★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
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2/26 帰国
 2/25朝にポートランドを出て、直行便で成田着は26日午後4時過ぎ。
 自宅戻りが19時少し前。

 帰宅後、今、メルマガで書かねばならないこともあって、ボ・ディドリーを聴く。シンプルで良い。ブルースからロックへと掛かっていく、その途上にあって、ボ・ディドリーは異彩を放っている。
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by kikh | 2009-02-26 23:42 | 日々の記録
 
2/24 リードカレッジでの公演
 リードカレッジでの公演が終了する。
 
 面白かったのは、客はとてもとても喜んでくれたようだったが、ある有名だという批評家は非常に渋い顔をしていたことだ。別の批評家はとっても褒めてくれたが、そのおばあさんの批評家はオレと話をしていてもまったく渋い顔を崩さず、なによ、こんなヘンテコな舞台は!みたいな顔で、ジロリジロリと嫌そうな顔をしては、そっぽを向いた。
 その一方で、リードカレッジの大学院に行っているという演出家、振付家は、凄かったと言い、次々と質問を浴びせかけてくる。これが同じテーブル上で起こっていることなので、その対比もまた面白かった。互いに互いの言葉を聞き、互いに渋い顔をし合い、首を傾げるという具合。

 ただ、この「三人姉妹」は女マルクス兄弟!との認識をさらにさらに強くした人たちが何人もいたことが面白かった。
 ゲラゲラ笑うというより、同じおじいさんなどは、昨日も今日も、延々とくすくすと笑い続け、ハラを捩り、でも声にはたいして出さず、一方、その渋い批評家は一切、顔を崩さない。
 これはこれで健全な事だろう。

 サンフランシスコではゾクゾクと「Ship in a View」の批評が出ているらしい。素晴らしくいい批評がひとつ、送られてきた。
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by kikh | 2009-02-26 04:25 | 舞台
 
2/23 フィーメール マルクス兄弟
 アメリカという国は実はとても大きく、そして多様であるから、アメリカとは、とひと言では括れない奥行きがある。
 ポートランドを皆、キレイな街だ、という。照明家の関根さんも、ここは本当にキレイだ、自然が多いからだろう、と言っている。確かにキレイなことはキレイである。しかし、僕はこのような画に描いたような、いかにも西洋的キレイさの街はあまり好きではない。圧倒的に白色系の人たちが多い街でもある。ヒスパニック、黒人、アジア人もいるにはいるが、この街は白色系の好みで創った街という匂いがする。もっと言えば、どこも尖った感じがしない。いくら雑然とし、錯綜しようが、ポートランドよりは僕ははるかにNYCの方が好きだ。色彩ということで言うならば、たとえばメキシコの色とかの方が強烈に好きである。だが、そういうとんがりがない。人も同じで、尖った感じはまったくしない。いい人達が多いのかなあ、とか、住みやすそうとか、さまざまな感想を持つ。同時に、ならばそのいい人、そして富裕な層の人たちに至らない人たちはどこで生活できるのだろう、と感じてしまう。
 僕は街にはとんがりが必要と思っている。街はやはり一層ではなく、多層である方が面白いし、豊かさを醸し出す。もちろんそこには社会不安要素があるからこそ、ではある。しかし、社会不安要素を取り払いだすと、結局は共産の発想になっていく可能性も大きい。
 とは言え、こんなに簡単にポートランドを語るのも危険である。ほんの少ししか、見ていないし、感じてもいないからだ。もう少し、キチッと見なければ語れないのは事実であるが、瞬間的に感ずる何かを重要視したいのも事実である。

 さて、今日は朝から「三人姉妹」稽古、仕込み、そしてゲネ。
 夕方18時過ぎには終わる。ゲネを見に来ていた方々は総勢20人。彼らの拍手も熱かったが、加えて、ある年を召した舞台人が、これは女版マルクス兄弟だねえ、と感想を語っていたのが印象深かった。ずっと笑いが止まらなかったという。でも、ゲラゲラ大声で笑っていた人はいなかったから、くすくすと笑い続けたのだろう。僕にはこのような笑いこそが好ましい。ハラの底で何かがもじもじしているような。

 喜び勇んでポートランド料理を食いに行く。
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by kikh | 2009-02-24 15:02 | 舞台
 
2/22 ポートランド
 昨夜は小川家での打ち上げを行ない、ボクは早めに、とは言え、2時過ぎに帰ホテル。
 朝8時にはホテルを出て、ポートランドに向かい、12時にポートランド空港着。それからホテルに行き、15分後には再び車上の人となり、リードカレッジへ。
 昼食もほとんど取れないまま、仕込みに入る。今日からは「三人姉妹」。

 延々と夜10時まで行ない、帰ホテル。
 このホテルが凄く良いホテルで、あれれ、なんでこんなに良いホテルなのか?いやいや今までの「三人姉妹」ツアーの中では飛び抜けて良いホテルじゃないか。こんな素晴らしいホテルを用意してくれるくらいならば、もっとギャラを!と悲しいことを考えてしまった。実に素晴らしすぎるホテルなのである。

 まあ、せこいことを考えないで、せいぜい「三人姉妹」を楽しもうではないか!!
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by kikh | 2009-02-23 17:06 | 日々の記録
 
2/21 最終日
 今回のサンフランシスコの公演は画期的と言ってもいいほどの出来となった。
 YBCAでの最高の舞台という評価も聞こえ、素晴らしい時間を過ごすことができた。
 それは、年齢の醸し出す精妙さがしっかりと現われた舞台であったからだろう。12年間はダテではなかった、とつくづく思った。12年かけて、それは深い作品になり、人に見られ続けて、精密さを醸しだした。たぶん今日の舞台は12年間の中でもベストだったと言えると思う。

 公演後のロビーの様子を見て、いかなる舞台だったかを示してくれた人もいた。

 とにかく皆に祝福され、非常に良い気分であった。
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by kikh | 2009-02-22 20:54 | 舞台
 
2/20 2日目終了
 サンフランシスコでの公演、2日目が終了。
 初日はかなり良い出来だったと思う。
 2日目は問題が続出。どうも気が抜けるのか、初日が良いときは2日目が悪くなる。
 それでも、観客はパーフェクトと言ってくれるのだから嬉しいものだ。

 カーテンコールもスタンディングで終わった。
 
 毎食、誰かとミーティングをしつつ、飯を食っている。今日は午前中はポールドレッシャーアンサンブルの稽古を見に行き、昼飯を仲違いしていたジューンワタナベさんと食い、夜はサンフランシスコ国際フェスのディレクターと日米の橋渡しをやっている吉田さんと飯を食う。
 なんか食い続けて、胃がもたれている。
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by kikh | 2009-02-22 06:46 | 舞台
 
2/17 san francisco
 サンフランシスコには7~8回は来ていると思うし、2ヶ月近く滞在していたこともあって、よく知った街である。

 イェルバブエナに行ってみると、みんな覚えていてくれたので逆に驚く。ボクの方はほとんど忘れている。
 イェルバブエナの真ん前はサンフランシスコMOMAだ。イミグレーションのオッサンがイェルバブエナで公演すると言ったら、それは素晴らしい、素晴らしいんだが、ところで3/2まではこのビザは有効じゃないよ、あっちへ行け、とセクレタリーの方へぞろぞろと向かったのが昨日だった。危うく、アメリカに入れないところであった。大使館側のミスを認めてくれたから良かったようなものの、ダメの一点張りであることも考えられ、ほっと胸をなで下ろしたのであった。

 アメリカでは、昨年来、不況の煽りで客の動員数が落ちていると言う。確かに酔っぱらいが多い。でも、昔から多いので、サンフランシスコは良く分からない。ニューヨークは顕著だった。

 仕込み開始する。良い劇場だ。ケータリングも山のように積まれていて、一同感激。

 ここに来ても南波は悩みに悩んでいる。南波よ、苦悩せよ。苦悩する中からしか、見えてこないこともたくさんあるのだ。そして自分の中のリアリティを発見していくしかない。少しでも見えてくれれば、次は大きく見えるだろう。
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by kikh | 2009-02-19 02:01 | 日々の記録
 
2/16 サンフランシスコ入り
 16日朝、自宅を出、サンフランシスコ入りは同日朝。時差がたっぷりあるのでこういう現象が起きる。
 サンフランシスコは雨。さほど寒くはない。
 機内では寝て、仕事。寝て、仕事。パソコンの電源が入りにくくなっていて、いつ潰れるかそれが心配。帰国したら、ACアダプターが届いているようにせねば。

 午後、テクニカルディレクターのホセとMTG。
 まったく忘れていたが、ホセはよく覚えてくれていたようで、Finally、やっとパパ・タラフマラができると喜んでくれていた。ボクも次第に思いだし、ああ、懐かしいとなっていった。ホセの出身地はアルゼンチンだそうで、アルゼンチンでもやれ、としきりと勧めてくれる。
 イェルバブエナセンターフォージアーツで公演をしたのは8年前である。そのときはWDの第四章にあたる「Sound of Future SYNC.」をサンフランシスコで制作し、公演したのだった。ちょうど9.11の後で妙な空気感があり、次はゴールデンゲートブリッジが破壊されるなどという噂が飛び交っていた。
 
 夜、スタッフ連でチャイナタウンへ行く。いまいちだったが、でも中華を食うとホッとする。まだ何にも食っていないのだけどね。
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by kikh | 2009-02-17 23:53 | 日々の記録
 
2/15 大盛況
 最後の「Ship in a View」稽古。
 本日の通しは大盛況で、「Ship in a View」を見たいと稽古場に来ていた方の数、なんと40人以上。
 面白いのは、人が多いとみな、力が入ってしまうということか。そうするとウルササが出てくる。これがいけない。南波など、一番ウルサイ。力はいりまくり。まあ、でも良かった。これで少しは慣れるだろう。
 アランパットン、小谷野哲郎、デウィ、リアント、レクラム舎のみなさま・・・などなど、大勢が見てくれたので、まあ、それなりには良かったかも、である。

 明日からサンフランシスコ入り。
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by kikh | 2009-02-16 14:35 | 日々の記録
 
2/14 暗示
 Ship in a Viewは順調に進んでいる。
 稽古場には見学者が次々とやってくる。
 
 それにしても女性はなんでまあ、こんなにも年を取ってくるとかしましいのか、と呆然と見つめることになる。だんだん人に厳しく自分に甘くなっても来る。これは男女は関係ないか。かしましいのは女ばかりとは限らないので、これまた人によるか。しかし、人は次第に若年者には厳しくなっていく。これだけは事実だ。ならばその数倍は自分自身もできなくてはいけない。しかしながら、なかなか自分には厳しくなれないというか、なったつもりになっているだけである。それはオレ自身もそのようなところなきにしもあらずではある。戒めなければ、と人の振り見て我が振り直せである。

 小川や松島のように、年齢のことなどを言わないし、年を取ったことを強く主張しないで、ガンガンと動く人たちもいれば、30代半ばで、いかに自分が年寄りか、動くのが辛く、最高の舞台にするよりも楽をする方向にばっかり話を振ることに余念がない人もいる。年を取った、だから動くのが辛い、そんなことばかり言っているというのは、ボクにはさっぱり理解しがたい。なぜなら、そうして一所懸命自己暗示に掛けているように映るからである。暗示というのは面白い。人は通常、みんな一生懸命自分に暗示を掛けて生きている。オレは、あたしは・・・・と考えるだけで、もうその時点で暗示を掛けていることになるからだ。変な暗示ほどダメにしていくものはない。病気も同じだろうと感じる。暗示をかけて病気になるような気がするのである。なんの確証もないけれど。
 
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by kikh | 2009-02-15 01:43 | 日々の記録


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