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★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
6/12 初戦敗退。困った事態
 東京に戻ってきて、エッセーを書いていたり、「僕の青空」に備えての準備をいろいろとやり出していたら、もう12日になってしまっていた。

 サッカーは終わっただろう。クロアチアとブラジル、ともに勝つなんてことは万にひとつもあるまい。
 特にこれからの立て直しは大変だ。たぶん、がっかりした連中はサッカーから離れていくだろう。人気はそう簡単には、取り戻せまい。Jリーグが発足して以来、今までは流れに乗って良かった。流れに乗り続けるためには、やはり予選は突破しなければいけなかったのである。でも、これも宿命だ。力がないのに、あると錯覚しても、やっぱりなかったんだ、と思うのが正しい。これからはサッカー界は、相当苦しむ時期に突入したと言っていい。

 いくら中盤でパス回しがうまくても、点が取れなければ意味がないし、バックも守り切れなければ意味がない。最後で一気にドドドッとやられてしまうような心では、当分は無理だなあと思った次第である。要は最後は心が試されるのだ。力量が一緒なら、心がどれだけ強いかである。

 しかし、オーストラリアのフィジカル面での強さが目にいたかった。ガタイがしっかりしていることが世界的には肝心なのだ。世界の第一線で活躍するサッカー選手で線が細い選手はほとんど見あたらない。みんな、がっしりしたガタイである。比較してみると、中田にしても中村にしても、みんな、体型は細い。日本スタンダードで考えれば、素敵な体型ということになるのだろうが。でも、日本スタンダードで考えていたんではダメなんである。そんな細身の身体で、よくやっていると思った方がいいかもしれないと思うのだ。
 これからの日本の課題は、身体作りをどうするかが求められよう。戦闘能力の高い身体は絶対に細い身体ではない。サッカーは近代のスポーツではあるが、もともとは闘いの競技だったのだから、戦闘能力の高いボディが求められるのは当然だ。
 テクニックに関しては、日本人は職人性が高いから、必ずや高いテクニックを持った選手は出てくると思う。だが、ガタイは意識して、食事と、そのための運動を考えないと、世界に比した選手は出来得ないのではないか。
 心はその図太い身体から生まれる。柳沢にしても高原にしても、もちろん中村や中田にしても、どうも弱々しく感じられる。
 このあたりを日本サッカー連盟は即刻、考えだすべきと思う。
 
by kikh | 2006-06-13 03:21 | 日々の記録
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