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★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
2/2 理念と現実
 午前中はダラダラする。昼、いろいろと仕事。夕方から中村明一コンサートのために、メイキャップの柳さんに中村さんの髪を切ってもらう。中村さん、少々とんがった方がいいと思っていたが、その通りになった。髪が重かったのが、軽くなり、締まった。これがいい。衣装は久保薗美鈴にやってもらっているが、少々の手直しが必要だろう。

 夜、戻ってきて、テレビを付ける。福島さんという脳外科医の事が放送されていた。脳腫瘍の摘出は、頭蓋骨を大きく取り外してから行うのだが、この福島医師は、2~3センチの穴しか開けない。これだけで驚きだが、その穴から100種以上もの、自分自身で開発に携わった器具を使い分けて、見事に腫瘍を切り取っていく。大変な技術の持ち主であることはテレビを見ていてもわかる。だから、彼の手術には多くの若手医師たちが見学に訪れるのだとか。まさに医師の鏡。
だが、日本では、異端視されたそうだ。2~3センチしか穴を開けないとか、新しい器具作りに携わったりするのはきちんとした医師のすることではないとされ、結局はアメリカへ十数年前に脱出、今では、再び逆輸入の形で、時々日本に戻ってきては、多くのオペを行い、とって返すようにして、アメリカへ、そんな生活をしているそうだ。
 本当にいい顔をしていた。こんな顔をした人ばかりの世の中だったら、すばらしい世になるのだろう。もう60を越えているというのに、まるで年齢を感じさせない。その若々しさ、待っている患者を助けなくては、という使命感。今、珍しく理念で生きる人だなあと感じ、とてもすがすがしい気分になった。
 人は余計な雑念が入ると醜くなる。どうすれば、何もかもがうまくいくのか考えると実は、さほど困難なことではない。敬虔さを持つこと。それに尽きるように思う。
by kikh | 2005-02-03 08:32
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