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★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
7/5 スウォードフィッシュトロンボーン 公演!!
 フウウウウ!ヒー、終わったああ!!というのが一番の感想。
 そして間違いなく大成功と言ってよいと思う。
 まあ、ただ、つくばでやっていたときよりも、時間的に長くできたのが非常にありがたかった。もちろんさまざまな面での問題は多々ある。だが、2週間の稽古でやったにしては、かなり高いレベルまでいけたと思うし、皆の満足度は高いだろう。それから経験者が多かったのも、非常に助かった。完全に素人ばかりだとすると、難しい面が多々出てくる。もちろん素人なら素人なりの作りをするのであるが。
 みんなに、どうやってほんのちょっとのオーディションで役を考えるのか?とか、音楽はどうするのか?とか聞かれたが、言いようがない、向こうからアイデアは勝手にやってくるんだなあ・・としか言いようがないのである。こういうことは考えるのではなく、感じとる。さすれば、解答は勝手にやってくる。それは昔から書いているとおりで、稽古日数にしても時間にしても、ほとんど予定通りに行くのはなぜか?だが、これまた、なんとなく感じるとしか言いようがない。タイム感覚は最近は特に研ぎ澄まされているような感じがあって、結構、時計いらずだったりもする。時間が感覚で分かると言えばいいだろうか。
 芸術監督のぺーターも喜んでくれたようであるが、まあ、それはともかく、こんなにパパ・タラフマラの舞台は社会的ではない、というか、今回は社会的テーマが濃厚ですね、と言っていた。ふうむ、そうかな、オレはパパ・タラフマラの舞台はいつもかなり社会的と思っている。しかし、通常、オブラートに包み、表にはハッキリとは出ないようにしている。あまりあからさまなのはイヤなのだ。だが、今回の作品の場合、共通理解を得やすい題材と流れにしないと、とても作品化するのは厳しいだろうと感じていた。なぜなら、バックグラウンドがバラバラなのと、まったくの素人も何人かいるという状態であったからだ。
 しかし、みんな活き活きしていた。これなんだ。一番大切なのは!活き活きすること。活性化すること。やる気を起こすこと。楽しいと思うこと。そしてクリエイティブな感覚があること。クリエイティブな感覚を保ちつつ、楽しいと思えたら最高に幸せになれるだろう。老化した細胞だって活性化するはずだ。今回、最年長の60代の男性が終わると「オレはやった!やったぞ!」と叫んでいたが、本当にそうだ。やれたという事実は、間違いなく彼の人生を変えるはずである。まあ、若輩者の私が言うような言葉ではないかも知れないが、しかし、そういうものなのだ!

 さて、「Ship in a View」と「三人姉妹」のアメリカツアー、「三人姉妹」東京公演、P.A.I.卒業公演での「プリティ・ドンキホーテ」制作&公演、「三人姉妹」ジャカルタ公演、インドネシアでの「ガリババの不思議な世界」制作&公演、そして、この「スウォードフィッシュトロンボーン」制作&公演・・・と延々と続いて、まるっきり休みなしの状態が5ヶ月以上も続いてきたが、ちょっとは休めるぞお、ワオ!!ヨーロッパ公演がなくなったおかげで休めるぞお!!と喜び勇んで手帳を見ると、やっぱりギシギシにスケジュールが入っている。まずは、早く「パンク・ドンキホーテ」の台本を書き上げねばならない。今月は高校演劇ワークショップ、「パンク・ドンキ」台本上げ、多摩美ワークショップ、P.A.I.夏期合宿と休みなしに続くではないか!しっかし、「パンク・ドンキ」台本書きのために、オイラはタイはチェンライから再び奥地に入り込み、その山奥でノンビリと台本書き三昧といたそうと思う。前にハワイ島に行った余韻を引き連れて、チェンライの山奥で日本語をまったく使わずに、理不尽なエネルギーを思い起こしつつ過ごす、これが重要なんだわいと思うのである。

 まあ、ともかく終わった。
 手帳には明日は、また再びオーディションと大昔になるが、「HOG~百年の孤独」のDVDを見るという予定になっている。HOGを見るのはテエヘンダアと思うが、でも、休まねば、本当にヤバイ状態でもある。
by kikh | 2009-07-06 01:18 | 舞台
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