9/11 三人姉妹

国政選挙日！
早朝、土日コース受講生のための授業があったことを昨夜、思い出す。
しまった！朝のうちに選挙に、と思っていたが、もはや身体はギリギリで限界。選挙に行けず仕舞い。
今回は何としても、と思っていた。痛恨のエラー！！

授業が終わるやいなや、｢三人姉妹｣の稽古＆本番。
できはいい。
葛西薫さんとのトーク。やっぱり楽しい。時間がどんどん経過して１時間２０分。

夜にソワレ公演。こちらも出来はよろしい。

夜、自宅に戻ってテレビをつける。選挙速報を見て、唖然。自民党圧勝！の文字が躍る。
自民党圧勝？？
テレビでは当選した議員が、国民を侮れない、よく見ている、バカではないと皆、言っている。まあ、国民はバカだから、などと言ったら当選しないのはよく分かる。しかし、なんということだろう。こんなアホウな国民でいいのか？ニッポン人よ！アホウもアホウ。もう、大バカ野郎の国民に成り下がってしまった。
小泉戦術にやられた、とか、なんとか言っている民主党議員がいる。落選議員たちの遠吠えが聞こえる。
それにしても、小泉がいったい何を言ったか？郵政民営化は是か非か！のみである。分かりやすい選挙！まったくその一点に絞った小泉戦略の勝利だとか。どこまでアホウになったのだろう、日本人よ。国の舵取りの中で郵政民営化はその一端に過ぎないはず。ましてや、世界を相手にしなければならないはずの日本の首相が、だ、郵政民営化しか言わない。奇っ怪この上ない手法。だが・・・。まったくテレビ的である。アニメ的としか言いようがない単純さ。忠臣蔵が好きなのはいいけれど、そのままの構図である。こういう単純構造に引っかかる日本人はもはや救いようがないのだろうか？
この４年間でいったい小泉純一郎は何をしたか。何にもない。かけ声と恫喝だけで何もない。こんな何もできなかった小泉を勝たせるどころか、歴史的な圧勝までさせてしまうニッポン人は本当に情けなく、愚鈍だ。あまりに鈍感、愚劣だ。
この愚鈍がもたらす将来はどう考えても暗い。一度、奈落の底に落ちなければ分からないのだろうか。

あまりのショックに疲れ切っているのも忘れて、目はテレビに釘付けになってしまっていた。

ほんとうにおれたちはどこへ向かおうとしているのか？
私たちの行く先に頭を抱える。