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★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
6/1 時間の欠片もなし
 ミンダナオ島の日本兵は、果たして生存していたのかどうかさえ怪しくなってきた。だが、本当に生きていたならば、是非ともその生涯を覗いてみたい気持ちが動く。人は一様ではないから面白いのだが、それにしても数奇である。いや、数奇という言い方は違うな。時代の波に翻弄され、長い年月を経て、いつの間にか死を目前にしている人生、と私たちは形容したくなる。だが、それは勝手な当方の思いこみに過ぎないし、また、それがその人にとって不幸せだったとは誰にも言えまい。当人でさえそうは考えたくはないだろう。「しかし、あのとき」「・・・たらば」ということを言っても仕方がない。けれど、彼らもそういう意識は働いたに違いない。俺たちにしてもそうだのだから。ただ、その規模がまるで違うというくらいスケールが違って、彼らにしてもあと5年違って生まれていたら、絶対にミンダナオ島に行くことなどなかったのだろう。が、こういう話はまるで意味がないことだ。先日の福知山線の列車事故にしても何故に死と生を分けたのか、分けられたのか?誰にも、なんとも答えようのない力学が働いたとしか言えまい。

 15時に国際交流基金へ行き、特定寄付金審議委員会に出席する。あまりに肩書きの偉そうな方々ばかり。・・・総裁、東大教授、NHK解説委員・・等々なので、場違いだなあと感じてしまう。でも、そんなことはどうでもいい。やるべきことをきっちりとすればいいだけである。

戻ってきて、飯を食って、美術全体ミーティング。これが終電まで延々と続く。休みなし。

 ふうう。今日も朝から深夜まで、感じまくっていたぞ。
 
by kikh | 2005-06-02 01:15 | アート
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