★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
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11/29 公開リハーサル公演
 本日は流山市文化会館を使っての公開リハーサル公演で、実際の作品より25分削り、1時間4分くらいを見せることにした。
 理由はハッキリしていて、まず照明ゼロ、音響は最低限、やれるだけ、という状況。オブジェもまだ出来上っていない。だから、中途半端に見せるのだから、辛いと言えば辛いのである。ナシならナシで全編の方が想像力で見ることになるのでその方が良いとも言える。劇場サイズも実は大きく、800人以上の劇場である。あうるすぽっとはその半分以下の300人キャパ。だからとても見やすい劇場ではある。
 そして来年、この流山文化会館がパパ・タラフマラの2010年度新作、「パパ・タラフマラの白雪姫」のプレミア公演場所となる。
 蓋を開けてみると、動員も500人だったという。だから、まずまず。そして子供が多い。それも小学生くらいの子供もかなりいる。
 アフタートークの質問の最初の質問者は、なんせ5歳くらいの子供だった。

 面白かったのは、子供の受けが実によい事である。こんな作品が子供にはとっても受ける。驚きではないが、あらためて、パパ・タラフマラの特徴であるように感じた。パパ・タラフマラの作品群は、やはり頭より身体に響くのだろうと思う。すぐ考えたがる大人はズルズルと迷宮にはまり込んで抜け出せなくなる傾向がある。
 その点、子供は直接的だ。それが良いとは限らぬが、入り口はそうでなければならない。僕はそう思う。

 今日、子どもたちにサインをし続けた。そのくらいサインをした。 
 
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by kikh | 2009-11-30 00:28 | 日々の記録
 
11/28 事業仕分け
 今、とんでもない事態になっている。事業仕分けである。
 そもそも文化とはなんであるか、そういう実体をまるっきりわかっていない人たちが文化仕分けをするわけだから、お寒い限りではあるが、しかし、費用対効果のような論議ほど虚しいものはないし、それがいちばん分かりやすいときているから、文化は困りものなのだ。
 なんとか、この件に関しても動きを取りたいが、どうにもこうにも時間がない。あまりにない。公演まで二週間を切り、残り13日となっている。
 とにかく、目処が立ったならば、即刻、動きを作りたい。

 さて、今は流山文化会館での劇場を使っての稽古である。明日はその公開リハーサル日である。800人の劇場に、いったい何人来ることやら。
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by kikh | 2009-11-29 01:42 | 日々の記録
 
11/24 はじめてだ
 今日、ザッとではあるが、最後まで仕上がった。時間は1時間28分。
 これは画期的なことである。
 私が生涯でこんなに早い時期に上がったためしはない。これからはビッシリと詰めて行けば良いわけだから、こんなに素晴らしいことはないのである。ギリギリに仕上がって良いことはなんにもない。これから稽古日数にして11日間あるが、これを詰めの作業に費やすことができるとは、驚喜乱舞である。今まで約100作品くらいは作っている。予定よりは5日間早く仕上がったということだ。今回はそれでも早い上がりを想定していたのだ。
 作品の出来は、頭がガチガチの演劇人や舞踊人、演劇好き、舞踊好きでない限り、絶対に楽しいと思う。100作品も作っている演出家が言っているのだから、間違いない。加えて、相当、新しい。実験的である。だが、実験性を感じさせないだろう。そんなことを感じている余裕はないかもしれないのだ。
 とにかく、明日からは詰めの作業に入る。ビッシリと詰める。素晴らしい。浮き浮きだ。
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by kikh | 2009-11-24 23:40 | 日々の記録
 
11/18 事業仕分け
 事業仕分けで文化関係がやられまくっているらしい。
 よくは知らなかったが、それにしてもひどい状態だそうだ。財務省にしても政治家にしても、文化のなんたるかを分かっている人は実に少ないのがこの国の欠陥だ。お喋り好き、分かった振り好き、有名人好き、理解しやすいもの好きなのはどこの国民も同じだろうが、それにしてもこの国の形をもう少しなんとかせねばならないだろう。

 稽古は順調。なんとかあと数日で最後まで形にしてしまいたい。目指すは23日である。フウ。
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by kikh | 2009-11-19 00:34 | 日々の記録
 
11/12 ハイペース
 かなりのハイペースで稽古が進行している。もう3/4くらいは形になった。65分くらいか。アランバンドも何度か入っている。楽隊が入ると本当に楽しい。
 日々の深化を見ているのが楽しい。問題も次々と出てくるが、それ以上に理解度が増しているのがハッキリと分かるようになってきた。
 
 民主党政権に変わり、政治が見えるようになった。それはとっても評価できる。しかし、先日の予算削減のための公開場の様子を見る限り、1項目1時間の審議で、政治家がバッサリと切り捨てていくのはなんとも大雑把である。このくらいの時間でやらねばできないのは分かる。しかし、そこまで政治家の勉強が追いつくのかどうか、怪しいものである。アートなどに関する予算は、文化の民度が図られる。民度が低い限り、真っ先にバッサリと切られる可能性が高い。必要なしと見なされる、あるいは、金儲けをしろ、ということで、いわゆる民間企業化しろ、と言われているようなものである。しかし、どうやってもそれでは成り立たないような作品もある。舞台は興業か芸術かと常に思考せねばならないことが多々あって、なかなか難しい。
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by kikh | 2009-11-13 09:40 | 日々の記録
 
11/3 稽古休み
 稽古は休みだった。しかし、問題が山積しているため、やらねばならないことが押し寄せてくる。
 フウム。

 先ほど、テレビを見ていたら、爆笑問題のニッポンの教養という番組で、うがいを推奨しているのは世界中で日本くらいだ、と言っていたのを見てビックリ。言われてみれば、本当にその通りで、ウィルスは喉だけに溜まると思う方がオカシイ。手洗いは大変有効だが、うがいはまったく意味がないらしい。フウム。
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by kikh | 2009-11-03 23:51 | 日々の記録
 
11/2 「パンク・ドンキホーテ」を進める
「パンク・ドンキホーテ」の稽古が佳境に入っている。オーウェンもやってきて、全員が揃った。これからは一気に進めることになる。そうは言っても、もう半分以上は形になっている。詰めはまだだ。しかし、ここまで出来てくるともう一度、振り返りたくなってくる。

 作品を作るという行為は、最初からすべて自分の予定通りになど行くわけがない。いや、行ってしまったら面白くも何ともない。今は辻が怪我をして歩くことすらままならない。が、しょうがない。それはそれで仕方がないことと諦めるしかないのである。

 今回の作品に限らないが、僕は常に、新しくどんなことができるか、ということに挑んでいる。今回だってもちろんそうだ。パンクという言葉にデリケートになる人もいるようだが、パンクとは理不尽とも思えるような圧倒的なエネルギーこそが今を穿つ、という気持ちが作品タイトルに表れていると考えてもらえるとありがたい。作品を作るという行為というのは、それもまた、パンクである。魑魅魍魎の中に入り込んでいくという意味である。今、日本全体、やっとのことでの政権交代が行なわれた。イライラし通しだった時間にやっとのことで気付いたと言っていい。しかし、だから良い方向に向かうかと言えばもちろんなんとも言えない。言えないが、向かっていくこと、変えていこうとすること、保守化しないということ、それこそが生きるエネルギーを生み、健全であるための必須の条件であろう。ただ、当然の事だが、変れば良いというモノではない。いかに変るか、いかに変えないか、いかに良い方向に持っていけるか、それこそが問われると言うことだ。

 日本にいると本当に閉塞感にイライラする。年を取れば、多くが恥ずかしげもなくどんどん保守化する。保守化は仕方がないこととはいえ、それがどれほどこの国を卑小な国に変えているかを知る必要がある。そして目指すは自分が、自分が・・という自己完結型の世界観である。ウンザリするほど、その世界観が蔓延っている。
 今回の「パンク・ドンキホーテ」と「Nobody, NO BODY」は、それらの打破と新しく動かす方向性と新しい舞台芸術の形とを一挙に出している。
 
 中国からやってきたオーウェンは、広東モダンダンスカンパニーのダンサーであり、中国舞踊とモダンダンスを半ば国と州政府とに養われつつ、やってきた男で、最初は僕もそのような人がやってきて大丈夫だろうか?果たして「パンク・ドンキホーテ」にとけ込めるだろうか?と心配であったのだ。オーウェンのパパ参加は、広東モダンダンスカンパニーの芸術監督であるプンさんからのオファーに応じ、これからエクスチェンジプログラムを開始することにした、その第1弾である。だから失敗するわけにはいかないなあ、と思っていたが、まるで杞憂であった。参加初日に48分くらい見せたところ、「スゴク面白い、素晴らしい。全部分かった。」と手放しで喜んでくれる。昨日、やってきたその通訳の中国人もまた、非常に面白がってくれる、僕は、いろいろな意味で、大丈夫かしらと心配になっていたが、来る人、来る人、とても面白がってくれるので、方向は間違っていないと確信はしている。

 とは言え、残り37日。どれだけ詰められるかが問われる。インフルエンザも最新の注意が必要になる。


 アメリカ側は2011年にポールドレッシャーと作品を作るということで、もう上演の話が次々とあるそうだ。ウウム。それよりも目先の話だ。フウ。
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by kikh | 2009-11-03 23:40 | 日々の記録


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