こういう場所にいると、モノを書くスピードも、イメージの湧き方も、集中する度合いもまったく違うので、驚くほどである。
都会は、仕事をする上では便利だが、考えたり、書いたり、まとめたり・・・・すなわち集約型の思考をしなければならないときは全然ダメである。制作的拡散型、同時多発型の思考をするには非常に便利で良いのであるが。
最近は書くときは海外に出てしまうことが多いのだけれど、ビックリするくらい明確にスイッチが入る。環境は非常に重要で、あまり人の多いところでなく、海よりも山の方がよく、ジッと山を見ていられる場所の方がボクにはとてもよいようである。
とにかくこういうところに来ると人と話をしたくない。まったく喋りたくないのである。言葉は書き物だけに向かうようにしたいのである。
その割にインターネットなんてのが大手を振るようになってしまっているので、ネットまで知らぬ振りはできぬ。これが一番大きな問題だ。ネットとは適度に付き合うしかないだろう。