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★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
4/2 そして卒業公演となった
 第10回卒業公演日。
 いつの間にか、気づいてみると10回も卒業生を送り出していることになる。我ながらよくやっていると思う。
 しかし、まったく卒業公演日に大幅遅刻者が2人もいて、稽古をしようにも稽古にならない。ゲネに間に合うという状態ではない状態でなんとか参加できたから良かったけれど、当人は済みませんと謝ればいいが、他の人たちへの迷惑が非常に大きいのだ。他の研究生が稽古中に確認しようとしていたことができないままになったからだ。こういうことはあってはならないことだ。
 個人作品に対しては、僕はまったくと言っていいほど、口出しはしない。それは将来とも自分の力で何とかしていかなくてはならない世界だからである。僕の美意識で判断しても仕方がない。ただ、足りない部分とどうしたら良くなるか、だけは言うことにしている。それをどう捉え、直すか直さないか、それを決めるのは当人である。本人がこれがいいと判断するならそれでもいい。詰まらない作品になったらなったで、当人が責任を引き受けなくてはならない。観客はひとりあたり5分~8分だから、我慢してやり過ごしてしまえばいい。そうは言っても皆、悩む。どうしたらいいか、悩む。悩んでいるならアドバイスはする。しかし、やっぱり自分自身で作り上げることこそが必要なことである。

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 「Clock & Sunflower」「春の祭典」とも出来は良かった。「Clock」は不思議な世界が展開し、「春の祭典」は冷えた、そして激しい熱情がほとばしっていた。


 終わってから、打ち上げ。今年はみな泣いていなかった。昨年などはおいおい、泣き崩れる者たちばかりであったのに、今年はみんな泣かないのが印象的だった。

 ゆっくりゆっくり打ち上げ。どどっと疲れて、頭がボウとして帰宅。ふう。今年の卒業公演も終わった、としみじみと思う。

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by kikh | 2005-04-03 02:17 | 舞台
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