★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
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4/30 インドネシアの薬
 インドネシアの薬は、やけに強い。
 昔、バリで風邪を引いたので、急ぎ、倍飲んで治そうとして、グラグラになってしまったのを思い出す。
 薬屋で抗生物質を聞いたら、当然のように処方箋なしで出してくる。
 
 稽古は順調。代替え机が必要で、それを用意してもらい、ガンガンやっていたら、ついにリアントがジャンプしたところで抜け落ちてしまった。リアントは尻から落ちた。何事もなかったから良いようなものの、いやはやヒヤヒヤもの。
 今日で大雑把だがなんとか25分が形になっている。9日間で25分だから相当なハイペースだ。
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by kikh | 2009-04-30 23:41 | 日々の記録
 
4/29 文化とは
毎日、3分くらい進めないと間に合わないペース。こちらのマネージャーが驚異的なペースで進んでいると言う。もちろん問題もまだまだ多々ある。身体の面白さでは、リズムの取り方が裏打ちになること、音楽でも西洋音階が自然にはまったく出来ないことで、ドレミファソラシドはどうしても狂いやすい。とにかく、西洋的音階を歌わせたりしようとすると大変なことになってしまう。音の感覚もつくづく文化だと思う。
トゥトゥがゴキブリを手で掴んだと言って、タマオがヒーヒー言っていたけれど、しかし、それもまた文化で別にゴキブリを忌み嫌う文化にいない限りは、ゴキブリを見ては逃げ回ったりしないだろう。

夜、日本を出て2週間ぶりに日本食を食いに行く。まあ、うまくはないが、でもキレイなホテルのレストランであったので、みな、ずいぶんとホッとしたようだった。こちらの飯は普段は、とてもとてもキレイなホテルのレストランとはほど遠い。でもそれがうまかったりする。地元の人たちが集う店が一番、やっぱりうまい。
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by kikh | 2009-04-30 00:15 | 日々の記録
 
4/28 7日間が過ぎた
 ソロでの稽古を開始して、今日で7日間が過ぎた。ほぼ20分が形になる。しかし、このペースを維持しなければ間に合わないだろう。彼らはこんなに稽古をしたことがないようだが、みんな楽しそうなのが救いだ。
 パフォーマーの若さが少し露呈し出してきている。もう少し年齢が上だと、良くも悪くもだが、考えて臨むのだが、どうもあまりこちらの連中はそういう訓練はしていないようだ。ただ、身体の使い方も音の取り方もまるっきり違うので面白い。
 
 衣装家を替えた。先日、ジョグジャ住まいで、明日からジャカルタで仕事だという衣装家を見つけ、急きょ、ジョグジャカルタへ行き、ミーティングを行なった。テクニカルディレクターのチリンも駆けつけ、話をしたり、台本や「ガリバー&スウィフト」の写真などを見せつつ、彼女、ゲアさんの衣装デザイン等を見たのだが、この人の方がずっとフレキシブルで良いということになった。ところが、その翌日から仕事でジャカルタ。さてどうするか?と、急に今夜、その仕事はキャンセルする、そして稽古を見に行くと言ってくれる。ホッと一息。
帰りはタクシーで飛ばす。そして昨日、彼女は衣装パートナーを連れて、ソロに来る。これでほぼきちんとメンツは揃ったことになる。
 日本のスタンダードが舞台芸術のスタンダードとは思わない方がいいと、再び改めて思う。舞台スタッフの真剣で、きちんとしていること。それに驚く。アムナもキッチリとしているが、チリンもキチッとしている。そして、何よりも作り手側に立って考えてくれる。それが何よりも嬉しい。

明日から、ボクが入っての稽古日数を数えてみると、仕上がりまでには26日間しかない。本当にラッシュでの稽古をしないと間に合わない。


 日本ではレクラム舎の公演が行なわれている。見に行った人から「面白い」とのメールが入るのが嬉しいが、見れないのが少し辛い。でも、自分がやった仕事の結果を見届けられないのは、かなり気持ちが悪い。
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by kikh | 2009-04-29 01:51 | 日々の記録
 
4/25 ジョグジャカルタ
 今日はミーティングも何もないとホッとしていたけれど、朝7時半に目覚めてしまい、仕事をコーヒーショップで昼1時半頃まで行なっていたら、突如、動き出した。
 衣装が怪しいなあ、なんとかならんかなあ、と言っていたのは書いている通りである。
 そうしたら、突然、ジョグジャに一人若手のコスチュームデザイナーがいるという。急きょ、ジョグジャ入りすることにした。どうも明日から5月7日までジャカルタだというので、こりゃヤバイとばかりにジョグジャにやってきた。やってくることにしたら、美術チームからも是非、ジョグジャにいるならミーティングをしたいという申し出があった。美術チームはジョグジャにみな、住んでいる。すると次はソロでも若手のコスチュームデザイナーがいて、やりたいという話をしているという話を聞き、ならばというので、ジョグジャから戻り次第、ソロでのミーティングをすることとする。ところがそのジョグジャのコスチュームデザイナーは英語ができなさそうというので、急きょ、英語の通訳探し。そんなこんなでバタバタの一日となってしまう。
 取り急ぎ、ジョグジャカルタのクダイクブンという小さなアートコンプレックスにて、そのコスチュームデザイナーを待ちながら、今、書いているところ。
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by kikh | 2009-04-26 18:47 | 日々の記録
 
4/25 ソロ
 ソロは古都で、日本でもブンガワン・ソロという歌で知られている。ブンガワンとは川の意味だ。

 今はソロのISI(なんの短縮形かは忘れたが)ソロ芸術大学の大劇場を使用しての稽古が進んでいる。
 車の量は相当、昔に比べ増えた。パパ・タラフマラでは昔、この大学内のプンドポという野外劇場を使用して、「Love Letter」という作品を上演しているし、その一年後、大劇場を使ってワークショップ&公演を行なっている。このときはたったの三日間で作品を作ったのだが、大変だった。いつの間にか、チケット券売まで行なわれていて、横断幕はかかるわ、なんとも大変なことになっていたことを思い出す。
 今回はそのときの参加者の中からも三人が参加している。みんなイッパシのアーティストになっている。

 ソロはダンサーの宝庫である。スーパースターのサルドノもここの出だ。この前、飯を食いにソロ郷土料理屋へ行ったら、サルドノやムギオノ、イスカンダールさんなどなど、知り合いに遭遇。サルドノは今ではジャカルタ芸術大学の学長だ。いつの間にかムギオノも相当な有名人になっていて、この前のインドネシアダンスフェスティバルでは理事まで務めるまでになっていた。今日はそのムギオノさんに「ガリババ」の参加者の一人の公演を見に行った時、再び遭遇し、少しだけ話をした。なんとも風貌に似合わなく偉くなっているのが微笑ましかった。

 インドネシアではパパ・タラフマラは知らない人がいないくらい知られているらしい。もちろん舞台芸術界に限るが。なぜかはよく知らない。公演は今までに一回、ジャカルタとソロで行なっているだけだ。もちろんそのときの反響は凄かったから、そういうことが影響しているのだろうと思う。いつも感じるが、とにかくアジアとアメリカでは相当によく知られていると感じる。アジアで知られるというのはなんともボクにとっては誇らしい。アジアの見方とヨーロッパの見方はまったく違うと言ってもよい。ヨーロッパにとっての東洋はやはりエギゾチズムである。彼らにないエギゾチズムをみたいのである。そして、ヨーロピアンにとっての日本、ヨーロピアンにとっての中国、そういう欲望を満足させてくれるところの方が望ましい。ところがアジアはやはり混沌が根底にある。特にインドネシアは混沌だ。チャンプルーという言葉通り、アートミクスチャーを決して嫌わないどころか、それを歓迎する。アジアはそういう場所だ。だから歩いても面白い。ボクは全然、ヨーロッパは好きになれない。一時的にキレイだと思うかも知れぬが、ヨーロッパはどこへ行っても大した違いは感じられない。飽きるのだ。もちろんヨーロッパと一概には言うことは危険である。ポーランドとフランスでは相当に違う。だが、そうは言ってもキリスト世界の国だから、大きな共通項を持った上での相違でしかない。

 今日で稽古は5日間が過ぎた。相当速いペースで進めている。

 どうもドンドン目が悪くなっているようだ。それも近視が進んでいる。この年になって近視が進むのは良く分からないのだが、要は目の周りの筋力が衰えてきたということなのだろう。

 今回、ちょっと心配なのは、衣装家だ。あとは上手く、順調に進んでいる。メイキャップも少し心配だ。そして面白いくらい心配になるのは、年齢が高い人たちである。高いと言っても40代くらいか。あとはみんな30代以下だろう。改めて、アーティストは若くないとダメだと思う。若さとは心の若さだ。「オレが、ワタシが・・」と言い出すと、もうダメということだ。プライドなんてなんの意味もない。くだらないプライドを捨て去れない人はさっさとアーティストは辞めた方がいいと思う。美術家も若い。ジャンペットとアンディの二人だが、彼らは横浜トリエンナーレにも参加しているという。アイデアは面白い。日本でのパパ・タラフマラ公演に美術家として招聘したいくらいだ。舞台監督のジョハンもテクニカルディレクターのチリンも、実に良い。何が良いかと言えば、アーティストの立場に立って、きちんと準備し、コミュニケーション問題が起きないように、細かくチェックし、把握しようとする。そして勉強しようという意欲に溢れている。
 年を取るのは結構なのことだが、年を取ることで、妙なプライドを持つのは本当に嫌なことだ。経験を積むことはできるが、経験はあくまでも意欲を活かすためのモノでしかない。そういう意識が大切だろうと思う。昨日と同じようなことを書いている。
 
 
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by kikh | 2009-04-26 11:48 | 日々の記録
 
4/24 朝から晩まで
 早朝から夜遅くまで、毎日、稽古と打ち合わせに追われる。とにかく追われ追われている。
 
 稽古は順調だ。休憩時間を除き、7時間稽古が続くが、インドネシアンダンサーはやらないことを次々とやらされるためか、みんなからだはボロボロである。だが、やっぱり慣れてきたら面白くなるだろうことは間違いない。

 打ち合わせも次々と続いている。ほぼステージセットとオブジェ、道具などは固まった。衣装がまだ危ない。どうもハッキリしない。音楽もまた次々と送られてきたり、ミーティングがあったり。スラマットグンドノも今日、稽古にやってきたが、なかなかスゴイ。体重200キロの巨体から振り絞られる声は並大抵の声ではない。

 インドネシアの若手の美術家と音楽家だが、本当に面白い。そしてまだまだ、若い活気に満ちたエネルギーに満ちているから、こちらも刺激を受ける。やはり難しいのは年齢的に高い人たちだ。年齢が高くなるとプライドも出るせいか、どうも偉くなって困る。つくづく人間が偉くなって良いことは何もねえナアと思わざるを得ない。くだらないプライドだけは出てくるものなのだ。
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by kikh | 2009-04-25 01:22 | 日々の記録
 
4/22 ソロ稽古
 4/19にサリハラ公演が終了し、20日にソロに移動。即刻、「ガリババの不思議な世界」の打ち合わせ、顔合わせなどなど午後から夜まで続く。21日には「ガリババ」稽古をはじめる。この作品の中でインドネシアンパフォーマーは11人、スタッフはパパ・タラフマラの山田を除き、全員インドネシアン。日本人はオレとタマ、池野だけである。
 稽古は初日から暑さにやられる。熱が身体に籠もってしまう。
 今日は2日目。
 アセップという面白いダンサーがいて、この男は不思議を画に描いたようである。今回は人間ガリババがモゾモゾという動物の国に行って、さまざまなことが起きるという台本であるが、そのモゾモゾにピッタリの存在だ。
 とにかく、みんな濃い。実に濃い。濃すぎるくらい濃い。
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by kikh | 2009-04-22 20:06 | 日々の記録
 
サリハラ
 今日は公演初日。
 相変わらず受けは非常に良い。観客はたむろして帰ろうともしない。出来は少し疑問符が付いたけれど。
 さてさて、この劇場であるサリハラ。サリハラは、ある左翼系の人物が、雑誌を作り、すると大当たりして、大金持ちとなり、その結果、昨年秋に出来た劇場というか、アートコンプレックスである。なので、一通りのアートは揃っている。これを個人で、ジャカルタ南部の、どちらかと言えば、あまり文化的ではない地域に作ってしまった。個人で動かす規模がまったく違う。
 サリハラは運営の問題などさまざまな問題が今後出てくるだろう。とは言え、インドネシアのアーティストたちはやっぱり元気だし、その元気を発散する場所ができるというのはとても好ましいことだろう。やはりオーガナイズと作家が一体になると強くなる。本来ならばそのオーガナイズをする人たちは運営しか知らないのは片手落ちで、やっぱりアートを知らねばならない。とは言え、ビジネスセンスもあって、アートも理解する人というのはどこでもきわめて稀だから難しい。
 
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by kikh | 2009-04-19 11:21 | うひょひょ!
 
親方日の丸
 最近は、小沢嫌いが増えて、麻生首相は絶口調のようだ。
 みんな、国民を舐めちゃいかん、と言う。しかし、この国の民の血には「親方日の丸」が染みこんでいる。舐めても舐めても「親方日の丸」「長いものに巻かれろ」だ。小沢問題が起きたら、民主党おまえもか、と言って自民に戻る。やっぱり親方が一番安心だよ。沈むなら親方と一緒に沈んじゃろ、なんだろうね。
 変革を望まない民には未来はないのだ。それを強く認識すべきだよ、日本人!ひとりひとりの能力はあっても集団となるとまるっきり最低になる役人たち。これがいわゆる一流大学を卒業し、どんどん人間が落ちていく日本の下流スパイラルの大元である。
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by kikh | 2009-04-18 13:17 | うひょひょ!
 
4/17 ジャカルタ
 暑い。こちらの人は暑さに平気だし、冷房を付け出すと、その冷房の寒さにも平気だ。熱帯に行くといつも思うことで、冷房は嫌なんではなく、冷房で涼んでいられる。しかし、日本に来るとその寒さに震えている。熱を外で溜め込んでは冷房のある場所でその熱を昇華していると言うようにも見受けられる。不思議だ。

 相変わらず、時間にはあまりにルーズ。もう慣れっことは言え、まいった、まいった。音響の担当者はいったい何時間待たせたのか。やってきたのは夕方近く。何にもできない。だから、ゲネをやるが最低。まあしょうがない。パフォーマーもフラフラ、グラグラ。話にならない。照明は暗すぎて、顔が見えない。まあ、すべては明日だ。

 劇場の周りも、ホテルの周りも屋台しかない。今回はジャカルタの楽しみは何にもなさそうである。せめてマッサージだけでも受けたいものではある。
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by kikh | 2009-04-18 13:06 | 日々の記録


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