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★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
12/23 MY SON Sanctuary
朝、起きて、さてどうしたものか?今日は。ダナンでノンビリ。いやいやホイアンでのんびり?と考えていた。なんせガイドブックをなくしてしまったために、こちらの人に聞いて、どうするか考えようとしたが、どうも要領を得ない。英語がみんな怪しい。分かったのか、分からないのか、はっきりとしない返事を寄こす人がとても多くて困った。
で、まあ、ホイアンがなんだか分からないので、本屋で英語のホイアンガイドを買ってみると、My Son Sanctuary という世界遺産に登録された遺跡があるらしいので、急きょ、見に行くことにする。
ホテルのフロントやトラベルエージェントに聞いてみると、どこも朝8時半に出発し、昼の1時には戻ってくる、という。そのときは、もう11時だった。タクシーならいくらかかる?US$で25$だという。とんでもねえ、25$?じゃあ、いいや、バイクタクシーと交渉だ、というので、バイクタクシーでかなり安上がりにMy Son 遺跡に行って来た。それにしても寒さに震えた。片道1時間10分もバイクに乗っていると、ガタガタとふるえがくる。自分で行くか?いや、俺は道がわからないので、乗っけてってよ。じゃあ、いくらいくら?いや、たけえ。ダメ。じゃあ・・・・。いいよ、もう。いや、・・・・と、交渉し、6$で行ってもらった。

面白いのは遺跡もそうだけれど、バイクに乗りつつ、生の風に当たり、田舎の人々の姿をたくさん眺められることだ。これがバスに乗ったり、タクシーに乗ったのではこういうわけにはいかない。
ベトナムは、こちらの色彩感覚がおかしくなったのではないかというくらい、気味悪いほど、原色に近い、濃いパステルカラーを多用する。学生たちのアオザイの制服は、あれは戒めなのではないか?ついつい、色が氾濫してしまう性向を白い制服でしっかりと固定する。

それにしても郊外に出ると、いかにここが穀倉地帯であるかを知ることになる。田圃、田圃、田圃が続く。まだまだ機械化されているわけではなく、活躍するのは牛である。天秤棒を担ぐおんなたちの姿がたくましい。顔つきも、たくましい。思えば、日本は食を外国に頼る国になってしまった。これは、危機以外の何ものでもない。何も起きないとは限らない。これも重要なリスクヘッジだと思うのだが、そういうことにはこの国の指導者たちは意識が向かないらしい。

My Son遺跡は、確かにすごかった。僕が行ったのが、もう昼1時を回り、ほとんどのツアーが終了した後であったことが幸いし、人がほとんどいなかった。これはまさに正しい遺跡との対面の仕方である。観光客は邪魔でしかない。
何も知らずに行ったが、この遺跡はなんともさまざまな宗教が混ざり合っているようで、不思議な感覚に陥った。ヒンズーと仏教、それ以外にも多くの宗教が混じっているのではないか。そして、この山の中。こんなところになにゆえにこのような遺跡を作ったのだろうか?
風が吹き抜け、時間がゆったりと流れ、遺跡と草に飲まれそうな気分だった。どんよりと曇った空であったが、まるで見えない雲が空から降ってくるように感じて、軽さと重さの狭間、ちゅうぶらりんな感覚の中に僕はいた。

しばらく山の中を歩き、寒いバイクでホイアンに戻り、ホイアン料理の代表的レストランというところで遅い遅い昼食を摂り、大慌てでダナン行きのローカルバスに飛び乗る。
面白かったのは、このローカルバスステーションまで、バイクタクシーで行ったのだけれど、ダナン行きのバスが出たばかり。バイクはこのバスを追いかけ、クラクションを鳴らし、手を振り、とやっているとバスは止まったのだ。
バスに乗る。
なんか、一時間ばかり走る。繁華街らしいところに出る。そろそろかな。ダナン行きと聞いていたのでラストストップまで行けばいいだろう、ってな具合で乗っていたのだ。だが、繁華街を通り過ぎ、どんどん寂れた方へと移動していくが止まらない。おいおい、ダナン行きだろ?って、いろいろ聞くが、誰も英語を理解しない。仕方なく、降りた。

いったい、どこだ、ここは。
人通りはあるが、誰も英語を理解せず、さて、どうしたもんか。もう暗闇である。
途方に暮れつつ、とぼとぼと歩いていると、必ず声をかけてくる人がいるものなのだ、ここベトナムでは。なんせ、みんな稼ぎたいのである。おいおい、バイクタクシーだぜ。
と、英語を理解するジイサンであった。で、とりあえず、ダナンのダウンタウンまで行く。
ダウンタウンではコーヒーショップを探す。見つからない。
と、今度はぴったりとトクトクが側に貼り付いて、離れない。いくらいいと言っても離れない。このおっさんがなんとも愛らしい顔をしているので、まあ、いいや、と追い払いもせず、一緒に歩く。
いや、俺は歩き、オッサンはトクトクで乗れ乗れ、と言ってくる。
おっさん、おいおい、フライトタイムが迫っているんだから、こんなところでカフェなんぞを探していないで、エアポートへ行った方が身のためだ、みたいなことを言ってくる。
そりゃあ、そうだ、と結局、20分、歩いて見つからないので、おっさんのトクトクでゆるゆると空港へ向かう。

ダナン発19時40分。ホーチミン着21時。
24時発の成田行きに乗るために、いま、ホーチミンの空港で書いている。そして、ここではワイアレスランが使えるのだ。
だから、つれづれなるままに今日のことを一筆。
日本はもう1時を回っている。ここは今、23時1分だ。
by kikh | 2005-12-24 01:03 |
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