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★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
3/26 ワークショップ
 ワークショップが朝から。
 最近、ワークショップを開くと役者の参加者が多い。ダンサーがとても少なくなってきて、役者さんが多いのだ。これは望ましい傾向であるとともに、ダンサーはやっぱりテクニック教室しか行かないのだろうなあと感じてしまう。
役者の場合、僕はもっともっと身体を使えるようにならなければいかんだろうと思っている。台詞の意味を身体は越えるのである。しかし、台詞しか付随していない身体であるとすると、どうしてもその舞台は意味しか伝えることができない。とすると、役者は台本の付随物であり、それ以上にはなかなかなっていかないということでもある。
日本には「演出家だなあ」と私が思っている人は実に少ない。新しい演出作品を作るというよりも台本を舞台に置き換えるものが演出とされていると言ってもいいように感じてしまうのだ。非常に著名な演出家とされている人の作品を見ても、あれれ、としか思えない。これで何が一流演出家だと憤慨することもよくある。なぜなら、安易なのだ。あまりに安易な作品作りに愕然とさせられるのである。
けれど、いい劇作家はたくさんいる。そして劇作家がそのまま演出をしているケースも多いから、劇作と演出の区別がつかないのかもしれない。
これが面白いと思ってしまうところだ。舞踊にしても僕は振付家不在と感じてしまうのだが、いいダンサーはたくさんいるのである。しかし、いいダンサーと思われる人がいい振付家かと言えば、それは職能がまったく別の次元にある。ところがこの区別がつかないのが観客であり、日本人批評家である。演劇はいつまで経っても文学であり、舞踊はいつまで経ってもテクニックに重きが置かれる。うんざりだ。

ワークショップの成果は明日、昼12時20分から中野のスタジオサイで発表する。だから、もしも見たいという方がいたら、どうぞ。もちろん無料です。

ワークショップ後、ビデオインタビュー撮り。

それからP.A.I.研究生稽古。
稽古は進んでいる。とは言え、20分程度の作品である。面白くなるか?まあ、みんな一生懸命ではある。僕自身はひとつの実験をしている。それは僕自身だけが知っているのだけれど、うまくいきつつはあると感じている。
by kikh | 2005-03-26 22:08 | 演出
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