公演が始まって、3ステージが終了した。
みなさんからはお褒めの言葉を多々頂くが、でもやっている側としては、なかなか完璧にはいかない。「完璧」にはできるはずもないと思わないでもないが。
「風の旅人」の編集長の佐伯さんがブログで「スウィフトスウィーツ」について書いてくれている。是非、一読、頂きたい。
http://kazetabi.weblogs.jp/blog/
作品を制作している側は、当然、あらゆる部分に意味がある。しかし、意味というのは、最初から分かっている意味もあれば、あとあと付いてくる意味もある。もし、僕がそこは黄色だ、と選択したとしよう。そのときは感覚的に選んだということなんだが、だが、選択に至るには、単に色味がきれいとか、好きとか、感覚パートを超えて、自身の中では何かしらの意味を見いだしているものである。意味が最初からあるとは限らない。あ、そうか、この意味はこうだったのか。と後追いで知ることもままあることだ。
舞台芸術は流動するものである。定着がない。その定着のなさをどうやって認知に至らせるのか、これが私にとっての大きな課題である。