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★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
1/27 疲れにまみれる

 しばらくぶりに、どっと襲ってくるような疲れに動けなかった。
 やらねばならないことがたくさんあるのは、その通りなのだけれど、ぐったりとしたまま、身動きが取れない。やっぱり40時間も移動に時間をかけるのは疲れるものだと改めて感じた。とは言え、今年はあとブラジルにも行かなくてはならないから、また疲れることになる。でもブラジルは楽しいからいいのだ。セイゲンがブラジルに行っていたはずだなあ。サルバドールに行きたいとなんとなく思っている。バイーアの州都がサルバドールである。バイーアに行きたいのだ。バイーアで音楽に浸りたいと思っている。ブラジルは大きなキーを握っていると考えている。いや、ブラジル的な思考方法だ。

 日本のテレビを付ける。何の発見もない。不在だった間にNHKと朝日新聞の戦いがあったのだそうだ。NHKと朝日。まあ、どっちもどっちだ。朝日もNHKもどうも権力を持っていると思っている嫌らしさがつきまとっている。
 朝日には舞台芸術賞というのがある。読売にもあるな。演劇賞だったかな。パパ・タラフマラは候補にすら登らない。そりゃあ登るはずもない。審査員を見ればわかる。賞というのは所詮、賞にすぎない。だから賞をもらったって特別、嬉しくはない。(パパ・タラフマラはただし、海外の賞だけはいくつか取っている。国内は何もない。)しかし、国内の賞は助成金に結びつく。そして観客は賞をもらっているならば、さぞかしいいものだろうと思う。そういうものだ。審査員になるには、年を取り、それなりに分かっている人でないと難しい。しかし、「分かっている」というのが厄介だ。一般的に「分かっている人」でなくてはならない。パパ・タラフマラは境界を突き進んでいくことこそが肝心だと思っているカンパニーである。境界を進まなくては意味がない。なぜならそれこそが文化であり、最も新しさを発見できる方法だからだ。しかし審査には、新しさは苦手である。ちょっと一歩先でないと厳しいだろうなあ。
この前、大谷さんとの話で書いたことではあるが、やっぱり日本の観客は、どんどん一方的になっているように思えてならない。総体を捉えることができない人がどんどん増えているということだ。総体とは何か?まるごと感じ取る能力である。「感じ取る」能力が落ちればどうなるか?細部を見る。細部しか見ることができなくなる。だからわかりやすさが非常に重要な鍵になる。どうすればいいのだろうと思う。日本人に合わせた作品が重要なのだろうか?
by kikh | 2005-01-28 12:18
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