★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
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1/30 1年3ヶ月ぶりの「ガリバー&スウィフト」公演
 本日は京都公演があった。
 当日券が100枚近く出たらしく、驚く。こんなに出ることはほとんどないという話であった。
 公演全体は最初、みんな勢い込み、次第に乗りが出て、素晴らしくなりだし、しかし最後の最後に問題が出た。でもまあ最悪の事態はまぬがれたのでよしとするしかない。
 とにかくたったの1ステ。リナ、ライは明日はもうバリに帰る。
 ヤノベチームとも名残惜しく、サヨナラをする。東京駅着23時の列車で戻ってくる。
 フウ。明日はさまざまな会議やらチェックを行ない、明後日には福岡だ。
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by kikh | 2010-01-31 01:03 | 日々の記録
 
1/28 京都3日目
京都入りして3日目だ。
京都造形芸術大学近辺からまるっきり動いていない。春秋座に缶詰状態である。
ウルトラファクトリーの方々が初日に「お帰りなさい会」を開いてくれて、楽しいパーティーから本公演企画は始まった。

今日は、6時間で明かり合わせが終わる。かなり画期的なことである。
夜7時に来てくれと言われ、葛西薫さんのトークに参加する。今回はビックリで、葛西薫展を隣りで行い、パパ・タラフマラは春秋座で、とほんの10メートルも離れていない場所での邂逅と相成った。葛西展の中でもパパ・タラフマラポスターが三枚貼られ、小物もいくつかあって、思えばもう14年もの付き合いになるなあと感慨深かった。
葛西薫のデザイン界での人気の凄さを改めて感じてしまった。学生たちだと葛西さんは神さまみたいなものなのだろう。こんなことはオレではあり得ないなあ、と思うことばかりである。人気の大切さを改めて思った。

終わってからも葛西詣でではないが、ずらりと彼と話をしたい人たちが周りに詰めかけ、それから僕らは飲みに出た。いつも通り面白く、楽しく、深夜まで。
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by kikh | 2010-01-29 21:16 | 日々の記録
 
1/23 国内ツアースタート
 本日は「三人姉妹」公演日。これでツアーが始まったことになる。東京の国立だから、あまりツアーという感じはしないが、まあ、始まりは始まり。なんせパパ・タラフマラ29年目にして初の大規模ツアーであるから、感慨はある。

 観客席は少し寂しかった。もう少し劇場側でもキチンとした宣伝をして欲しいという思いがあった。けれど、反応はいつも通り。良い反応が返ってきた。カーテンコールも熱い。「三人姉妹」はやっぱり良いですねえ、と言う声もチラホラ直接、聞えてきたけれど、それは「三人姉妹」はまる5年、20カ国以上を経巡り、百数十ステージもやり続けているのだから、練り込まれ、深いものになっているのは当然とも思うのである。たった1回の通し稽古しかしていないが、まあ、充分であろう。そこまでやれるというのは、これは運もある。たまたま、そういうルートに乗ったということもあるだろう。意図しても未だにほとんどツアーのできない「Birds on Board」という作品もある。作品の出来自体で言えば、「三人姉妹」や「Ship in a View」だけが傑出しているわけではないと僕は思うのである。
 だから、たまたまプレゼンテーションがうまくいった、とか、運が良かった、ということが大きいように思うのだ。作品は、せっかく作っても、それをどうやって回していけるか、どうやって別の命を吹き込めるか、それがとても大きい。
 それだけに今回の国内ツアーは大きな足跡になってくれると思う。小さい作品のツアーではあるけれど。
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by kikh | 2010-01-23 20:56 | 舞台
 
1/22 国立入り
 朝から昼14時まで横浜にて「ガリバー&スウィフト」の稽古。

 16時半には国立のくにたち芸術小ホールに入り、「三人姉妹」の仕込み、そしてゲネ。明日は本番である。ついにパパ・タラフマラ初の規模的にはそこそこ大きな国内ツアーである。海外ツアーはしょっちゅうだが、本当に国内のツアーがなかったのである。これは画期的だ。ただ、橋本の風邪が心配。

 21時には劇場を出、あらた真生の車で自宅近くまで送ってもらったが、湾岸の景色が印象に残った。しばらくぶりに0時前に寝ようと思ったけれど、やはり0時は過ぎてしまう。
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by kikh | 2010-01-23 07:15 | 日々の記録
 
1/19 「ガリバー&スウィフト」
 「ガリバー&スウィフト」の稽古が、ソウルに行っている時から始まっている。毎日、横浜通いだ。桜木町にある急な坂スタジオでの稽古が続く。
 まだ、何かが足りない感じがある。数日でまとめ上げねば。
 
 今日、演助から、何でスーツマンが出てくるんですか?と聞かれた。フウム。それは人間社会に対する懐疑と不安の象徴なのである、加えてジョナサン・スウィフト的な逆説的言辞のようなもの、と答えたのである。スウィフトの面白さは、その逆説性にある。大まじめな逆説。だから、気色悪いこともあれば、ただただオカシイところもある。なんとも、奇体な存在がスウィフトである。

 稽古後に「Nobody, NO BODY」の照明打ち合わせを行なう。
 「Nobody, NO BODY」の照明はシンプルにいきたい。話の内容は、「ゴドーを待ちながら」を語りつつ、ついついメキシコの話になっていく。メキシコは面白い。非常に興味深いのがメキシコである。タラフマラもメキシコに由来する。メキシコの砂漠地帯がイメージの源泉でもある。
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by kikh | 2010-01-20 13:13 | 日々の記録
 
1/14 オーディション
 ソウルのLIGアートホールにて、スウィフトプロジェクト第三弾の「スウィフト・スウィーツ」のオーディションを行なった。
 70人の応募者から書類選考で選抜した20人弱がオーディションに臨んだわけだが、一応、三人の合格者が出た。プラス1人はどうしても見つからず。推薦してもらうこととした。

 終わってから、「スウィフト・スウィーツ」の音楽家となる、チェさん、LIGアートホールディレクターのソンジュさんと飯を食う。韓定食みたいな飯。うまい。すごくうまい。食っている途中で、韓国は音文化の国というような話が出たので、食事後に会うことになっていた学者の平井さんにも会ってもらうことにした。平井さんが、そう言えば韓国は音文化の国で、日本のような視覚文化の国とは全然違うという話をしていたからだ。
 平井さんとは、話が盛り上がる。なかなか日本では盛り上がらない話が、ソウルの街角で、日本をどうすれば良いかという話で盛り上がれるのは面白い、というか少し悲しい。
 
 とにかく寒い。強烈に寒い。
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by kikh | 2010-01-14 23:59 | 日々の記録
 
1/13 寒い
 まとめて数日分、書いておいたら、そのファイルがどこにあるのか、見あたらなくなってしまった。
 検索するのも、時間ばかりかかるので、途中で放棄。

 今日は昼14時過ぎまでP.A.I.「Snow Pigmy」稽古を行い。自宅に戻り、もろもろバタバタで準備して、夜8時半、出発、23時15分ソウル着の便で、ソウル行き。ソウルは異常な程の寒さ。空港はマイナス12度。痛い。

 その機内で新聞を開くと、ある批評家がモノは見方だから、悪い悪いと刷り込まないことだ、と書いていた。そして今あるものが良いのだ、と見方を変え、ここが出発点とすることが肝心と。まあ、一面正しい。メディアは悪いと言い過ぎであり、かつ、せっかく政権が変わっても、こき下ろしてばかりで、政治の絶望を煽っている。しかし、これは反面はどうにもこうにも、という段階まで行かないと、やっぱりダメなのかも、である。ここが出発点とは思えない。どうにもこうにも、悪い面が多すぎる。とてもとても出発点はまだまだ先に見えている。
 慢心を取り払って、はじめて次が見えるだろう。
 
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by kikh | 2010-01-14 16:31 | 日々の記録
 
1/10 帰国&オーディション
とにかく台湾は寒かった。寒いというよりは涼しいくらいなんだろうが、ジッとしていると冷えてくる。
それに雨ばかり。9日は台南から台北に戻り、この日だけは青空。しかし、10日朝はまた、シトシト雨。
靴は布のスニーカーを履いていったため、ぐしょぐしょ濡れも二回ほどあって、乾かすのに苦労。

モノを考え、書くのに、都会に行ったのは失敗と改めて思う。都会のホテルにいたって何にも面白くない。

それにしても台北はキレイになった。8年ぶりの台湾であったが、こんなにキレイになっているのかと驚く。空港もまた、いつの間にこんなになってしまったのか。アジアはどこへ行っても整備されている。やはり成田はハブというにはお粗末過ぎる。

朝6時過ぎに出て、成田着14時過ぎ。18時には横浜へ行き、「Ship in a View」の出演者オーディション。
トルコツアーがあるのだが、予算との兼ね合いで、関口と菊地を外さざるを得ない。要するに子供問題。
ときどき、これが男女逆だったらどうだろうと思うこともある。男ならば絶対に子供を連れて行くことはあり得まい。まだまだ日本は男性社会であることをヒシヒシと感じる。
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by kikh | 2010-01-11 17:10 | 日々の記録
 
「Nobody, NO BODY」&台湾へ
 1月4日まで「Nobody, NO BODY」の稽古を行なう。作品が一応、仕上がった。時間にして64分である。もちろんこれから詰めが要求されるが、レベルとしては高いレベルの作品たり得ていると思う。さらに高くするには今後の2ヶ月弱にかかっている。とは言え、私が入れるのは2月20日からの稽古で、20日~28日の休みを挟んで8日間あれば、充分に補填できるだろう。とにかく2ヶ月近く前に仕上がっているのは大きい。
本作品は、かなり軽い作品だ。軽いというのは実際に重量が、ということである。パフォーマー4人。照明、音響、舞監、演出、制作と9人いれば回すことができる。そして、船便は不要だし、手荷物で持って回れる作品であるから、これは簡単に世界に向かって発信できる作品だと考えている。荷物だけで言えば、「三人姉妹」より軽いかもしれない。公演が始まってしまえば、舞監のやることはひとつだけである。だから、いざとなったら制作が舞監を兼ねることも最悪、可能だろう。
加えて、僕が感じた「ゴドーを待ちながら」である。相当、通常の「ゴドー」とは異なる。サミュエル・ベケットの「ゴドー」でありつつ、まるで異なったモノになっている。しかし、それでもやっぱり「ゴドー」を感じるだろう。先日、ラスト稽古を見に来た木野が「ゴドー」ですね、と言っていたから、ねえ。まあ、「ゴドー」なのだ。でも、絶対にベケットの「ゴドー」より面白く、ベケットの「ゴドー」以上になっているという自信はある。

さて、4日に仕上げて、5日には日本を発ち、台湾入りしている。5、6と台北にいたが、雨ばっかり。雨の中、九分にも行った。九分はホウシャオシェンの「非情城市」のロケ地で有名になったところだ。昔、僕は「非情城市」が好きで好きでたまらなかった。そのロケ地を見るために、わざわざ九分までやってきた次第。しかし、まったくの観光地と化していてガッカリだった。なんじゃウンザリして、台南に逃げてきた。
街というのは面白い。醸し出す空気がある。台南と京都はまったく違うとは思うけれど、京都と比較されるのも分からないではない。ゆったり感がある。街を歩くと浮き浮きする。気分は良い。
あるカフェに入って、パソコンを叩いていると、そこの主人がコーヒーをもう一杯飲め、と言ってきた。無料で良いという。なかなか不思議で素敵なカフェで、入り口が50㎝くらいしかなく、身体を横にして入り、7~8メートル、ズズッと奥に行ってからやっとドアがある。そこがカフェであることに知らないと気付かないかも知れない。でも、その隙間におもしろみを感じて入ってみた。京都の町をここでも思い出した。人というのは面白い。僕のことは何人か分からなかったようだが、人は感応するものがある。でなければ、突然、もう一杯飲まないか、とは言わないだろう。かつ、台南だから、なんとも緩やかである。

台湾は少しは暖かいかと思ったら、やっぱり寒い。ジッとしていると冷えてくる。カフェなどは当然、暖房はない。だから冷える。

台南の小皿料理を小ダクと言うが、確かにうまい。台湾飯は中華と日本の中間のような感じで、日本人には非常に合うだろう。
僕は台湾には6、7回来ている。そして台湾にいると日本に対する親近感が強烈なのに思い至る。どこの国よりも強い親近感を抱いている。

異常な程メールが多い。多いメールに対応していたら、台本が書けない。ヤバイ。
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by kikh | 2010-01-08 11:49 | 日々の記録
 
清々しさ
 新聞を見ても、テレビを見ても、何を見ても混濁した世の中であることを意識せざるを得なくなり、心静かにはいられないから、それこそ静かにポウッと空を見渡すと、ほんとうに清々しい、抜けるような青空があって、あまりに正月らしい静かな時間があった。

 毎年、この静かな時間が好きだ。

 そう言えば、11月、12月上旬まで写真美術館でやっていたセバスチャン・サルガド展を見に行くことができず、非常に残念な思いをした。僕の最も好きな写真家である。サルガドはブラジルの写真家であるが、彼の写真は表面的美しさを超え、奥底にある人は何であるか、我々は何のために生きているのか、そういうことを考えさせ、強く、自分自身のあり方を問いかけてくる。サルガドを目にする度に、僕も、この写真の深奥にあるものを掴みだしたいという思いを強く持つ。そしてそれを描きたいとも思う。苦悩と同時に常に清々しさがある。それは、深い、生きることの強みである。

 今日、1月2日から「Nobody, NO BODY」の稽古が始まる。三日間だけ。その間に最後まで一応はあげる。あとは個々人での詰め作業を行なってもらう。明日で何とかラストまで行きたいと考えている。
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by kikh | 2010-01-03 01:08 | 日々の記録


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