★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
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10/31 フェス
 思えば、今回の「青山円形劇場」での公演というのは、何とか言うフェスだった。
 フェスというのは、考えてみると日本では利賀フェスティバルに1989年に出て、それからすぐ名古屋の名古屋演劇遊戯祭というのに出た、そのくらいしか出ていないのではないか?
 思えば、日本ではフェスにも賞にも縁が遠い。かなり遠い。
 あ、つくばの舞台芸術フェスティバルには出ていた、が、つくばフェスはフェスと掲げてはいたけれど、方便として名を掲げただけであったなあ、と思う。では海外はどうか?海外ではかなり大規模なフェスにもたくさん出ているし、劇場招へいも多い。日本では、なかなかどころか、きわめて難しいし、大変だ。

 青山円形劇場では、音響も僕がやるけれど、その音響がまるっきり下で聞くのと、オペの場所で聞くのでは印象が違う。違いすぎて大変である。ゆえに本日は、細かく音をチェックした。南波にオペをしてもらって、それをチェックしていき、どういう音の上げ方、下げ方をすればいいか、チェックしていったのである。

 フェスであるから、本日の公演には私たち以外にも韓国のソロがふたつ入る。ちょろっと見るが、いかにも韓国である。昔、パパ・タラフマラの二作品に出ていたイェヒョースンは今、ベルギーのカンパニーにいるが、あいつは確かに才能の豊かな男だった。
 才能は活かすも殺すも本人次第である。性格が悪ければ、ある程度以上は誰も助けてはくれない。

 今は青山円形劇場近くのマクドナルドで書いている。マックはネットが繋がるので、パソコンを抱えているとついマックということになるが、とてもここでは食えたものじゃない。だから、珈琲だけだ。それもうまいわけではない。だが、なんでこんなに混んでいるのだろう。マックなんか食ってちゃ、身体に良いわけがない。

 話は違うが、野球。巨人がドンドン凋落している。単に勝てない、というだけではない。巨人はいつの間にか、ヒール役になってしまって、やることなすことメチャクチャだったから、ここまで落ちてきたのだろう。巨人ばかりではなく、成功イメージの高かったところは、根本的なイノベーションなど、そうそう簡単にはできない構造になっている。が、イノベートせずに生き残れるところなどありはしないのである。
 それは文化でも一緒だ。文化とは人が生きる根幹にある。その根幹部分に生命力を注ぎ込むのが文化の役割で、そして、常に生命とは新しさ、清新さを欲していくものなのである。だからこそ、私たちは必死になって、文化刷新のようなことを唱えている。文化は保持しつつ、同時に変化しなければならない。あらゆる文化がそうだ。あらゆる生活もそうだ。経済活動もそうだ。
 巨人の凋落には、素晴らしい教訓が詰まっているではないか。
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by kikh | 2006-10-31 16:29 | 舞台
 
10/30 青山円形劇場入り
 朝、書き物をしていたら、電話が鳴り響き、すでに研究生がみんな待ってます、と言われる。
 今日は、P.A.I.の講師の日ではないはずだが・・・・と手帳を見るがやっぱり違う。けれど、たまおからはイヤ、講師の日だと言われ、違うと言い、すると会議の席上で言いました、となった。
 そういう経過を辿っているから、どうも難しい。ならば、きちんと確認くらい入れるべきである。
 僕が心配するのは、こういう問題がしばしば起きないはずはない、と思うからだ。確認をするのは習慣性の問題である。習慣がないと、どんなに恥ずかしい文章を書いても、平気で相手に送信していたりする。デリカシーはないの?と言いたくなるが、自分にはデリカシーを求めても、人にはデリカシーなどきわめて薄いのが現代人である。
 仕方なく研究生には2時間も待ってもらって、授業と相成った。すまぬ。

 病院へ行って薬をもらい、青山円形劇場へ。
 ふうむ、変な空間である。やりにくいなあ、これ、って感じ。
 音響も操作場所が悪く、聞こえ方が全然違う。困った。
 
 終わって、軽くいっぱいやって、帰宅。最終近く。
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by kikh | 2006-10-31 01:03 | 日々の記録
 
10/29 打ち合せ&原稿書き
 朝からずずっと打ち合せ。
 「シンデレラ」の小道具ミーティングに3時間、舞監&舞台ミーティングに2時間、計5時間の打ち合せ。
 終わって、再び打ち合せ。飯を合間にかっ込んで、終わった途端に意識が遠のく。

 疲れてスタバへ行き、雑誌「あとん」の原稿書き。くちびるについて書くことにする。

 しばらくするとSNが泣きながら立っている。ビデオのダビングができないんですゥ。だって。
 がっくり。
 いい年をした女がビデオのダビングができないって、なんで泣くんだよ、と切れかかるが、ぐっと我慢し、おまえねえ、勉強しろ!なんて説教。
 ふうう。ああああ。どうもみんな若いを通り越して、幼い。もう少し、きちんと年相応にはなって欲しいものだと思う。20代も後半になったら、ある程度はきちんとできるはずだろう!なんでまあ、できないのだろうねえ。
 おまえさ、新聞くらい読んでるか?本は読むか?字は書くか?どうも教養がないのだ。もっと教育の充実が必要だよねえ。
 
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by kikh | 2006-10-30 01:25 | 日々の記録
 
10/28 三人姉妹・亀有リリオホール公演
 亀有リリオホールは、全然派手じゃないし、一見どうということない空間に見えるけれど、なかなかいいホールである。シンプルの極みでもある。だが、聞きやすい、見やすい空間性を持っている。こういうホールはあまりないから実は得難い劇場だが、見た目は決して良くはない。こういう劇場に比べたら、世田パブなどは決して使いやすい劇場ではない。亀有も照明には難があるのだが・・。

 さてさて、「三人姉妹」。昨日、明かり合わせを行ない、ゲネをやってしまっているから、本日は通しはせず、ちょっと稽古をしただけで、本番に臨んだ。

 もう自家薬籠中のものとしているね、みんな。素晴らしい。
 31日には青山円形で行なうので、これは見ないといけないよ、と思ってしまう。堪能して欲しいと思ってしまうのである。
 3人とも輝きまくっているので、神様、仏様、さちまきたまさまみたいな感じなんである。こりゃあいいです。

 終わってから、昔タラフマラにいた中山のやっているバーに行く。こいつはいいヤツだ。なんかいいヤツなんである。腹の中がスッキリしていて気持ちが良い。
 終電まで中山におごられてしまって、飲んで、楽しい時間を過ごす。
 
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by kikh | 2006-10-30 01:18 | 舞台
 
2番目だった
 昨日書いた外国人監督として初めての・・・・というのは、そう、書いてアップしてすぐに、しまった、去年はバレンタインでロッテだったじゃないか、と思い出した。だから2番目。

 そう考えてみると、やっぱり日本の奇妙さが浮かび上がってくる。
 バレンタインにしてもヒルマンにしても、名選手ではなかった。すぐに指導者の道に入っている。選手の視点と全体を把握する視点では、まったく異なる。こういうことを意識下に置くためにも、先月、僕は「僕の青空」の舞台に立っている。
 日本は、もっとサッカーにせよ、野球にせよ、監督とは何か、きちんと考えるべきときに来ているのだろうと思う。
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by kikh | 2006-10-27 11:33 | うひょひょ!
 
10/26 くるくる
 今日、日本ハムファイタースの日本一が決まった。
 これはめでたい。とってもめでたく、かつかなり画期的なことに違いない。日本ハムが北海道に移ったとき、最初は閑散としていた札幌ドームが満席になっているのだから、それだけでもビックリだが、それにしても、なんという強運を引き寄せる男か、新庄は、と誰しもが思うに違いない。今年一年は、まさに新庄年であった。新庄の引退セレモニー年だったのである。こんなに長く、かつ、華麗に、最後は日本一まで引っさらって引退なんて、いやはや格好良い。そういう星の下に生まれているとしか言いようがないほどだ。
 でも、新庄とは、昔から面白い男だとは思っていて、大リーグに行くとき、金のことなんか、まったくと言っていいほど意識しなかったヤツであり、日本に戻ってきて、さて、どこへ行くか?最初に声を掛けてくれたファイタースに行く、と言ったヤツなんである。下手な駆け引きをしない。あとでグタグタ言わない、なかなか男前の男、益荒男ではないか。もちろん見た目はちょいと置くとして、とは言え、あのエラの張り具合、だてに張っているエラじゃねえとでも言いたげで、ほほえましくなってくる。
 けれど、なんと言っても功労者はヒルマン監督だろう。外国人監督で優勝した監督はいなかったのではないか?風土の壁、言葉の壁を超えての指揮には頭が下がる。自分が信念を持って、チームを変え、自分も変った姿を知っていると、感慨深いのだ、今回の日本一は。なんせ、日本は、有名選手がほとんど有名監督へとのし上がっていくオカシナ国であるのだから。

 今日まで、ずっと体調は良くない。
 身体が重い。頭が痛い。咳がたまに出る。

 それでも「三人姉妹」の稽古と、来年度のことに関しての計画やらアドバイスやら、読売新聞社へ行ったり、バリダンサーに会ったり、もう準備と計画とトークで毎日、ほとんど倒れる寸前であった。あまりガンガンになってくるとまた、痛風が心配になる。

 
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by kikh | 2006-10-27 00:57 | 日々の記録
 
10/23 三人姉妹・稽古開始
 身体がずっしりと重い。
 朝から研究生の教え。なかなか一朝一夕にはいかないだろうがそれにしても、もうすこし考えてから稽古に臨んで欲しいと思ってしまう。どうにも甘い。けれど「僕の青空」のときがいい例で人には厳しくなれるわけだから、自分にも少しは厳しくなって欲しいと思う。その厳しさと覚悟と楽しむ感覚とが一体にならないといけないんである。
 さあて、いつ剥けるだろう。
 立ち食いそばをかき込んで、トヨタ自動車の体育館へ行く。「三人姉妹」の稽古再開。と言っても、私以外の三人とも今まで数回、稽古は行なっているはずなので、順調。至って順調。あと3日間の稽古があるわけだからまったく問題ないと思う。

 事務所に戻ってきて、音楽打ち合せを下町兄弟と新しく一緒にやる音楽家の藤井君と打ち合せ。下町さんも今までは歌を作ってもらっていたわけではなく、始めて歌作りに参加してもらうわけで、藤井君ともども、楽しみではある。どうなるだろうか?
 下町さんに、体調が優れず、と言ったところ、いやあ、私もなんですよ、と始まり、症状はまったく同じなので少しホッとする。というのは、頭の後ろが張っていて、そして頭が痛いという症状。たぶん風邪なのだろう。

 終わって網代とコンピレーションDVDの打ち合せ。前回のプレゼンものよりずっと良くなっている。もうひとつ、かな。「僕の青空」の古屋君の映像も届いていたのでちょっと見る。こちらもなかなかいい。もう少し寄りがあった方がいいかな、と思うくらい。

 外はざあざあ降り。疲れ切り、体調不良であったが、網代と軽く焼酎を飲んで、帰宅。

 インド人に関するインド人が書いた本を読んでいるが、うなずくことばかり。日本人から見ると美徳のかけらも持ち合わせていないように見えてしまうが、これも長い歴史が培った文化である。こういう文化とどう対峙していくかが、これから問われよう。日本企業も、どんどんインド進出ということになるだろう。たぶん、そこには中国以上の強敵が待ち受けているものと思われる。
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by kikh | 2006-10-24 11:46 | 日々の記録
 
10/22 体調すぐれず
 朝から稽古。
 稽古は順調、と言いたいところだが、休みが多いため、なかなか思うように進んではいない。
 出演者が多いと、どうしても目は悪い方に言ってしまい、さらに良くするためのだめ出しができない。さらに良くするためには、本当は、かなりレベルの高い連中でやるのがいいのだけれど、まあ、今回は研究生も大勢入っているため、それはあまり期待できないが、しかし、存在が面白い連中が多いので、不思議な雰囲気が作れるだろうと思っている。
 音楽のミーティングをまだやっていない。今、ありもの音楽を中心に、始めてパパ・タラフマラでは制作しようとしている。いつも音楽家と一緒に作品作りを行ない、それも9割5分は作曲家が作った曲で占めてきた。今回はありものが7~8割にも達するだろうが、問題もあって、統一感が作りにくい。しかし、非統一も面白いものである。つくばWSで毎年、行なっていた作品作りは当然、ありものばかり使うわけで、逆に作曲をしてもらって、なんてことはほとんどあり得ない。これはこれで面白いものだ。
 
 稽古後に小道具ミーティング。
 その途中からどんどん寒気がし出し、夕方に終了するとからだが冷え切っている。
 こりゃヤバイとばかりに自宅に戻り、風呂に入り、そのまま2時間近く寝て、起きだし、事務所へ行って、舞監ミーティング。
 終電にて帰宅。
 体調不良。
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by kikh | 2006-10-23 08:39 | 日々の記録
 
10/21 母校での講演
 ずいぶん、長く書いていかなかった気がする。
 どうにもこうにも忙しく、毎日毎日、ダイアリーを書くどころではない状態が続いていた。
 10月15日から「シンデレラ」の稽古が始まった。
 この稽古時間自体、さほど長い時間を使っているわけではないが、今は、この「シンデレラ」に関するミーティングが毎日毎日、次々とあり、加えて、来年度の助成金をどうするかに頭を悩まさなければならない日々となっている。本来は制作チームが、こういうことに頭を使って欲しいけれど、いかんせんまだまだ経験不足で、面倒を見てあげねばならない。
 だから、「僕の青空」が終わって以来、自分自身のからだを動かすことをしていない。酒は大して飲まないけれど、痛風のための食事制限なんぞはどこへやら、という感じにはなっている。とは言え、それほど、痛風に悪いと言われる食物がすきですきでしょうがないわけではないので、苦痛でも何でもないが。ビールは悪いが焼酎ならいいというなら、焼酎を飲んでいればいいだけではある。

 「シンデレラ」は、今回はほとんどの研究生も出演する。もちろんなかなか主体にはなれるものではないけれど、でも、たぶん奇妙な味わいが出てくるだろうと思っている。僕は作品で25人も使ったことは、つくばのワークショップでの作品作りではあったけれど、そのくらいしかなかった。25人がどんな風になるか、楽しみではある。そうは言っても、研究生とパパのメンバーでは技量に相当な開きがあって、埋めるのが大変。まあ、埋めると考えると大変だろうから、キャラクターをどう活かしていくかだろうと思っている。

 「シンデレラ」稽古も明日で一度、打ち止め。明後日からは「三人姉妹」稽古に参加し、28日に亀有リリオで、31日には青山円形劇場で公演となる。

 昨夜、オランダのユリフェスティバルのディレクターと新宿の居酒屋で飯を食ったあと、実家戻り。父親の具合はかなり悪いようで、母親は介護疲れのため、かなり弱っている。いろいろと愚痴を聞かされるが、愚痴で終わらせておくわけにはいかないなあ、システムがおかしいのではないか、と思えるようなこともいくつか。病院の医師の判断が病院によって違うのも不可思議だし、負担を軽減するのではない税制に関しても疑問だらけ。それにしてももう少し、実家戻りの回数を増やしていかねばなるまい。

 今日は朝から、私の母校である高校PTA主催の進路指導のために、呼ばれ、いろいろと高校一年生を前に仕事の話をする。要は何でこのような仕事を選んだのか、という話だ。いろいろな職業の方がいらしたが、僕は当然、舞台の話をする。相変わらず反応がない。けれど、反応がないだろうことは日本では当然とも言える。しかし、反応は心では感じているのである。でも、やっぱりそれを人前で表現しない。まったくしない。数人のグループになればいろいろと元気よく話をし出すのだろう。だが、これはまったく村社会構造そのものである。身内しか受け入れないという感覚だ。知り合いにだけはべらべらと話をするけれど、知り合いでなければ、話らしい話もしない、これでは将来が思いやられる。その状態がずっと続いている。日本はこういう状態を一刻も早く、脱しなければならないのだけれど。
 それにしても、高校時代のことなど、ほとんど忘れてしまっている。高校生を見ても、どうもピンと来ない。でも、確かに中学生ではないし、大学生でもない。高校生とはこういう子供たちを言うのか、と改めて納得。確かに、まだまだ危うい。

 東京に戻ってきて、「シンデレラ」稽古。稽古場が狭い。

 終わって、美術打ち合せ。終電まで。
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by kikh | 2006-10-22 02:20 | 日々の記録
 
10/14 音楽三昧
 今日は、一日中と言ってもいいくらい、「シンデレラ」の音楽について、選択していた。下町さんと藤井君という若い音楽家に入ってもらうことになっているが、メインは別の方にあるのである。ワクワクしながら、選択し、ワクワクしながら、泣く泣く、取りやめ、と何百曲を聴いたか分からない。が、夜には大雑把には仕上がった。
 音楽尽くしの一日。
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by kikh | 2006-10-16 01:09 | 日々の記録


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