なかなか思い通りには進んでいかない。稽古は順調とも足並み揃わずとも言える。リナはバリからやってきたが、オーウェンがビザが取れず、中国で足止めを食らっている。31日には来日予定。11月からは全員入っての稽古となる。相変わらず、リナ、面白い。さすがの凄みをまき散らす。
松島、タマオともどもアメリカから戻ってきた。しかし、なかなか思い通りにはならない。早く覚えて欲しいが、厳しいようである。まああと一月半近くあるとも、一月半しかないとも言える。どんどん時間は進んでいく。ああ、厳しい。一日も早いリカバーが求められる。
時間が流れるのは早く、そして遅い。年を取ると時間の経過を感じるのが速くなると言うが、僕は全然、その感覚がない。もちろん振り返れば速くも感じるが、しかし、なんとも毎日がたっぷりしていて、充実を超えているような状態である。だから、羨ましく思う人もいるようであるし、これだけ必死になってやれるのは良いことだろうと思うけれど、しかし、限界もあるわけで、その限界をどうやって認知すればいいか、なかなか難しいものなのだ。
僕は自分自身が刀剣でありたいような気分に襲われることがたまにある。