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★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
4/20 いろいろと
 日本ハムファイターズの新庄が引退宣言をした。
 相変わらず、やってくれるねえ、新庄、だ。誰も真似のできない軽薄さと脳天気さと、それと同時に、すばらしく機を見るに敏な能力に脱帽だ。一見、阿呆なんだが、その阿呆さが格好良いと思わせるのは天賦のものだろう。阿呆に見せているのか、阿呆なのか?たぶん一種の阿呆なんだが、それは俺も似たようなもんであるから、阿呆新庄のことはよく分かる。けれど、あそこまで機を見るに敏ではないからなあ。新庄を見習わなくてはならん。

 先日、この私めのダイアリーについて、いろいろ言う人がいる、という話を聞かされた。「あれじゃ敵を作るよねえ」という人が、ままいるそうだ。敵を作るようなことは書いてはいないつもりなんだが、それでも敵を作るらしい。人は褒められたいと思い、否定されたり、けなされたりすることには大変な抵抗感があるということで、そんなことは分かっているけれど、ううむ、難しいのは人の心かな、である。まあ、それはさ、俺にしたって決して貶されていい気分ってことはないからな。ぼくの場合は貶され慣れてしまっているので、どうってことはないのだが・・。とは言え、貶されていい気分ではない。だから、誰も同じなんだろう。しかし、理屈というものがある。貶されていい気分ではないが、納得できることだったら素直に受け止めたいではないか。その納得できる部分でさえ、一時的には納得したくない心があったりするんだが、真摯に受け止められる姿勢を持つことの重要性を認識しておきたいものだ。

 CDがグッチャグッチャになってしまっていて、散乱していたので、整理する。整理していてびっくりしたのは、ブラジル音楽の多さだった。50枚くらいはあるかも知れない。いったいいつの間に購入したのだろう、と我ながら、ほとんど記憶にない。ブラジル音楽に興味を持ったのは、もうかれこれ30年も前になり、だが、CDが普及し出したのは1990年頃だったと思うから、それ以前はLPレコードがほとんどで、LPレコードでもブラジルものは結構、持っているんである。それがCDに変わって、ここ17,8年くらいの間に購入したものが50枚くらいにはなるということである。
 ブラジル音楽のおもしろさは、ひとつには抜けである。頑張って歌わないのである。さらりと歌う。さらりとかわす。さらりと合いの手。そのさらりさらりの中で、じわりと心情が伝わってきたりして、ぐらりと揺れる。カエターノベローゾの歌を聴いていると、なんともふわりとし、気分よく時間が過ぎ去っていく。

 朝は今日は多摩美へ。
 八王子駅に降り立ったら嵐みたいな雨風で、こりゃあ学生はあまり来てないだろう、と思って教室へ入ると、驚くほどにあふれ返っている。出席だってどうだっていいし、来なくたっていい、だけど、途中退席なんてもってのほかだから、来たくなければ、来るな、ただし、聴く気があるなら真剣に聴けよ、とだけは言ってある。だから、ぞぞっと減っているかと思いきや、逆に増えているじゃねえか。まいったな。
 パフォーミングアーツ概論という授業をやっているのだけれど、正直、横文字にすればいいというものではない。パフォーミングアーツなんて言うとちょいと難しく聞こえ、同時にちょいと格好良く、面白そうに感じたりするのだろう、みんな興味津々だ。興味を持つのは悪いことではない。けれど、何も分からない。何も知らない。質問と言っても、何を質問したらいいか、分からないようだ。そりゃあそうかもな。分からなくて当然かもな、と思う。

 授業が終わると雨が上がり、気温がグッと暑くなった。
 
 喫茶店で本読み。暖かさにウツラウツラ。何とも気分のいい時間を過ごし、再び構造について考える。

 夜、打ち合わせをずっと。最終まで。

 自宅に戻って、焼酎「百年の孤独」を飲む。くうう、うまい。

 心配事項がひとつ。熊谷が一昨日から入院している。フィッシャー症候群という病気だそうだ。
 ネットで調べてみるとたいていは数ヶ月で完治するとのことで、ホッとした。だが、われらは身体が命。その身体をこわすようなことをしてはいけない、と言いたいところだけれど、原因は不明らしい。
 早々に見舞いに行かなくては。
by kikh | 2006-04-21 00:53 | 日々の記録
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