人気ブログランキング | 話題のタグを見る
★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
12/24 帰国
昼前に帰国。

日本航空に乗ってスチュワーデスの動きを見ていると、これほど親切丁寧な対応をするのは、やっぱり日本の航空会社だなあ、と思ってしまう。

このJALの前に、ベトナム航空でダナンからホーチミンまで来たのだが、このとき、ダナン空港に止まっていた機内で、スチュワーデス(おっと、フライトアテンダントと言わねばならんのだったな、今は)と観客とのもめ事があった。一切、スチュワーデスが、引かない。何を揉めていたかは分からない。ベトナム語だったので。
しかし、日系だったら、いかにも下手に、済みません、済みませんと言いつつ、相手に身を引かせるみたいな対応をするだろうけれど、この直接、顔を鬼にしてやり合ってしまうスチュワーデスがいるのだとびっくりした次第だった。
けれど、まあ、たいていはこっちの系列で、日系のスチュワーデスの方が珍しい、世界的には。

日本からベトナム入りするとき、JALのあるスチュワーデスが、コーヒーをこぼしたのだな。そしたら、もうその後が凄い。次から次へとやってきて、客に対し、済まない、済まないと連発し、客が大丈夫、ありがとうと言っているにもかかわらず、上司が出てきて、不具合をしでかしてしまい・・・とまた、下手。もめ事を起こさないことが、何と言っても美意識のトップに位置する日本人らしい思考が透けて見えた。

これは決して非難されるべき態度ではない。しかし、俺なんぞは、もう一回いいって言ったんだから、うるせえんだよ、と思ってしまう。何度も何度も、なんで謝るのだ、適当にヤメロヨ、と言いたくなってくる。

僕はエマージェンシーシートに座っていて、シンガポール人スチュワーデスが、その前の席に着陸時、着席するとき、済みません、失礼します。と言って座ったのだ。なかなかきれいなスチュワーデスであった。とまあ、それはさておき、この人、まず、こういう習慣のないところで、育っていたにもかかわらず、JALに就職。社内教育で、「済みません、失礼します」と言って、座れ、と教育されたのだろうなあ、と少し寂しく思うのである。
これが日本流のコミュニケーションの取り方とは言え、シンガポーリアンが、物腰を日本流にし、顔つきも日本人の如く静かなたたずまいで、「済みません、失礼します」と言っているのだ。座ることは、当然のことである。着陸時なんだから。そしてそこに座るのも通常のことである。それをいちいち「済みません」と挨拶する。これって奇妙だとなぜ思わないのか。これぞ、日本なんだろう?しかし、馬鹿丁寧だ。柔らかな微笑み、軽い会釈くらいでいいだろうと思うのである。

日本では未だにお歳暮やお中元が幅を利かせている。効果的だからお中元、お歳暮なんだろう。人間関係とは目に見えないところにある、というのも最もである。それは心を伝えることでもある、と言うのも。昔の連中は蕩尽を行なったではないか。しかし、この蕩尽とは見返りを一切期待しない蕩尽であった。見返りを期待する蕩尽はなんか、嫌だ。

帰国し、外の空気に触れると、寒さが一気に襲ってきた。ベトナムも寒かった。日本はもっと寒い。しかし、日本には暖房がある。ベトナムは寒くても扉を開けはなっている。暖房など一切ない。
どどっと鼻水が流れ落ちる感じ。
やべ、風邪か?
昨夜は寝られなかったから、少しでも休息しなければ。ベトナムが休息であったはずなのに。
そう、確かに。だが、ベトナムは休息であると同時に、何か戦いもあった。
by kikh | 2005-12-25 17:12 |
<< 12/25 クリスマスの日 12/23 MY SON Sa... >>


S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
カテゴリ
以前の記事
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
関連リンク