岩手県北上での全6ステが終わる。
総計で北上の小学3,4年生2,200人もやってきた。
その子供たちの反応は非常に興味深いもので、最初は笑いの渦。次第に笑いが消えていき、水を打ったような静けさになり、最後はトランスしている子供まで出てきた。これは見ていても強く興味をそそられたのであった。なかなか凄い。子供たちの方が遙かに感性豊かであることがハッキリと見て取れるのである。大人は難しい。真っ先に頭を使う。頭で選別しようとする。だから、見たことのないモノにたいして非常に警戒する。もちろんそうでない人もいる。どこでその選別がなされるか、だが、本当に子供の頃の見聞が大切だ、と思うのである。
いかに自由にいられるか。自由は難しさを強く伴うものであるが、それを子供の頃にわからせる必要がある。どんな不自由があっても、自身の心に強く訴えかけてくるものがあれば、それは自由への扉となる。
子供は大切だと、深く感じ入った次第である。なぜならこれが始めてのパパ・タラフマラにとっての日本でのスクールショーだったからである。それも体育館などではなく、この地域では随一と言って良いであろう劇場で、である。

