★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
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2/27 二回通し
 ものすごく動きの激しい「Nobody, NO BODY」である。「三人姉妹」がこの作品をやった後だと、全然楽に見えてしまう。そのくらい「Nobody, NO BODY」はやっている方としては大変だろう。
 本作品は1年3ヶ月、稽古にかけてきた。
 毎日ではなかったが、1年3ヶ月継続したわけだ。
 これはスゴイことである。みんな、大変だっただろう、とつくづく思う。そしてその結果として、ここまで来たという感慨がある。
 感慨を持ってしまったのは、本日の二回通しのうちの夜の方が、やっとここまで来れた、という感覚を抱くことができたからだ。問題はまだある。あるが、なんとか、自分の中で納得できるところまで来たと言って良い。

 正直に言うが、「パンク・ドンキホーテ」も僕はある程度は納得しているが、この作品もかなりレベルは高い作品になり得るだろうと思う。「思う」と書くのは、舞台はそんなに生易しくないからだ。常に、一刻一秒と戦い、自分自身と戦い、どこまで挑戦できるかという強烈な意識との戦いとなるからだ。舞台に乗っている人間はさらに凄まじい戦いを毎日、自分自身に強いていくことになる。
 すべての歯車がうまく行ったら、「Nobody, NO BODY」は画期的な作品になるだろう。その予兆はあるので、いかに手抜かず、果敢に挑めるかである。
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by kikh | 2010-02-28 10:18 | 日々の記録
 
2/25 一日中稽古
 ここのところ一日中、研究生の卒業公演「スノーピグミー」稽古と「Nobody, NO BODY」の稽古を行なっている。「Nobody, NO BODY」はもう一週間後には公演である。空きがあるときは、ミーティングだ。昨日は、すでに2010年度の新作である「白雪姫」の打ち合わせも行ないだしている。

 「Nobody, NO BODY」は仕上がっているが、問題もある。今の不安は一日2ステできるだろうか、ということだ。なぜなら、相当にハードな動きが続くのである。
 明日から残り3日間の稽古があって、3/1,2が仕込みで、3日から本番がスズナリで行なわれる。これは見て損はない作品だ。保証してもいい。だが、面白さは、実に多様であるが、日本では単純であることの方が最近は指向性が強くなっているので、その意味では難しい面もなきにしもあらずだ。しかし、絶対的に世界でもトップクラスであることは間違いないと僕は確信している。
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by kikh | 2010-02-25 23:59 | 日々の記録
 
どこへ行くのか、日本
 この国に未来はあるのだろうか?とつくづく思う。何を見てもそう思う。政治もメディアも為替も舞台もアートも・・・人も、いや人が・・・実に弱々しい。ここに来て、アメリカではトヨタ叩きが行なわれ、世界的大企業トヨタがここで沈むことにでもなったら、本当に日本の未来はお先真っ暗だろう。週刊朝日では藤巻氏が日本破綻はもうすぐと言っているが、日本の通貨である円は、どう考えても、ここまで高いわけがない。弱々しい円がなぜ高いのか?大きくは政治責任であり、メディアの責任であり、同時に有権者である私たちの責任である。政治家たちが内側しか向かずに、政治らしき内部抗争を行なう。そんなことばかりが続く。それを支えるのは実は我々だ。加えて、それは政治の世界ばかりではない。どこを見たって、日本は内部しか向いていない。これほど世界に目が向かず、これほど内側にしか興味のない国、国民というのも珍しいのではないか。鎖国が成り立っていた時代は遙かに昔で、当の昔に大きく変化せねばならないにも関わらず、ボウとして、みんな自分が良ければいいと思って、暮らしている。そしてそれでさえダメになったら、自殺をしてしまう。

 日本は国を挙げて、必死になって国際人を作り出す必要がある。どこに出しても恥ずかしくない人物群を大至急、養成せねばならない。加えて、身体教育を科さねばならない。身体は実に軟弱に、脆弱になってしまった。その上で、確かに、一度、破綻せねば分からないのではないか、と思えてならない。

 僕はこの国を、この国の文化をどうやって次の段階へ移行させ、未来を築くかに興味が深かったが、次第に絶望感がきわめて強くなってきてしまっている。あまりに酷い。精神的に強いと思う人には、稀にしか会えなくなっている。みんな弱い。弱いのが当たり前の社会だから、きわめて表面的な優しさばかりが覆い、傷をなめ合って暮らしている。気持ち悪くなるくらい、表面を脆弱が覆っている。
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by kikh | 2010-02-25 23:51 | 日々の記録
 
2/22 稽古
 19日に東京に戻り、即刻、その日のうちに「Nobody, NO BODY」稽古に入る。
 20日、21日と9:30~13:30でワークショップを行ない、それ以降、稽古。20日は20:30~は荻窪のカフェ、六次元でトークを二時間。今日は、P.A.I.の卒公新作「Snow Pigmy」の稽古後、「Nobody, NO BODY」稽古、スタッフ総見。そしてミーティング。22時~、デフパペットシアターひとみ座の方々との台本打ち合わせ。

 毎日がエラクせわしなく動いている。と、昨日、腰の辺りの筋がピキッと伸びたのか、強烈な痛み。フウ。
 立っている分には良いが、寝たりすると起きられない。たぶん、これは腰を痛めたと言うのではなく、身体全体が弛緩することなく、緊張、思考の連続だったゆえに、悲鳴を上げたのだろうと思う。
 「Nobody, NO BODY」は19日に見たときは愕然としたが、ずいぶん調子を上げ、良くなってきている。まあ、残り5日あるわけだから、かなり面白い作品になること、請け合いますよ。
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by kikh | 2010-02-23 01:44 | 日々の記録
 
2/18 那覇へ
 那覇に着き、即刻、国立劇場おきなわに行く。
 今は芸術監督になっている幸喜さんに会いに行った。新作組踊りのゲネなどを見せてもらい、いろいろと問題があるなあ、と感じつつ、幸喜さんと夜11時半頃まで延々と話をする。今は72歳になると言うが、その情熱は大したものだ。まるで衰えていない。
 昔、12年前にアジア舞台芸術家フォーラムイン沖縄というフォーラムを開いたが、そのとき幸喜さんには実行委員のひとりになってもらったのだった。
 会えて嬉しい、と何度も言ってくれたのが染みた。毎年、1回は来てくれ、とも。つくづく人は人の繋がりでしか動きにくいことを強く実感する。
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by kikh | 2010-02-19 09:50 | 日々の記録
 
2/17 今日も雨
 今日も西表は雨。昨日よりヒドイ。
 雨の西表だが、今日は船浮というところに行ってきた。それは石垣に着いた日に、偶然、たまたまなんだが、「すけあくろう」というジャズクラブに行き、ジャズのライブだと思って入ったら、西表島、船浮出身の30歳の池田卓という歌い手が歌っていたのがキッカケである。6年ぶりの石垣でのライブで、いつもは沖縄本島を中心に活躍している人らしい。そのライブは人で一杯だったのである。
 ライブでは、出身地の船浮の話をしていて、もちろん歌でもいろいろな船浮の歌があり、興味を強くかき立てられたのだった。歌に関してはまだ、メロディ等、もうちょいというところなんだが、でも民謡もそこそこ上手く、アイドル的でありつつ、なんといえば良いか、土地に関して、自分の身内に関しての歌がなかなか聞かせるんだ。その船浮という場所は西表の陸の孤島で、船でしか行けない場所であるとのこと。住民も40人程度。八重山の石垣以外の島の子供たちは高校からは、石垣島に移住して学ぶのだという。親元を離れるということである。中学までは出たくて出たくて仕方がなかった船浮だったというが、体験に基づく歌はリアルでとても強い。キラキラと輝く目がそのピュアネスを語っている。まだ若いけれど、強いリアリティがあるため、聞かせるのだ。
 歩くと、船浮はホントに良いところ、キレイなところであることを実感する。そしてある店で、船の船長と話をしていたら、その船長が実は池田卓さんのお父さんなんだと言う。そう言えば、目つきが似ているなあ、そして池田卓はこの部落にとって非常に有意義な活動をしているのだなあ、と改めて感じ入ってしまった。そりゃそうだろう。30歳で地元で音楽フェスまで開いてしまうのだから。まあ、このお父さんもなかなかの名士らしい。

 雨雨雨なので、結局、自然を満喫するなんて無理なことだったから、昨日も今日も西表温泉に行く。温泉を2日続けてノンビリと、である。
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by kikh | 2010-02-17 20:55 | 日々の記録
 
2/16 シトシト雨
 雨がシトシトと降っている。ずっと降り続けている。
 南国に降る雨は気分が良いと言ってみたいが、寒さが身に染みてきて、海は濁り、山も霞んでボンヤリとしか見えない。赤い花だけが南国の気分であるが、他はよくわからなくなっている。
 明日も雨だそうだ。

 今日は西表で最も古い集落というところに行ってみたが、あまりピンと来なかった。雨と寒さのせいも大きい。注意が散漫になってしまっている。全然人もいない。と、逆にあまりに不似合いなリゾートホテルがある。不似合いで大反対もあったらしいが、台本書きをやっている身としてはホントにありがたい。

 一応、「パパ・タラフマラの白雪姫」台本の第一稿をあげる。今からちゃんと書きなおす必要はあるが、一応あがったのでホッと一息。
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by kikh | 2010-02-16 23:56 | 日々の記録
 
2/15 本島→石垣→黒島→西表島
 公演を終え、「白雪姫」台本上げのため、八重山諸島に来ている。石垣島→黒島と移り、今日、西表に入った。天気が良くない。黒い空が続いている。青い空だけを求めているわけではないが、黒い空だと西表だろうが、湘南だろうが変わりなく感じる。わざわざ遠くの空に来ている意味も薄い。しかし、まあ台本が書ければいいが、どうも空の重さに比例してしまうようなところもなきにしもあらずである。ある程度は順調であるが・・・。
 それにしても西表島は、でかすぎて、失敗かも、と感じている。書くには狭い方が良かった。要は一歩、外に出て、気分の良い空気が待っているわけではないからだ。今朝までの黒島などはちょうど手頃なサイズで、良い感じではあったのだった。まあ、明日の天気次第で、気分の感触は変わっていくだろう。
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by kikh | 2010-02-16 00:49 | 日々の記録
 
2/11 シュガーホール公演終了
 沖縄、シュガーホールでの公演が終了した。
 反応はきわめて良い反応であった。これで全日程が終わった。
 
 アンケートの回収率もかなり高い回収率だった。ほぼ全部、非常に良い評価だったのが嬉しい。それに「三人姉妹」はやらねば損だなあ、と思ってしまった。どこへ行っても、ホントに世界中どこへ行っても、子供~老人まで受けの良い作品なんである。年間100ステくらいできないものだろうか、と本気で思った。学校公演でもいいからやりたいと思う。なぜなら、僕が子供の頃、見せられた舞台なんてとってもつまらないもので、舞台に対する侮蔑意識はそこから産まれたのだった。あんなつまらねえものをやるヤツの気が知れない、とまで思っていたのであるから、その意識は相当に強烈である。

 今日の東京の天気は寒さに震え、雪が降りそうとのことだったが、沖縄は暖かい。23度くらい?快適な温度である。札幌の雪祭りは宴たけなわだろう。
 僕は明日、石垣に行く。石垣、黒島、西表島と回って、その間に一本台本を書き上げてしまう。18日には那覇に戻り、もうすでに那覇の国立劇場、芸術監督の幸喜さんを訪ねることになっている。幸喜さんも今日は凄く喜んでくれていた。
 
 沖縄では毎日、毎日、夜は飲んでいた。胃と食道の調子が良くないのに、マズイのであるが、飯のうまさも手伝って、ついつい。明日からは少し節制せねば。
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by kikh | 2010-02-11 23:02 | 舞台
 
2/9 沖縄入り
 昨夜の仙台公演は、かなり良い出来であった。劇場としては最悪の条件であったのだから、面白いものだと思わざるを得ない。

 ホテルのボイラー故障のため、公演後にホテルを変更する。そこのホテルは、温泉付きで、ウワッ、やっぱり温まると実感する。

 朝、仙台市内を出て、沖縄入り15時。やはり遠い。仙台・沖縄間で国内線だ。国内線では今や、飯は出ない。東京から韓国よりも上海よりも遠い。東京・台北間と同じくらいか。そして航空運賃も海外の方が今や安い。

 寒さに震えた札幌、仙台から那覇入りすると、暑さが堪える。シュガーホールの下見に行き、橋本の初ワークショップを見る。それから沖縄料理三昧。ウウ、うめえ。
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by kikh | 2010-02-10 00:54 | 日々の記録


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