★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
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7/26 稽古は続く
 稽古に関しては何にも問題なく進行している。
 今日までで23分が形になった。ナリという韓国のお面にそっくりの顔のダンサーがいるが、彼女は凄い努力家で、驚く。驚くというか、それが本当なんだろうが、朝は一番に来て入念にアップし、そして動きチェック。稽古が終わるとビデオをジッと見て、それから自分の動きを納得いくまでチェックし、まだまだダメだ、と言っている。これが毎日だ。必ず毎日続けるのだから、やっぱり素晴らしい。こういう人はどんどん伸びる可能性がある。要は自分が納得するかどうかだ。納得できるまで何とかしようとする人に対してはこちらも厳しくなっていく。どんどんさらに難易度を上げようと考えるが、すぐにサッと出来て、もうこれで良いでしょ、みたいだと、こちらもその程度にしか考えなくなっていく。

 日本はうだるような暑さだと言うが、ソウルは実に過ごしやすい。せいぜい28度までしか上がらない。先日、平井さんと会って話をすると、韓国はここ10年でまったく別の国になってしまいましたよ。と言っていたが、さもありなん、とつくづく思う。これが発展ということなのか、と思うとやはり切なくなる。発展の形態は誰もが同じ道筋を描いていく。誰もが同じ。どの国も同じ。しかし、こんなのが豊かさであるとすれば、やはり人間は間違った幻想を抱きながら生きているとしか思えない。
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by kikh | 2010-07-26 19:14 | 日々の記録
 
7/23 風の旅人
 韓国での「Swift Sweets」制作が始まって8日間が経過した。おおざっぱに形には20分がなっている。だが、おおざっぱでまだまだだ。
 面白いのは音楽である。リズムにせよ、用いる音にせよ、本当に重々しい音が多い。これは前回の「Birds on Board」のときも思ったけれど、まったく変わらない。韓国人の身体にこの重い音というのはしみこんでいるようだ。

 雑誌「風の旅人」用の原稿を書いて、提出すると、編集長の佐伯さんからダメ出しがある。確かに、と思うところ、それは違うと感じる、と思うところ、もちろん両方あったが、再度書き直して出すと、OKが出る。
 しかし、とっても感激した。それはなんと言っても、こうやって細かいやりとりをしながら、雑誌を作り上げているのだ、という感慨である。真摯である。とっても真摯だということに非常に気分の良い思いをしたのである。今どき、このような人もいるのかと思うと実に爽快な気分になる。
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by kikh | 2010-07-24 13:04 | 日々の記録
 
韓国人ダンサー
 今はベルギーで活躍するダンサー、イェヒョースンと一緒に何本か作品を作っているが、あの男はすごかった。身体が自分の速さに悲鳴を上げるのである。つまり自分自身のコントロール以上の速さや切れを持っていた。それでいてひょうきんさも持ち合わせ、韓国社会では逆にはじけ出される奔放さもあったから、僕とも気が合ったし、すぐに韓国を飛び出し、ベルギーに行ってしまったのだろう。韓国は面倒な社会だが、であるがゆえに、そこに安住した人にとっては、守られた社会ということになる。
 日本はそこまでではない。だが、ふやけている感触がすごく強い。
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by kikh | 2010-07-17 07:44 | アート
 
7/15 ソウルでの稽古
 ソウルでの稽古が始まる。「Swift Sweets」の稽古が昨日から開始したが、二日間で約5,6分が形になってきた。これは珍しく早いペースである。
 基本的に予定通りに、ほぼ進んでいくので、こちらでは30分強を形にして帰りたいと思う。帰国は8月9日だ。
 それにしても、つくづく韓国の町並みを見ていると、ここは日本ではないと思う。それはなんと言っても形と色に表れる。さらに言えば、韓国は視覚文化の国ではないと強く感じるのである。視覚文化が良いとは限らないので、別に韓国を卑下しているわけではない。

 誰と具体的には名前を挙げないが、いつも不思議に思うのは、自分が表現者でない人が表現者について語ったり、表現物について語る際に、本来は命をかけろ、と言いたいのである。しかし、あまりに軽い。命をかけるなんてとんでもない。軽すぎる言葉がどれだけ状況を悪くするか、考えてみたまえ、と言いたい。しかし、無理だろう。だんだん、本人自身が偉くなると、どんどん当人の気分までが偉くなってしまって、しょうもない人間化してしまうからねえ。謙虚さを保ちうる人がどこまでいるか、である。おまえがジャッジでは、たまったもんじゃない、という輩のあまりに多いこと!!
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by kikh | 2010-07-16 23:57 | 日々の記録
 
7/11
 選挙。混沌とした状況が日本を取り巻いている。日本だけ見ているなら、これはこれで良いのかも知れないが、酷いもんである。政治に信頼はまったくない。民主党の実際と口先の相違は甚だしく、自民党以上のうんざり感をもたらしたのも事実である。なんでまあ、ここまで酷いのだろう。
 なんと言っても、内側しか見ていないせいである。しかし、見ていない人に見ろと言っても無理だ。見ようとしても見れない。なぜなら、そのような習慣性と身体性を持っていないわけだからどうしようもない。さすれば今後を考えなければならない。

 「白雪姫」稽古。ついに45分近くが形になる。ここまで来ていると、10月以降は楽になる。楽というのは間違いか。しっかりと詰め作業が出来るようになっていく。
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by kikh | 2010-07-12 09:05 | 日々の記録
 
実家帰り
 母親も80を過ぎ、今や独居老人状態なので、ちょくちょく帰らないとまずいなあと感じている。
 昨夜遅くに帰って、本日、戻ってきたが、やっぱり誰もいないというのは、寂しいのだろうなあとつくづく感じてしまった。今までは相当に気丈で、すぐにさっさと帰れ!みたいなことを言っていたのだったが、正直にも、寂しさを吐露していたのだから、さて、これからどうしようと少々、考えてしまったのだった。病気だったとは言え、父が存命中は、それで張りがあったが、亡くなって、一年半が経過し、次第に何を張り合いにしていいか分からなくなってきているようである。
 家の大きさを考えてみると、とても一人で掃除し、賄って行くには重荷だろうと思える。まったく、と言っていいほど、僕はこういうことから認識不足のまま来ているが、そういうノンビリした状態では行けないと感じ入った次第である。
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by kikh | 2010-07-06 16:37 | 日々の記録
 
7/5 日々
 「白雪姫」の稽古が進んでいる。ほぼ33分が形になる。なかなか全員が集まらないので、稽古自体難しいこともあるが、それでも、進める。進めなければ、10月下旬以降の稽古がマズイからである。目指すは7月12日までに40分。10月20日頃からの稽古再開ののち、ほぼ3週間強で、30分を作り上げる計算となる。ずいぶん先だと思って、のんびりしてしまうとマズイ。あくまでも今はかなりの勢いで、半分以上は作ってしまわないと後々恐怖である。
 今回目指しているのは、テンポをとにかくアップさせることである。一気に作品の流れを激しく、静かな流れに変えること。相反する要素を多々入れつつ、一元的にならないように、制作している。

 また、原稿書きに追われている。追われ追われて、なんとか、少しでも進めたいが、文章書きというのもつくづく面白いものだと思う。文章というのは、やはり自分自身の頭の整理にはもってこいだ。整理しないままで進めていくと、なんとなく分かった気になったまま進むのだが、文章化すると、よく見えてくる。
 なんとか、今年か来年頭には本を出したいと思っている。どうにもこうにも、日本にいると作品だけ作り、公演をしていていてもダメとの思いが強い。この国はまったく、文字文化の国で、江戸時代ですら識字率は非常に高かったらしいが、こうして文字に親しみ、文字に信頼を置いてきたのは、結構なことなのだが、それに絡め取られているのも事実である。

 さて、これで7月13日からは次の作品、「スウィフトスウィーツ」制作にソウル入りする。
 これはこれで、面白くなりそうだ。

 本当にやらねばならないと思っていたことが実は全然できていない。作品制作に入れば、そちらに専念せざるを得ず、もし、作品ではない「制作的」仕事をしようと思ったら、頭を切り返す必要がある。こちらも本当に動きを作らねばと思っているが、いかんせん、動けない。
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by kikh | 2010-07-06 09:54 | 日々の記録


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