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★小池博史★演出家・振付家・美術家・作家・写真家

by kikh
 
3/9 申請書&掃除&梅村くん
 昨夜、提出された申請書を見て、こりゃ駄目だ、と全部、2時間かけて書き直したのが深夜。なにをやろうとしているのか、なにをやりたいのかが明確ではない。申請書は、見てすぐに理解することが肝心な書類である。だから、自分の試行錯誤を申請書に出したのでは仕方がない。
 
 朝になって、予算書が出てきたので、これをチェックすると、やはり金のことがよくわかっていないので修正。
 
 終わってから、今日は実家に帰ろうと思っていたのだが、自宅が汚いのを思い出し、掃除を始めると、全然終わらない。8時間も掃除をしてしまった。掃除の根幹はホコリ取りだと僕は思うのである。ゴミが落ちていても良いが、ホコリが舞っているのは、いただけない。しかし、事務所でもゴミを取り払っても、みんなホコリ取りを忘れるのである。これがわからない、僕には。ホコリだ。ホコリ、こいつをきれいに取らないうちは掃除をしたことにゃあならないと僕は思う。
 掃除をすると、どんどん垢が落ちていくような気になる。余計な本も捨ててしまいたい。余分なものはどんどんそぎ落とすに限るのである。しかし、捨てるのは面倒でもあるから、つい、あとでいいや、となってしまう。

 2007年度分として、文化庁の重点支援が二つ通った。かなりホッとした。
 ひとつはロシア・アメリカツアー。
 もうひとつは「トウキョウ⇔ブエノスアイレス書簡」。だから、たぶん、このまま行けたら、パパ・タラフマラ初の生演奏による「トウキョウ⇔ブエノスアイレス」公演になるだろう。それも、あの中川俊郎さんである。中川さんの全編作曲による生演奏とはなんとも贅沢なんてもんじゃないくらい素敵な公演になることと思う。もちろん舞台と語り合わない生演奏では困るのだが。

 昨日、それで、アサヒアートスクエアに下見に行く。浅草は降りただけで楽しくなる。時間が漂っているようで、スッと気が通るような感覚になる。
 そして、国際フォーラムに行く。今、東京舞台芸術見本市が開かれているのだ。もう、知り合いばかりで、とっとと立ち去りたくなる。が、メキシコから来ている演出家兼政府組織の偉い男と立ち話。メキシコのペドロパラモとアルトーで盛り上がる。この人もペドロパラモを舞台化していると言う。
 基金の金井さんといろいろと話。


 掃除を終えてから、近くのカフェに入ると、梅村君が隣りにいた。かのフランクザッパ少年だった男だが、今では数多いザッパCDの半数以上のジャケットデザインを手がけている。その彼が、新しいデザインしたばかりのザッパCDを3枚取り出した。まだ、お披露目していないCDジャケットだそうだ。そこでなにをやっていきたいの?と聞くと、「結局、僕がやりたいのは、ナンセンスな笑いとアバンギャルドなんですよね」と言っている。いろいろ話をすると、結局、おれがやっていることともずいぶん似通ったことをしているのである。考え方も遠くはない。かなり近いと言っていい。
 パパ・タラフマラ初期の舞台のほとんどには舞台上に立ち、ずいぶんチラシ、ポスターデザインもやってもらっていたが、あの風貌、雰囲気、まるで変わらず、やっていることも変わらず、今、病気もせずに、コツコツと自身を築いていっている姿に、少し感激したのだった。あの頃は少し方向性は違うよなあと思っていたが、さほど遠くなかったのだなあ、とビックリした。
 思えば、この「日々のうひょひょ」の「うひょひょ」は梅村君のマンガタイトルから取ったのであった。
 しかし、今の日本でナンセンスな笑い、シニカルさ、ギャグというよりユーモア、そしてアバンギャルド・・・・ううん、遠いなあと思う。
 「この前、やンファーブルを見てきたけど、あれは文化のバックグラウンドが日本とは全然違う、ああいうことをベルギー政府は支えているのだから、スゴイ」というようなことを言った。まあ、それは日本とは全然違う。日本は、ううむ、「真ん中の真ん中」が好きな国民である。
by kikh | 2007-03-10 01:24 | 日々の記録
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