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★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
9/24 マクロードガンジ初日の途中
 途中までである。
 インドはネット環境はヒドイものだから、またいつ繋がるか分からなかったりする。ランがすべて落ちて、無理だったこともあるからだ。

 だから、今日、途中まで、というのはここはまだ夕方の5時半だ。

 そこまでの分をアップしておく。

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  朝、ここマクロードガンジを歩いてみて驚いた。まったくここはチベット人の街で、町中はチベット一色であり、そこかしこにいる人たちも観光客を除くとチベット人ばかりである。インド人はほとんど見かけない。ここはインドなんだろうか、と驚くけれど、これもまたインドなんだろう。それこそ、顔つきを見れば、いくらカシュミール人がインド人とは違うと言っても、カシュミール人とインド人の区別はたいして付かないけれど、インド人とチベット人の違いは明白で、こりゃあ、当然メンタリティも違うだろう、とそう思えるような顔つきをしている。インドは広い。日本と琉球は違うと言っても、ここまでの違いは見いだせまい。アジアも確かにモンゴリアンはモンゴリアンという顔をしている。突然、ホッと出来る場所に入り込んだ感じだ。
 
 台本書きは全然、順調に進んでいない。もちろん帰国までには終わらせる予定だが、それにしても進んでいない。このダラムサラ、マクロードガンジの雰囲気は進行させるに充分である。その意味でとっても意味がある。いやあ、やっとほっとできるところに来た、という感じだ。インターネットカフェもあるし、シュリーナガルとは大きな違いだ。あそこは半ば牢獄みたいなもんだった。自由を装った軟禁状態である。何もできない。一度だけインターネットカフェに行ったけれど、その日はすべてのインターネットがダウンし、誰も使用できないということだった。もう数日、Eメールのチェックができていない。怖い。数日チェックできないと、その返信をするだけで大変になるからだ。

 今日、やっと、すごくホッと出来るホテルに滞在することができた。もう何というか、良いホテルというのは、そういう雰囲気が漂っている。だから見つけるのもさほど難しくはない。昨夜、泊ったホテルは悪くはないモノの、どうも気分の悪さが漂っていた。それは、ハウスボートと似たようなもので、ハウスボート自体はステキなのだが、どうも人間が気色悪い、そういう匂いとでも言ったらいいだろうか。結局は、人なんである。たいしたことがないホテルでも、そこにいる人でもってよく見えてしまったりする。それは設備自体は悪くても、どこまで行き届いているか、目が届き、手が入り、気分のいい環境を作り出せているかなのである。だから、つくづく思うが、仕事というのはやればいいというものではない。やって、どこまで自分がその仕事に対し責任を負い、納得できる状況までもって来れたかであろう。
by kikh | 2006-09-24 21:05 |
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