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★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
9/25 ダライラマ
 もう25日も終わりの時間になっているが、足首が腫れて痛い。筋肉痛はずいぶん治まったけれど、足首はズキズキ、ズシリと痛い。あの痛みがやってきたらとても歩くどころではないので、あれがやってこないのを祈るばかりだ。痛み止めの錠剤を持ってきたから助かっている。確かに痛みは軽くなる。

 今日はダライラマの寺院に行く。ここを本拠としてダライラマの中国政府に対する抵抗運動が始まり、ここを拠点にしてダライラマはノーベル平和賞を受けたのだった。
 写真を撮っていたら、ある中年の坊主が近づいてきて、ここは撮影してもいい、ここは禁止、と細かく言ってくる。それからも何カ所か、僕の後を付いてくるかのようにして、人のことを見つめている。どうも親近感を持ってくれたらしい。と突然、チベット仏教は何であるかを教えようと言いだし、語り出した。チベット仏教は、実は大乗仏教、小乗仏教、密宗・・・こう彼が漢字で書いていたが、この密宗というのは密教のことだろうか?これらすべてが集まったものがチベット仏教なのだという。大乗仏教は中国、韓国を経て、日本に流れ、小乗はスリランカ、タイなどで発達し、加えて密宗までがチベットに流れ、チベットの仏教とは、だから、すべてを包括する仏教なのだというのである。
おまえはブディストか?と聞くので、日本人のほとんどのメンタリティはブディズムだ、と答える。間違いなくブディズムが基盤にあるのが日本人である。
それにしても面白いのは、この寺院が住まいと一体になり、住まいの中に寺院があるような感覚に陥るのだ。こんな寺院を見たのは初めてであった。

 寺院内にあるカフェに入ると、なんともモダンである。まったくマッチしていない。音楽もここだけはアメリカンポップで、どうも変な感じ。だが、気分はなかなかいいのだから不思議である。

 それからTibetan Institute of the Performing Arts に行く。俗称TIPA。
 と、こう書いて、突然、今、思い出した。そうだ、TIPAじゃないか。でもまったく思い出さなかった。
授業風景を見ようとして事務局に行くと、あと30分待っていろ、と言われる。それで外に出て、グランド(と言っても狭いのだが)を見つめていると、向こう側で楽器を弾き、歌を歌うふたり組の女性陣が手を振ってくる。僕は歌の中の振付だろうと思って、知らぬ振りをしていた。と、先ほどの事務局の男がツカツカと寄ってきて、何かと話しかけてきて、茶でも飲むか?と、急にミルクティを入れてきてくれた。ズンズン話をしていくと、どうも彼にとって僕は親戚のような感じがすると言い出した。するとそこに先ほどの女性のふたり組(これが上手いんだ、歌も楽器も)が、やってきて、チベット人か?と聞いてくる。日本人と言うと、まあ、いつものことなんだが、まるで日本人に見えないよ、というところから始まり、いろいろと1時間近くも話し込んでしまった。
そこかしこで楽器の音がなり、向こう側の校舎では衣装作りのコースがあり、舞踊も演劇も楽器も歌も、全部この学校ではやっていると言うのだ。そう、僕は学校だと思っていたから、全然ピンと来なかったのだ。
 その女性陣はかなり世界中で公演している、日本にも3回、行っている。東京と大阪、ほかにも・・ううん、と悩んでいたが、名称が出てこなかった。2ヶ月前にも浅草公会堂でやったらしい。
 ということで、本日はまったく授業を見れず仕舞い。だが、ここの学校の生徒たちは全国選りすぐりらしく、ここを出たら、その後、仕事には困らないらしい。

 で、突然思い出したTIPAの話。
 僕がつくば舞台芸術監督をしていた最初の頃に、そう言えば、TIPAの公演をやったことがあったことを思い出したのだ。今でも僕のCD入れには、中身がどこかへ行ってしまったTIPAの音楽CDケースが残っている。そうか、TIPAはこんなところにあっのか、とビックリするような偶然に、なんかいろいろと感じ、世界は狭いなあと改めて思ってしまった。
 明日、朝に来ることを約束して、本日は離れる。
by kikh | 2006-09-26 23:26 |
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