★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
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3/30 稽古
 少しは「Nobody」が良くなってきている。しかし、どうもイライラ感は消えない。それは根本的な考え方の問題で、オレが年を取ったせいか、それとも彼らが子どもなのか?どうなのか分からないが、基本的な思考へ向かう姿勢が全然違うので困ってしまうのである。
 あと一年後の作品だ、なんて思っていると、瞬く間に時間は過ぎ去ってしまうから必死でやることが求められる。

 ほぼ助成金の結果が出た。国内向けの助成金は、マル。海外向けは×。最近は海外が本当に厳しくなっている。なっているが、しかし、パパ・タラフマラは海外からのオファーの方がずっと多いから厄介である。
 それにしてもどこを見回しても戦略を立てる立案能力が弱い、あるいは、立てても潰されるのか、組織になればなるほど日本という国はおかしい。オカシクてもそれでやっていけるのだからスゴイというか、唖然だ。
 
 自民推薦の森田健作氏が千葉県知事になったそうだ。森田さんのことは直接は知らないので何とも言えない。しかし、森田健作を選んだ選挙民は、結局、何だろうね、小沢秘書問題ゆえに小沢嫌いが起きたのだろうなあ。けじめを付けない民主党に嫌気が差すのはわからないでもない。しかし、だからと言って自民党じゃもう、なんにも変わらないのは明瞭だ。テレビでも民主党の政治家たちには強くグランドデザインを出すべきだとやっている。真っ先にグランドデザインがあって、確かにしかるべきである。だからといって、自民党でいいということにはならない。これは絶対にならない。なぜなら人間の性質が、さほどクリーンではないのだから、長年権力者が続くなんてのは間違いなく良くない。沈没に向かってまっしぐらである。それでもなお、千葉県民は沈没を望のだから不思議を通り越し、相変わらず感情人間しかいないのが、この日本なんだなあと思うのである。
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by kikh | 2009-03-30 23:58 | 日々の記録
 
3/26 ロケハン~稽古
 地下帝国みたいな場所にロケハンに行く。具体的には問題が生じるらしいので書けないのだが、このような地下帝国みたいな場所が東京にあるというのが驚く。東京と言っても、本当に裏側の東京を探るとオモシロそうだ。

 その後、「Nobody」、レクラム舎、P.A.I.「プリティドンキ」と夜まで続く。
 やっぱり三作品やるとクラクラする。面白いがクラクラする。

 日本の政治はもうどうしようもないところまで来ている。同じように役人たちは最悪だ。なんとも日本という国は組織になればなるほど硬直化し、最悪になっていく。個人がないから、組織に委ねられた人間ばかりなのだろう。本当に組織が問題だ。
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by kikh | 2009-03-27 09:27 | 日々の記録
 
3/24 イメージ写真撮り
 「Nobody」のイメージ写真撮りのため、早朝4時から夕方まで、ビッシリ。
 廃線での撮影であったが、いやあ、寒い寒い。みんなブルブル震え、僕もシンシンと冷えた。
 写真はなかなか面白い写真が撮れたが、戻ってくると寒気がする。ヤバイ、なんだが、すぐにミーティングがあったため、休んでいられず。
 深夜に戻ってきて、仕事をしようとしたが、疲れ切って仕事にならず。頭の中はボウとして何もできない。
 即刻、寝ることにする。

 来月には「パンクドンキ」のイメージ写真撮りがある。やることが多すぎる。少し整理したいが、今の段階だとどうしようもないか。
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by kikh | 2009-03-25 20:54 | 写真
 
3/22 流れる
 大きな流れに乗って、グングンと進んでいる。進まされている。どっちだ?どっちもだ。
 忙しいかと問われると、確かに忙しくはしているが、もっと効率化を計ればもっと何とかなるだろう。しかし、一日三本の稽古を行なうと、一日の終わりには、ぐったりを超えて、痴呆状態になった感じだ。
 「Nobody」の稽古。レクラム舎の稽古。そして「プリティドンキホーテ」の稽古。三作品をやるのはやっぱりシンドイ。「Nobody」チームがまた、子供会みたいなチームと来ているから、どうも子供会の引率者のような気分になっている。P.A.I.のみなはまあ、それはそれで良い。シンドイけれど、なかなかどれも楽しい。「Nobody」が一番問題ではあるが。

 毎日が火曜日みたいな気分だ。

 昨日、本日とワークショップを行なう。面白かった。というか、たいていワークショップをやると面白い。パパ・タラフマラの面々はスロームーブメントワークショップというと、またか、みたいな顔をするが、やればやるほど根幹だと思うようになっている。表現とは何であるかを見つめるには凄く良いはずなのである。いろいろな視点を要求されるからである。それでいて、考えては面白くなっていかないから、常にさまざまな視点を持って感じとらなければならないワークショップだからだ。本来ならばパパ・タラフマラの面々ももっともっとこのワークショップを受けた方が良い。なぜなら、たまにやらせてみると、決して飛び抜けているわけではないからだ。心の奥底に何があるか、それが明瞭に見えてくるのがこのワークショップの恐ろしさでもある。
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by kikh | 2009-03-22 22:44 | 日々の記録
 
hawaii
 今日、帰国。ハワイとの時差は19時間だから、まる2日過ごしたようなものだ。
 朝、4時50分にホテルを出て、約40分のドライブ。空港でレンタカーを返し、ハワイ島コナ空港からオアフ島のホノルル空港へ、そこでトランジットし、成田。ホノルルの空港は日本人に占拠されているような状態で、もちろん店の売り子も飛行機のアメリカ人乗員も日本語を喋っていた。帰国後すぐに、中野でミーティング。
 
 さて、ハワイ島。
 やっぱりハワイ島は想像通りで面白かった。今日、ミーティングをしていると、写真家の森山大道がヒロで日系人を撮った写真集があるんですよ、と山田みが言っていた。そうなんだな、そんな気を強く起こさせる街なんだな、としみじみ思う。まったく比較にならないくらいカイルアコナなんかより、ヒロの方が浮き浮きする。日系人にテーマを絞った写真も、たしかになまなましい感触があって面白いだろう。うん、なまなましさだ、と思う。匂ってくるようななまなましさだと感じだ。今の確かに都会の日本人からは消えてしまったなまなましさである。
 生きることすら、次第に当たり前のことになり、すると生きるというテーマ以上に、いかに楽をするか、いかに権益を守るか、いかに発展という殻を被った安静を求めるか、人はそんな風に変わっていってしまう。まさしく、今の日本はそうである。どこを見ても日本の影薄く・・とか、そんなことばかり書かれている。なぜ影が薄いか?明白だ。内側しか向いていないからである。競争は内側にあって、外にないからである。内側の競争も良いが、外を歩いてみようよ、と言いたくなる。外を見れば変わるものはたくさんあるはずなのだ。日本人は世間で生きている。だから、結局は日本的世間で生きられさえすれば良く、それを外に広げようとしたときに、何をスタンダードにすればいいか分からなくなっていく。そして不安ばかりが広がる。30代で老後の備えを言い出すような世の中で面白いはずがないだろう。商売のために、一所懸命、危機を煽る。
 おかしな世界だ。
 しかし、そもそも人間がオカシナ存在で、根本的にはヒトは欠陥動物である。欠落箇所が多すぎる。それでいて大脳だけがでかくなったというイビツ。日本にいるとそのイビツさが明確に見えてくるから嫌になる。まあ、どこへ行っても同じ部分があるのだろうが。ため息だ。
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by kikh | 2009-03-22 22:34 | 日々の記録
 
3/15 ハワイ島
 今回のハワイ島への旅は、台本を考えるための旅である。そのために、二点、テーマとしていることがある。ひとつは圧倒する自然の力。もうひとつが日本から出ていった日系人たちがハワイに棲みついた、主要な街、ヒロを見、日系人経営の施設を見て、感じとることで何か発見したいと思ってきたのである。だから、結構、日本食のレストランに入ることが多い。日系人経営のホテルに泊まり、日系人経営のレストランで飯を食う。どうせアメリカンレストランに入ってもほとんど気に入らない、という現実があるにはあるが、今回はそういうことではない。
 圧倒する自然ということで言えば、溶岩流の凄まじさ、まったくブルーハワイにはほど遠い雨ばかり降っているヒロの天気。これは東海岸側のヒロ、中間地帯のワイメア辺りからノースコハラを回ってサウスコハラあたりに来ると如実に分かる。ワイメアから山を通ってハワイ島最北端に向かう時、峠の辺りで見れば天気の違いは明白だ。真っ青のコハラ、雲に覆われている山岳地帯。このまま、東側は雨になる。西海岸、それも北の方はカンカン照りで、一気に暑さが増してくる。そして、また、ヒロは何度か大きな津波に襲われ、多くの人が死んでいる。だから、多くが高台に住む。人はいかにして自然と折り合いが付けられるのか、経済難民、あるいは経済的向上を考えてハワイに移住し、ヒロを住処とした人たちがなぜ、生命の危険を背負いつつも逃げ出さずに、居続けるのか?それはやはり脱出願望は、いつ来るか分からない自然の脅威を感じ、生命の危険を感じる以上に、経済的苦境を乗り越えようとする力、つまり自分自身の力で何とかしようとすれば出来るかも知れないという希望によって強く生まれてくるのだろうと思うのである。
 ヒロからキラウエア火山に三日間通った。溶岩が海に向かって流れていく流れがそのままの形で残っている。それは凄まじい形状で、蛇がとぐろを巻き、大蛇がのたうち回っているような形であったり、黒い塊がぼたりと落ちたままの形であったり、それは圧巻である。ある溶岩流の陰でひっそりと動物の骨を見つけた。それほど大きな動物ではない。黒い溶岩の奥でひっそりとしている白い骨だ。
 ハワイ諸島で最も高い山、マウナケアにヒロから向かい、オニズカインフォメーションの麓近くでのモノスゴイ霧。だだっ広い舗装路が走るが車はほとんど通らず、見渡す限り舗装路と霧しか見えない。まったくの地獄の風景というか。
 ハワイはブルーハワイどころではなく、まるで地獄巡りをしているような気になってくる。
 このブルーハワイは、確かにサウスコナ~カイルアコナのあたりにある。しかし、典型的なリゾート地で、まるっきり立ち寄る気さえ起きない。グルリ、車で走っただけで嫌になった。カンクーン、コパカバーナ・・・みんな、同じだ。そしてだいたいだらしない顔をした白人と金持ちの東洋人がいる。
 昨日、チェックインしたのはキャプテンクックというところにある日系三世が経営するホテルである。そして飯を食ったのはそのホテルから3マイル(5キロ程度)くらい離れた日本食レストランであった。このホテルの入り口の感覚は古い日本が息づいていて、なんともすがすがしく、そして複雑な気持ちになった。
日本食レストランの女将というか、日系一世のおばあさんがレストランにいて、彼女は102歳だという。かくしゃくとして、どう見ても85歳くらいにしか見えないが、ハワイにやってきたのは1929年だというから80年前だ。80年前からずっとハワイ島にいる。
 このホテルは実に安いが、実に過ごしやすい。ホテルはなんだろう、決して豪華な、良いホテルではなくても、品格がある。安ホテルだが、この気持ちのいい品のあるホテルにいると、日系の経営者の心意気が伝わってきて、とても元気になってくる。やっぱり人は品がないとダメだと思う。品格は生き方から生まれる。
 明朝にはハワイ島を発ち、帰国するが、最後の夜が、このすがすがしいホテルだというのがとっても良かった気分にさせられる。
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by kikh | 2009-03-16 06:03 |
 
3/12 ヒロ⇒ワイメア
 今まではずっとヒロというところに滞在していた。雨ばかりで、ほとんど晴れがない。朝、晴れたと思って溶岩地帯まで行こうとし、途中まで行くと雨に降られるのがパターンだった。相変わらず天気は悪い。ブルーハワイというイメージが強いが、全然ブルーじゃなく、ここはまったくのレイニーハワイだ。
 それにしてもやっぱり自然の力というより、原始の力に何かを与えられる気分になる。これは写真を見ていても分からない。この場所で、この空気を感じつつ、でないと分からない。
 ひとりで車を運転しつつ、好きな場所で止り、写真を撮り、時間を感じている。なんとも壮大な風景がそこかしこにあり、その中で人はつましく暮らしているが、そうは言っても、溶岩に流され、死に、でもやっぱりこの場所を離れない。ボルケーノビレッジなんて、恐くて暮らせないのではないか?と思わぬでもないが、それでもしっかりと根付いている。

 それにしてもヒロは日系人が多い。そして、人種混交の街だ。ハワイ自体そうなのだろうが、何人か分からない人たちが多いのだ。ブラジルもそうだったけれど、ここはどうなのだろう、やっぱり白人が一番権力を持っているのだろうか?たぶんそうだろうとは思うが、日系人も力がありそうだ。

 三日間、溶岩三昧で、その後、今日はマウナケア(ハワイ島で最も高い山。天文観測で有名。日本のすばる望遠鏡もある)に行こうとしたけれど、全然、無理なようだ。マウナケアはちゃんとした装備や、4WDの車なしでは、無理だというので、その入り口のオニズカインフォメーションセンターまで行って引き返し、ワイメアに入る。
 ワイメアで飯を食おうとしたら、夜の7時過ぎにはほとんどのレストランが閉まってしまっている。この街は白人ばかりだ。でも、このワイメアでは非常に有名なレストランがたくさんあるのだとか。とは言え、どこにあるのだろうという雰囲気。商店街などないに等しい。街?と言えば、街か?確かに田舎の小さな町だ。だが、人がいない。夜7時には誰も歩いていない。車だけが通っている。
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by kikh | 2009-03-14 05:51 |
 
溶岩流
 3/9にハワイ島に入った。
 ハワイ島に来ている目的はハッキリしていて、溶岩流に触れることだ。なんせ、次の作品はパンク・ドンキだ。パンクなんだから、このえも言われぬ不条理なエネルギーを溶岩流に感じているのと、昔からキラウエア火山は見たかったのである。
 10日、キラウエアに行った。凄い。実に凄い。
 明日、11日、再びキラウエアに行くつもりである。あの時間に身を浸しておくことが重要なのだ、今は。
 でも、台本も書かねばならない。しかし、次々と構想が変わっていく。パンク・ドンキだったのに、パンドンという主人公を今、考えている。パンドン将軍、パンドン大統領・・・さて、どうなるものか。

 9日、10日と雨だった。明日は晴れないかな。
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by kikh | 2009-03-12 05:04 |
 
3/6 三人姉妹・3日目
 つくづく「三人姉妹」は成熟してきたと思う。
 外国のアーティストたちも数多く見に来ているが、評判はすこぶる良い。良すぎるくらい良い。初演から良いが、最近はもう堂に入って、驚くほどのできばえになることもある。
 すでに130ステ。これだけやるとからだと舞台が一体化するようである。その凄みを感じるには、やっぱりやり続け、見続けなければ分からない。

 明日は楽日。すぐにレクラム舎の稽古に駆けつけねば。本日、台本を仕上げる。
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by kikh | 2009-03-07 01:09 | 舞台
 
3/4 三人姉妹公演スタート
 三人姉妹公演が始まる。
 とっくにチケットは売り切れている。でも、実際に客席を組んでみたら、席が10席近く増やせるようになったとのこと。あれれ、である。
 今回は4回公演であるが、昨日は白井、今日はアラタマが病人になり、タマオは病院から直行でやってきた。
 「三人姉妹」はこのような作品にしては大変なステージ数をこなしている。こなすことで、発見がある。それがまた面白い。少しずつ最初の時とは違ってきて、以前、見てくれた観客はずいぶん大きな違いを発見できるだろう。そのような意見が多かった。
 やっぱり人は成長するのも堕落するのも心がけ次第だとつくづく思う。張りがなくなったら、人は終わりだ。
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by kikh | 2009-03-05 15:52 | 日々の記録


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