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★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
4/5 雨の日
 今日は雨になった。
 とってもしばらくぶりのような感じである。実際はどうか分からないが、ぼくにとって、とても久しぶりのような感覚である。雨だからといって憂鬱になるわけでも楽しくなるわけでもない。快晴は好きだけれど、雨は面倒で、鬱陶しいが、情景を美しく見せるので気持ちがいい。気持ちよければ、足取りは軽くなるというものだ。雨に足下が濡れるのも厭わずに、なんとなく歩きたくなったりする。

 今日は、やたらと寿司が食いたくなった。食いたいが、中野で開いている寿司屋を見つけることができず、いや、もちろん昼飯であるが、酢飯が欲しくなった。酢飯を食うことの楽しさ。口の中がブワッと広がる快感。鼻に抜ける爽快さ。手で持った時の、何とも言えず、暖かな、ほのかな、感触。それを思っただけで寿司が食いたくなる。もちろん回転寿司はダメである。情緒もへったくれもない。なんにもない。
 書店で寿司の本を買ってしまった。これを見ているだけで楽しくなる。
 で、昼飯は小料理屋で、と相成った。

 早朝、会議。
 最近、内部の会議というと女性ばかりになりつつある。しかし、とかく女性たちは、人の話を聞かない。まず自分の思いを伝えたいという意志が働くのだろう。それがいいように動くこともあるが、都合のいいところばかり捕らえられてもなあ、なんである。

 昼過ぎに国際交流基金に行く。これは来年度、モスクワやサンクトペテルブルク、オムスク、ノボシとかでやらないか、という話があるためである。ロシアはチェーホフの国でもあるから、そこで「三人姉妹」をやるのは、受け止められ方が賛否渦巻くような気がしている。だからやってみたいとの思いが強い。けれど、問題もたくさんある。ロシアや中国はまだまだ難しい。

 さっさと移動して森下スタジオで稽古。
 「レンチ」稽古。結局、現時点では24分が出来上がりつつある。動きの緊密度はまだまだだが、緊迫感と滑稽味を兼ね備えたレンチな作品を、と思って作っている。Wrenchとはねじれた、という意味で、そのねじれ具合を楽しんでいる。たぶん30分程度の作品にはなるだろう。技術的にはまだまだ問題ありなので、技術だけではない部分を開発していく必要がある。これはいつでもそうだが、やっぱりこうやって研究生と作品作りなどを行うと、ああ、もっと技術が、もっとテクニックを!と強く言いたくなるが、しかし、できない、ということは常に、別の方法論が求められるということで、そういう意味では面白い。
 P.A.I.の卒業公演では毎年のことだが、「春の祭典」(今年は前半部しかやらない)を行い、そして今年は「レンチ」が加わり、彼らの個人作品発表もある。「春祭」と「レンチ」だけでも結構、見応えはあるだろう。

 稽古後に外苑前で阪野さんと引っ越しの件で打ち合わせ。終電近くまで。
by kikh | 2006-04-06 00:22 | 日々の記録
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