「ガリバー&スウィフト」の稽古が、ソウルに行っている時から始まっている。毎日、横浜通いだ。桜木町にある急な坂スタジオでの稽古が続く。
まだ、何かが足りない感じがある。数日でまとめ上げねば。
今日、演助から、何でスーツマンが出てくるんですか?と聞かれた。フウム。それは人間社会に対する懐疑と不安の象徴なのである、加えてジョナサン・スウィフト的な逆説的言辞のようなもの、と答えたのである。スウィフトの面白さは、その逆説性にある。大まじめな逆説。だから、気色悪いこともあれば、ただただオカシイところもある。なんとも、奇体な存在がスウィフトである。
稽古後に「Nobody, NO BODY」の照明打ち合わせを行なう。
「Nobody, NO BODY」の照明はシンプルにいきたい。話の内容は、「ゴドーを待ちながら」を語りつつ、ついついメキシコの話になっていく。メキシコは面白い。非常に興味深いのがメキシコである。タラフマラもメキシコに由来する。メキシコの砂漠地帯がイメージの源泉でもある。