかないだろう、と言われてしまうと一言もない。だが、思いを実現させるためにやってきて、金がないなら、と言われても、そう簡単には思いを、旗を降ろすわけにはいかないだろう。

 立場の違いによって、当然、視点は変わってくる。だからこそ成り立っているとも言える。
 けれど、やっぱり俺は思いによってしか動かないのである。

 今、シーン9の途中まで来ている。残りは台本で言うと4%程度である。完全にラストシーンだ。とは言え、問題もまだまだあるため、なんとかせねばならんだろう。

 今日は終わってからのミーティングでレイチェルから面白いアイデアを聞いた。これはいいと思えるアイデアだ。まあ、映像に関するアイデアなんだが。
 
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by kikh | 2005-11-21 02:47 | 日々の記録
 
11/16 2時間を超える
 マイニチガ、もう怒濤の如く過ぎていく。
 朝起きてから、深夜ぶっ倒れるまで、テンションが上がりまくりの状態が続く。
 たとえば本日。
 朝、9時半にバークレーのポールドレッシャーに電話。音楽の件を話す。どうしてもいろいろと厳しい面があるので、日本に来てくれないか?と頼むと、来れると言う。これで来れたら即刻解決に向かうことは多い。非常に多い。

 10時20分から稽古。
 この山口情報芸術センターのすぐ隣りがNHKの山口放送局なんであるが、ここでほとんど昼飯は食っている。なぜならここの食堂まで徒歩30秒だからである。ここでカレーなんぞをかっ込んで、戻ってくるのに、わずか10分程度のことですんでしまう。
 今日は、悩み抜いて、いろいろとカットする。
 前半の音楽を一部、使わないことにした。それによって、実は後半が生きてくる。このさじ加減は何と言えばいいか、やっぱり経験のなせる技なんじゃないかと自負する。+していいこともあるが、-で生きることもたくさんあるのである。そして、たぶん、今月20日過ぎからは、どんどんこの、マイナスの仕事が増えていくことになるだろう。
 今井君が、最終便で東京戻りというので、通しを早める。今井君は今、イチローと正月の古畑任三郎シリーズで共演しているのだという。15時15分、通し開始。終了は17時25分。もちろん途中、10分の休憩を取っている。前半が70分。休憩を挟み、45分の後半がおおざっぱには出来上がりつつある。あと15分以内で終わらせる予定だ。だから正味2時間10分以内。休憩込みで2時間25分以内と言ったところか。あと5分はカットしたいと思っている。さすれば休憩込みで2時間20分。ううん。この5分は大きいけれど、さてどうだろう。
 
 終わって、レイチェルとMTG。
 終わって、毎日の事だが、縫原&熊谷とMTG。餃子屋でのミーティングだったが、ここの餃子は実にビールに合う。ウメエウメエとみなでパクパク。
 それが終わってから、本格的に演出部として縫原とMTG。
 毎日毎日、こういう生活が続く。
 そして、終わるともうなんの力も残ってはいない。

 あ、そうそう。
 11日につくばでの写真展が終わった。
 また、終わるやいなや、ここ山口情報芸術センターでも写真展を、という話が持ち上がってきているようだ。

 明日は少し時間が取れそう。稽古を限定して、基本的にはオフの日とし、ただ2時間ずつ稽古をするのが数名。私自身はあまり時間は取れないが皆を休ませる必要がある。精神的にもその方がずっといいだろう。ちょっと時間ができたら温泉に入りたいと思っている。温泉行きだ。
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by kikh | 2005-11-17 02:15 | 日々の記録
 
11/14 再始動
マイニチガアマリニアワタダシクスギサッテイク。
ハイテンションのまま、ずっとスギサッテイクのだから、毎日何をしているかの記憶すら定かではない。
そう言えば、今朝、やまぐちに戻ってきたんだっけ、というありさま。朝、到着したはずが、どうももうすでに大昔のことのような。昨日は東京で一日中、早朝から深夜まで動き続けていた。いや、ミーティング続きだったとも。
なかなかポールとの音楽のやり取りが難しい。
音をいったい、どうやって言葉に変換して伝えればいいのか?困難を極める。トランスレーションの問題ではない。実際にこの場にいるかどうかが問われてしまうのである。

ともかく今日も一日、あまりに怒濤の如く過ぎ去っていった。
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by kikh | 2005-11-15 02:00 | 日々の記録
 
11/12 帰京
 朝から夕方まで稽古。
 途中、脱線。
 何やら小川が変なことを言い出す。よく分からない。少々切れていたが、しかし、空気感を悪くするのだけは避けねばならない。けれど、常に付きまとう問題である。
 縫原が来てから、やりやすくはなっている。
 山口はただ、問題が一点。夜10時まで稽古をしていると食事をする場所がないのである。
 飲み屋に行くしかなくなってしまう。
 ところがいい店がある。ここに行くのが楽しみだが、決して格安であるわけではない。

 夕方17時45分まで稽古をし、あとは縫原に託して、山口宇部空港へ。
 品川で、夜10時から網代、レイチェルとの映像打ち合わせの予定が、レイチェルが来ない。
 レイチェルさんにも困ったもんである。
 なんのためにアポイントを取ったのか、さっぱり分かっていない。彼女が困るのは、こちらが何をしていようがお構いなしの点だが、勝手に予定を変更されても困るのである。

 帰宅はもちろん深夜。
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by kikh | 2005-11-13 01:27 | 日々の記録
 
11/11 まるで何も
 山口入りして5日が経つ。明日は東京に戻らねばならない。
 
 こちらに入ってから、少しは時間的な余裕が出るかと思いきや、まるっきり時間がない。ウヒョヒョすら書いている時間がない。

 シルベエと呼ばれているシルベストレは、日に日に役作りが深まっていく。顔に木くずを塗ってみたり、毎日すべての時間をアウレリャノ大佐と対話していると言う。だから楽しくて夜、寝る時間ももったいないらしい。その姿は凄まじい。

 今日ははじめて舞台機構を使っての稽古となった。この時期から舞台機構を使えるなんてなんという贅沢。素晴らしい。こういうことが出来れば、いかに練り込んでいけるか、それはそれはメリットは大きい。

 朝から夜までの稽古は毎日続く。もちろん朝から夜までやっているのは、私と演助で昨日から入った縫原だけで、後は、時間を区切っての参加である。
 ガンガンに、休憩をほとんど取ることなく、続けているが、やってもやっても足りない。時間がない。絶対的に時間は足りないのである。やっぱり大作である。
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by kikh | 2005-11-12 08:53 | 日々の記録


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