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★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
12/21 寒いベトナム
ベトナム人の意識の中に、どの程度、ベトナム戦争が入り込んでいるのだろう。
たまにひやりとした目の男を見かけることがある。若者ではない。もう老年の域に達しようかという人たちばかりだ。
そうは言っても、毎日の生活があり、その生活に時間を捧げているとどんどん風化していくとは思う。しかし、血は決して忘れない。忘れた方がいいのに、忘れない。

ベトナムではアメリカドルがそのまま使えたりすることがしばしばある。自国通貨に対しての信頼がないと言うことの裏返しである。もし、日本でアメリカドルがそのまま使えたら、なんと屈辱的だろう。だが、屈辱も何も、そちらの方が信頼が厚いのだから仕方がない、そういう論法だ。慣れとは恐ろしいもので、たぶんベトナム人たちは、US$でくれ、ということになんの抵抗もないように感じる。しかし、これも血だ。決して血は忘れない。こうやってUS$を使用した心は血肉になって刷り込まれていく。

フエに来て、しまった、との思い。
なぜなら、雨降り、寒い、暖房がない、という、いったい何しに来たのか、寒さに震え、雨に濡れつつ、傘もなし、ビニール合羽を被って歩くがあまり気持ちのいいものではない。しかし、いいことがひとつ。あまり観光客が出歩かないということだ。
寒さと雨の中、セーターを着、フリースを着て、まるで東京と同じような格好で王宮に行く。雨に照り映える王宮がきれいだった。

下の二枚の写真だが、上はホテルの部屋から撮影。下は王宮。
12/21 寒いベトナム_c0036263_0205068.jpg

12/21 寒いベトナム_c0036263_0213938.jpg


つくづく思うのは、結局、ベトナム文化とは中国文化の縮小版だろうということだ。雑種混血文化であるのは分かるが、その中でも最も強い影響は中国から受けている。しかし、決して凄みがあるわけではなく、ソフィスティケートされている。今日の昼は王宮料理なんぞを食ってみた。味自体はまあまあであった。ただ、量が半端じゃない。昨日のフエ料理もまた量が半端じゃなかった。それはコース料理を頼んだせいもあるだろう。でも、日本の定食くらいの値段で、コース料理が食えるのだから、ここぞとばかりに食わないでいられようか。

王宮でガイドブックを置き忘れた。20分後に戻ってみると、なくなっている。守衛に聞いてみるが、シラナイという。どう考えても、嘘だ。あれは観光客が持っていって足しになるモノではない。そこに置き忘れたのは確実だった。なぜなら、後で写真を見返してみると置き忘れたガイドブックがちゃんと置き忘れたまま写っているのだから。
実に意地の悪い人間に多く出会う。なんとまあ、不思議なほどで、これは共産国家だから、市場経済は導入されたが、どうなんだろう、そういうことか、と思うようなことが次々と展開される。
ガイドブックはあるにこしたことはないが、なくなってもどうということはない。
フラフラ歩いて、気に入った店に入る。それでいいのだ。観光客ではなく、ただ、時間をふらりと過ごすためにやってきただけなのだから。

明日はホイアンに行くことにする。
ホイアンで一泊し、ダナンに入り、そのまま帰国である。まだ、なんか緩んでいない。逆に首のあたりに痛みが出てきた感じである。疲れが今頃になって出てきたということだろうか?
by kikh | 2005-12-22 01:04 |
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